
先月、207とルポ両方とも、スタッドレスタイヤを新調しています。これからぽつぽつと不定期で様子を報告していきます。
207に装着したのは
この小ブログを読んでいる方なら予想通りと言いますか、予定調和的に、
PIRELLI ICE ASIMMRTRICO(ピレリ アイス・アシンメトリコ)です。
サイズ 185/65R15 88Q(207指定サイズ)
製造国 中国
製造年/週 2016年/42週
ちなみにそれまで履いていたのは同サイズの、PIRELLI ICECONTROLでした。従って同ブランドの新旧比較ということにもなります。

DOTコード51はピレリの中国工場の番号 安かったが今年製造品でした

トレッドパターンはこんな感じ。ブリザックVRXに似ているという人もいますが、スタッドレス同士で比べるなら、パターンや思想はダンロップのウィンターマックスに近いか。さらに視野を広げると案外、ピレリのサマータイヤ、ドラゴンとかP1などの考え方をスタッドレスに踏襲?
ほら、こう見比べるとP1の考え方に近いと思いませんか。3本の太いストレートグルーブで排水性をしっかり確保して、両サイドのブロックパターンで剛性を確保しつつ、エッジ効果でグリップするみたいな、、、これ以上はシロートの妄言になるので語れませんが、パターンはサマータイヤに近く、サイプやコンパウンドの柔軟性や素材で氷上性能を担保する方向性に感じます。前作のアイス・コントロールとは見た感じは全く関連性のないタイヤに映ります。実際乗ってみると果たしてどうなのでしょうか。

ホイールは前回から流用。阿部商会が扱っているMAKのFIX。イタリアンブランドだがこれは中国生産の廉価版。ATSやボルベットなどと比べると表面処理甘く、経年でサビが出やすい傾向。価格ははっきり安い。じゃあ使えないかというと、バランスウエイトも少なめで、乗ってもシミー無く高精度。その上、案外重くないかも。
数百キロほど走行 ドライのみのインプレ
そろそろ一皮むけた感じではないかということで、軽くドライのみのインプレです。
静粛性はスタッドレスとすればかなり良。パターンノイズ少ない。前作アイスコントロールも新品時はさほど煩くなかったが、さらに静かになりました。
ドライでの乗り心地はぶっちゃけ前作そっくり。パターン激変しトレッドゴムも明らかに柔らかいですが、なぜかほぼ同じ。基本硬めです。ケース剛性が高い感じ。サマーのピレリが持つ硬さの中にも優しさありという感じではなく、単に硬め。スタッドレスとしては硬質ですっきりした乗り味。よってサマータイヤより乗り心地が良いということは、207に限ってはありません。M社のX-ICEとも乗り味全く別物です。
転がり抵抗は前作より少ないですね。ここもスタッドレスらしさは感じません。
高速道路も走ってみました。やはりノイズ少な目。手ごたえはさすがにサマーより軽めですが、不安になる感じはなく結構ビシーッと走ります。本当にQレンジでしょうか。Hくらいの雰囲気です。タイヤ屋さんのバランス調整の腕、ホイールの精度も関係しますが、フランス、オートルートの制限速度以上まで試しましたが(笑)、
全域に於いてシミー少なくスムーズ。価格を考えると大したものですね。ただ、これは前作も良かったので多少UPといったところか。
今のところこんな感じです。
言われなければ少し硬めのエコタイヤかと勘違いしそうな乗り味です。ドライ路面における前作からの改善点は、静粛性と転がり抵抗の軽減、それらによるすっきりした乗り味でしょうか。上質さまではもう一歩ですが、最近のピレリの売り、コスパの良さ、お値段以上の出来栄えはしっかり感じることができました。
後は、肝心の雪上/氷上性能はどうなのか。ただ単に氷で止まるというのではなく、目まぐるしく変化する実際の路上で実用に足るものか、さらにプラスアルファはあるのか、摩耗性や性能の低下の度合いなど、これからじっくり検証していきたいと思います。
Posted at 2016/12/17 12:59:14 | |
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