
先日レース専用モデルとして登場したホンダ「NSX GT3」価格は46万5,000ユーロ(約6,050万円)となっています。
レース好きな人なら詳しいことと思いますが“GT3”というグレード名がつくモデルは、FIA(国際自動車連盟)が統括するレースカテゴリーと密接な関係があるのです。
モータースポーツに参戦するということは、高いコストがかかってしまいます。これは参戦するチーム、とくにアマチュアにとっては深刻な問題です。これがレース人口を減らしてしまう要因ともなっているのです。
そのような中で、市販のスポーツカーに少しだけ手を加えればエントリーできるカテゴリーを作れば、間口が広がるという思惑もあって、導入されたのが「GT3クラス」です。
GT3で有名なものというと車好きならだれでも知ってる「911GT3」ですね!
このGT3規定は、多くのレースで導入されていて、有名なものではあのル・マン24時間や、日本のスーパーGTなどが代表として挙げられます。
NSX GT3はファクトリー・チームからいくつかのレースに参戦し、サーキットで合計8万5,000km以上の距離を走りこみ、2つのレースで勝利を挙げました。
そしてホンダとアキュラは2017年7月27日、来シーズンに向けて、このNSX GT3をプライベート・チームに販売すると発表したのです。とりあえずの日本割り当て台数は2台ですけどねw
そんなNSX GT3ですがどんな車なんでしょうか?
簡単にいうと通常のNSXからハイブリッドシステムを取り除いてフルカーボンボディにしたバージョンと考えると話が早いです。上記写真のように内装もカーボンです。
モーターや電池、豪華装備やハイテクを排除したNSX GT3の重量はなんと1240㎏(市販車1800㎏)です!黒澤元治さん等上手い人々が「重い」「重い」と文句を言いまくっていた豚が560㎏も痩せて登場しました。これこそNSXですよね!?
6050万円というとフェラーリやランボルギーニ、マクラーレンの記念モデルがライバルです。最近の記念モデルは1億円超えてますがそのブランドを愛する者ならさらっと出せる額です。
ホンダやアキュラブランドで出しにくいならM-TECで出せばいいのです。脱税騒ぎはありましたがM-TECだってかなりのブランドです。M-TEC「NSX-RR」でいいじゃないか!
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2017/08/18 16:02:46