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2018年09月22日 イイね!

2018年気になるニュータイヤ サマータイヤ編

昨年、2017年気になるニュータイヤシリーズを3回投稿しまして、未だに多い日には2ケタのアクセスがあるので、今年もご期待にお応えしてというのは偉そうですが、気になるタイヤが溜まってきましたので(笑)、やってみます。まず今回はサマータイヤ編です。

CONTINENTAL MaxContact MC6
(コンチネンタル マックス・コンタクト・エムシー・シックス)
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コンチのアジアンメイドシリーズも、CC6、UC6ときて、古参のMCシリーズも第6世代になりました。これでコンチの戦略がハッキリしましたね。要は欧州用とアジアパシフィック用を完全に分け、それぞれの中で各カテゴリーのタイヤをラインナップする方向性です。欧州用:スポーツコンタクト、プレミアムコンタクト、エココンタクト。 アジア用:マックスコンタクト、ウルトラコンタクト、コンフォートコンタクト。日本では欧州車や国産スポーツのOE補修用として欧州コンチも併売されるのでややこしいですが。単純に欧州用が上でアジア用が下ということでは無いので、ユーザーはそこを十分理解する必要があります。

それでこのMC6ですが、前作MC5にくらべ、よりスポーツ度を高めてきたようです。UC6が出来ましたからね。トレッドは、3リブ/4グルーブの近年主流のものですが、グルーブにスタビライザーバー、リブとリブをつなげる橋を渡して、変形を抑制したり、サイドの剛性を上げてやはり変形を抑えるなど、これだけ聞くと欧州コンチのようなカタいフィールを想像しますが一方で、アダプティブグリップコンパウンドを採用して路面の追従性を高めたり、エクストリームフォースコンストラクションという、低負荷時は柔軟に、高負荷時には堅牢になるというカーカス構造によって、コンフォート性能も担保している模様。

また、リブアングルを非対称にしたり、リブに切られたサイプも、方向がランダムなパターンで、欧州に比べて舗装状況が悪く、平滑性が低いアジアの舗装でも、安定したグリップや、極端な左右の流れが起きにくい配慮がなされているように思いますね。

展開されるのは、16インチは205/55R16のみで、後は17、18、19、20インチで全42サイズ。大半がXL仕様。価格的には欧州メイド品よりはリーズナブルな設定だろうから、これらサイズに当てはまるユーザーや、純正が欧州コンチで、概ね満足だけど乗り心地が、、、なんていう方は、積極的にリプレイス候補に挙げるべきではと思います。

FALKEN AZENIS FK510
(ファルケン アゼニス エフケーゴーイチゼロ)
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日本以外ではダンロップブランドと袂を分かった住友ゴム。今後海外ではファルケンブランドで再挑戦をはかります。そして、そのフラッグシップというべきがアゼニスFK510。欧州各タイヤテストでの評価も軒並み上々で、このアゼニスをはじめ、ジークス、シンセラ(いずれも欧州展開品)が、各カテゴリーで性能評価トップクラスの快進撃をみせています。住友の実力は確かでした。

このFK510も見ての通り、バリバリの欧州タイヤ風情で、国産スポーツタイヤにあるようなカッコいい(苦笑)トレッドパターンとは無縁。高性能を担保する取り組みも正攻法で、欧州スポーツタイヤの文法通り。トレッドの部位による剛性を使い分け、接地圧分布の最適化をはかり、真円度を高めサイドウォールの柔軟性を追求し、グリップ性能と快適性を両立。欧州ではとくに重視されるウェット性能も、ワイドでディープなグルーブでアクアプレーニングを抑制し、大量に均一に混ぜられたシリカコンパウンドでウェットグリップを高めているようです。

