未だ冬真っ只中ではありますが、来るサマーシーズンに向けて、新発売のタイヤの動向を探っていきましょう。今回の②では、2銘柄を紹介します。
TOYO PROXES Sport トーヨー プロクセス・スポーツ

昨年11月に発表があったのですが、メーカーサイトにも続報がありませんねぇ。現行T1スポーツの後継ということで、同ブランドのフラッグシップですね。サイドの文字を隠してしまえば、どこの欧州タイヤかというトレッドパターン。このところワイドストレートグルーブに、割とパターンがあっさりしたストレートリブを組み合わせるのが主流ですよね。まさにそのトレンド通りですが、これは、コンパウンドや内部構造の進化に大きく依存していると思われます。「ナノバランステクノロジーは、ゴム材料を分子レベルで観察、予測、機能創造、精密制御することによって、理想的なゴム材料を高精度に開発する技術。」とCar Watchさんには書いてありましたが、要はシリカをミシュランのように上手く混ぜられるようになりましたよ~ということか。狙いとしては、コンパウンドでドライグリップは確保しておいて、シリカとサイド構造とトレッドパターンで低転がり抵抗とウェット性能を担保する感じでしょうか。日本では欧州車乗りにイマイチ食い込めていないプロクセス。国産乗りにも、それほど浸透しているとは言い難い。欧州での評価がカギになると思います。昨夏、207のタイヤ選びの時にも、プロクセスCF2は候補に挙がりましたが、どんなタイヤだか掴むことができず、採用しませんでした。プロクセスの今後に期待はしています。
CONTINENTAL ComfortContact CC6
コンチネンタル コンフォート・コンタクトCC6
アジア生産、販売のコンフォートコンタクトシリーズ。早くも6に進化しました。非常に特徴的なサイプの刻み方ですね。
マレーシアのコンチのサイトには以下のような見出しが躍っています。
Superior low noise levelExcellent comfortable rideHigh mileage performanceGood fuel efficiency静かで、乗り心地良くて、ライフが長くて、低燃費という、日本のタイヤのようなアピールですが(笑)、アジアのニーズは総じてこんなものでしょうか。とにかく特徴は、タクシータイヤのような、つるんとしたトレッドパターン。これで各種グリップレベルが担保されているのでしょうから、やはりコンパウンドの進化がなせる技だと思います。13インチから18インチまで、全32サイズのラインナップ。穏やかなサイズ中心ですが、現行のCC5も割安な価格設定ですので、そのあたりのコスパには期待したいです。エナジーセイバーやP1の良き対抗馬になってほしいです。ちなみに最近コンチネンタル社はタイヤ名称の最初にcontiとつけなくなりましたね。くどいんで、それで正解だと思います。
よろしければ下記も参照ください
気になるニュータイヤたち ①
気になるニュータイヤたち ③
Posted at 2017/01/28 16:24:48 | |
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タイヤ | 日記