みなさんこんにちは。今年の3連休は今週末で最後なんですね(+o+)
さて、9月の点検以来ネタが3つも溜まってしまったので、さっさと消化しなければ(笑)
そのうちの1つ、東京モーターショーネタです。
「何シテル?」で宣言した通り、新型レヴォーグ・プロトタイプの実地調査に行ってまいりました!
ちなみに私が東京モーターショーへ行くのは、現行型レヴォーグが初めてワールドプレミアされた2013年以来6年ぶり。
じっくり見たかったのでわざわざ有給を取って平日に行きましたが…割と混雑しているのね(^_^;)
多くの観客とスバリストたち(?)が見守るなか、ワールドプレミアステージが始まりました。
2013年の時と同じく、ステージ上ではレヴォーグがぐるんぐるん回されていました(笑)
その時の様子はアルバムにまとめていますので(
東京モーターショー2019 その2(新型レヴォーグ編))、ここからは細部などをチェックしていきましょう!
■VIZIV TOURER CONCEPT を具現化?
まずは全体の印象ですが、ジュネーブモーターショーに出展された「VIZIV TOURER CONCEPT」にそっくり。
全体のフォルムはもちろんのこと、切り込みが入ったような形状のヘッドライト、キャラクターライン、そして角のついたホイールアーチなど、共通のモチーフが採用されています。
「コンセプト詐欺」と揶揄されることの多いスバルにおいて、今回の再現率は相当高いように感じられました。
■フロントマスクは"フォレスター調"
真正面から見ると、フロントグリルに向かって線が集約されるようなデザインです。
エアインテークも「ヘキサゴン」形状に近づいています。
縦長のフォグランプベゼル、およびボディ同色でないバンパー下部は、先述のコンセプトカーから引き継いだもの。
ただし、コンセプトカー自体がSUV調だったため、フォレスター譲りの顔とも取れます。
フロントノーズは現行型同様、緩やかに絞り込まれています。
ただし、ノーズはほぼ垂直に切り落とされ、フロントグリルが上下方向に伸びているため、角度によっては鼻先がやや分厚く見えました。
スバルは数年前からAピラーの付け根を前方に移動し、三角窓を設けてAピラーによる死角を低減。
それにともないドアミラーはドアパネルからニョキッと生えた形状になっていました。
今年発表された7代目レガシィでは、ドアミラー付け根の形状がスリム化されていましたが、そのデザインを新型レヴォーグにも採用したようです。
デザイン性の向上のみならず、空力特性にも貢献しそうです。
■サイドのプレスラインは現行型のモチーフを継承も、やや尻上がりな印象に
窓面積を大幅に狭めたクルマが多くなるなか、ガラスエリアを大きく取っている点に「スバルらしさ」を感じます。
ただし、荷室部のサイドウィンドゥは斜め上に切り取られているため、左側後方視界はやや悪化している可能性も……
プレスラインは大きく分けて…①フロントフェンダーからリアフェンダー上部をつなぐもの、②ボディ下部でホイールベースをつなぐもの、③リアドアからバックドアをつなぎ、リアフェンダーを強調するもの…の3つ。
角度や折れ目を除き、概ね現行型と変わりない印象です。この点はマツダが「面」で勝負するところ、スバルは「線」派、といったところでしょうか?
リア周りはアウトバックをベースに少し絞り込まれた印象。
テールライトはハッチゲート内側に大きく伸びていますが、光るのは外側だけか?
■その他、個人的に気になったことなど……
新型レヴォーグの写真を初めて見た時は、そのアグレッシブなデザインに相当びっくりしましたが、リアからの眺めが現行とそれほど変わらなかったせいか、意外にも見慣れるまで時間はかからなかったです。
(最初の衝撃は思考停止するほどでした…マジでw)
ただし、角度によってかっこよく見えたり、そうでなかったりするのは事実。
それもあえて狙ってデザインしているような気がします。見る角度によって表情が違う…的なものかと。
そして最大の注目事項である「ボディサイズ」。
写真では「デカッ!」と感じましたが、実物は……そんなに大きくないかも!?
この辺の疑問はブースの説明員に尋ねてみましたが、「現行型レヴォーグと"ほぼ"同じサイズです。日本向け車種なので、日本の道路事情は十分考慮しています」とのこと。
おまけに「大きくなったように見えますが、これは主にデザインで表現しています。正式な数値が発表されたら、きっと驚かれると思いますよ( ̄ー+ ̄)ニヤリ」とまで……いやはや、恐れ入りました(笑)
あとこの時聞いたこととしては…
Q「エンジンは1.8リッター以外に展開する予定はあるか?」
A「最初は1.8のみ。それ以降は未定」
→この様子だと1.8に集約で間違いないかも
Q「エンジン型式はFA?それともFB?どちらがベース?」
A「詳しくはお答えできないが、今回のエンジンは基本的に新設計」
→FAは2リッターのスクエア型が基本のため、それより排気量が小さいエンジンに採用されることは考えにくい。燃費面を考えてもロングストローク型か?ネットの記事ではFB16ベースとの記述も
AWDシステムについては聞き忘れてしまいましたorz
VTD-AWD はどうなるのでしょうか?
あと、これは You Tube にアップされた河口まなぶ氏による解説動画で分かったことですが、タイヤは YOKOHAMA BluEarth-GT の 225/40/R18。
BluEarth シリーズの採用は意外でしたが、新世代グランドツアラーとしては省燃費性能の追及も妥協できないポイントです。
そんなわけで長々と新型レヴォーグについてレポートしてきましたが、相当良いクルマになって出てくるのではないでしょうか?
私自身、2013年に初めてレヴォーグを見た時ほどの興奮はありませんでしたが、次世代のスバルを背負って立つようなパッケージングに胸が熱くなりました(^^ゞ
登場が楽しみな1台です。今度こそマニュアル出してくれないかな(笑)
■レヴォーグだけではもったいないので……
その他、スバルブースではフォレスターの e-BOXER、WRX STI ファイナルエディションの近くにそれぞれの開発担当者の姿がありました。
平日だけかもしれませんが、技術屋らしい渋いコンテンツでした(笑)
ここまでレヴォーグだらけでしたが、スバル以外も見てきましたよ。
日産とトヨタは「?」な感じでしたが、ホンダなどはかなり元気な印象。
びっくりしたのはコレ。コンセプトカーじゃなくて、れっきとした市販予定車「HONDA e」
いわゆる次世代型モビリティのEVですが、こういう「街を明るくしてくれそうなクルマ」こそ、どんどん作るべきだと思います。
最近流行の「オラオラ顔」に逆行するようなデザイン思想に好感が持てます(^^)
商用車もなかなか面白かった…いやむしろこっちの方が楽しかったかも(笑)
前面にデカデカと電光掲示板が仕込まれたトラック。
現在、後続車自動追従による編隊走行の実用化に向けて開発が進められていますが、この電光掲示板で「編隊走行中」であることを周囲に知らせることが出来るそうです。
商用車ブースで一際注目を集めていたのが、いすゞ「ERGA DUO」。
国産初のハイブリット連接バスとの事ですが、長いうえに広い……
車体後方のボックス席もこんなに広々。
オリンピックなど多客輸送が必要なシーンなどで活用されるのでしょうか…?
それ以外の写真はこちらに→
東京モーターショー2019 その1
会場外の展示までは手が回りませんでしたorz
というわけで久々の東京モーターショー、たっぷり堪能してきました(^^)