セグメント的には、ミシュランPS4、コンチスポコン6、ポテンザ001、アドバンV105、ピレリPZEROのクラス。実売価格も同セグメント他銘柄より安い傾向で、その下の2ndスポーツタイヤ類よりも安い場合もあります! どうしても以前のファルケンのイメージ(ダンロップの下)を引きずっているのか、高いと売れないのでしょう。しかし実際の実力は非常に高いようですので、みんながそれを判って価格が上がってこないうちに、その良さを存分に味わうというのが、タイヤ通の楽しみ方ですね(笑)

BRIDGESTONE POTENZA S007A
(ブリヂストン ポテンザ エス・ゼロ・ゼロ・セブン)
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BSもフラッグシップをモデルチェンジしてきました。その名もS007A。OE用として最後にAがつかないものはすでにデビューしていましたが、リプレイス用のAも登場です。ミシュラン、コンチともに、プレミアムスポーツカテゴリーでは、S001を凌ぐ新作を投入いているだけに、BSも黙っているわけにはいかないということでしょう。

トレッドパターンは、もう欧州メーカーと見分けがつかない3リブ/4グルーブです。メーカーの説明によれば、とにかく運動性向上が至上命題なようで、トレッドを硬く、サイドも硬く、パターン剛性、ケース剛性のUP、、、高剛性化の連呼です。元々ケース剛性の鬼のようなBSなのに、パターン剛性まで上げて、さらにガチガチにしてどうするの?と思ってしまいますが、高剛性ボディに電制サスを組み合わせる、スーパーセダン/スーパースポーツなら、タイヤに乗り心地を依存していないから大丈夫ということか。

ネットにアップされている試乗インプレをみると、あたりがやわらかだとか、パターンノイズが少ないだとか、コンフォート性能も良さそうな記事も散見されるが、私は、欧州プレミアムスポーツのコンフォート志向とは対極の、とことんBSらしさを追求した開き直りすら感じました。価格も最高峰クラスなので、この007は、まさにジェームズ・ボンドのような本物のハードボイルドが選ぶに相応しいタイヤといえるでしょう(笑)

MICHELIN PRIMACY 4(ミシュラン プライマシー フォー)
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今回の最後は、ミシュランのプライマシー4です。上の3つが肩の力入りまくりのスポーツタイヤでしたので、ちょっとリラックスしましょう。

メーカーサイトでは、前作3に対して、ウェット性能の向上を一番にうたっています。摩耗時の性能維持が大きな改善ポイントだそうです。ケース剛性自体は3と大きく変化無いようですので、基本的な乗り味も3に近いものでしょうか。パターンノイズを抑え静粛性が向上したということですが、これは欧州生産の無印プライマシー3との比較でしょうか。今回のトレッドパターンを見ると、アジアで展開されていたプライマシー3ST(サイレントチューン)の方に近い雰囲気です。そんなところからも、3では2系統あったものを、今回の4で1つに統一したカタチではないかと。

展開は16~19インチで全36サイズ。今回最少サイズが195/55R16ですが、ランフラットではなく通常タイヤが用意されました。私の207にジャストですが、これは新しいポロがこのサイズを履いているのが理由でしょう。ピレリもP1でこのサイズをカタログに載せました。まだまだ乗るつもりの207のタイヤに選択肢が増えたことは喜ばしいことです。

このところ、性能面で他メーカーにキャッチアップされ、肝心のライドフィールも以前の良さが減退ぎみのミシュランでしたが、PS4とこのプライマシー4の第4世代は、ちょっと傑作の予感がします。エナジーセイバーの後継も、ミシュランらしい、高い基本性能と心地よい乗り味が両立したものになってくれることを、願わずにはいられません。

以上で、2018年気になるニュータイヤ サマータイヤ編は終了です。続いて、オールシーズン/スタッドレスの気になるタイヤ紹介を書く予定です。サマータイヤ以上に、私的に注目の新作が続々デビューです。今までのスノータイヤの基準が変わってくるかもしれない、そんな商品も紹介しますので、是非お楽しみに~

Posted at 2018/09/22 22:53:50 | コメント(3) | トラックバック(0) | 日記

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