
先日、家人が代車で借りてきたゴルフ7に、17インチのトランザが装着されていたので、ほんのちょこっと走らせてみました。いつものように時間をかけて、様々な状況で走らせることができませんでしたので、パッと乗りの印象になります。タイヤよりもクルマのインプレになってしまうかもです。

銘柄
Bridgestone TURANZA T001 ブリヂストン トランザT001
サイズ 225/45R17 91W
製造国 ポーランド
製造年/週 2016年/30週
溝残量 約7mm

使用車両はゴルフ7。調査不足で詳細が分からず申し訳ありませんが、車検証を見ると1.2Lターボなので、トレンドラインかコンフォートライン系でしょうか。リアサスはトーションビーム。なぜか17インチを履いています。限定車ですかね。走行距離は4000キロ程度。毎度フレッシュな代車を貸していただいて、有り難い限りです。
さて、どう書いていこうかと悩みましたが、以前、ゴルフ7の1.2L系は何度か試乗しており、その時は16インチ装着車でした。その時の印象と比較しながら、タイヤの素性を探ってみます。
この車両、DSGの制御が巧みでした。スタートや駐車時のギクシャク感が相当軽減されていました。年々ブラッシュアップが進んでおります。
見えにくいですが、パドルシフトも付いています。ステアリングと供回りするタイプ。
そんな訳でスムーズに発進しタイヤの感触を確かめる訳ですが、第一印象は、「ブリヂストンのタイヤ」というイメージ通りでした。精度感あり綺麗に転がっているのでしょうが、滑らかさは薄く、何とも硬質な雰囲気。中空でなく、芯までゴムが詰まっているようなイメージ。撓みなどは一切感じません。ケース剛性高いですね。
音について。ゴルフ7の遮音も良いせいか、あまり気になりません。舗装状態による音量の変化は少ないです。パターンノイズも良くチェックされている感じ。
トレッドパターンはこんな感じ。2本の太いストレートグルーブが印象的。
決して柔らかいという印象は無いですが、縦のダンピングは十分で快適性は17インチを考慮すれば次第点はクリアしています。ただ、16インチの印象と比較すると、インチアップしましたよという感覚はあります。軽微なワンダリング、バタつき感も散見され、16インチのほうが上質に感じます。
逆に、16インチで顕著だった曖昧な雰囲気は消え去り、すっきり、シンプル、わかりやすいフィードバックが得られます。ダイレクト感が少し増したせいか、サスペンション形式と相まって、まるで「大きなポロ」のような乗り味です。そのくせ、ステアリングのセンターは割とダル目にしつけてあるので、神経質な印象は抱きません。
ゴルフ7のトーションビーム仕様で一番ネガだと感じる、リアのすわりの悪さ、粘りの無さが、この17インチトランザ装着車両ではかなり改善され、コーナーにも自信を持って飛び込めます。トレースの正確性が増しました。ドライのみの印象ですが、横グリップも必要十分以上だと感じます。そこそこ楽しめそうです。
本当にざっと駆け足ですが、こんな印象でした。欧州製でもBSはBS。しっかり味付けに一貫性があり、このフィールが好きな人を裏切りませんね。ただ、この足には17インチがベストとは言い難いので、16インチのトランザを履いた仕様があれば、バランスが取れて良さげな気がします。
王道というか、オーソドックスなコクピット。整理整頓、色気なし(笑) ブレませんね。
マイチェン前ゴルフ7はこれを含めて何度か乗りましたが、先ほども書きましたが、トーションビーム仕様は、良くも悪くも「大きなポロ」。特に動的性能、質感はプジョー308のほうが明確に優れていると感じています。実は十数年前、ゴルフ4と、当時ライバルとして登場したプジョー307を乗り比べた時にも同様の印象を持ちました。デジャヴのようです。その時は時期を置かず、ゴルフ5がデビューし、一気に307を追い越していったのでした。今度も、先般発売になった、所謂「ゴルフ7.5」が308をしのぐ性能を得ているのでしょうか。気になりますねぇ。
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タイヤ | 日記
Posted at
2017/07/01 16:57:53