
シボレー「コルベット」はシボレーの顔、そしてアメリカンスポーツカーのイメージリーダーとして有名ですが、何やら謎なことをやりはじめました。
コルベットは大まかに、普通のコルベット、サーキット用コルベット、凄いコルベットの3種類(ゴルフでいうところの、ゴルフ、GTI、R)があります。
6代目の場合はガンガン回してV8サウンドを響かせて走る7000㏄NAの「Z06」、どこからでも大トルクを出してとにかく速い6200㏄スーパーチャージャーの「ZR1」がありました。
NA派、加給派どちらも満足する素晴らしい差別化が図られていた2車だったんですけど、今回の7代目Z06は最初からスーパーチャージャーなんですよ。世界的に排気量を少なくして加給でうんぬんの時代だからそれはしょうがないと思いますがスーパーチャージャーなんですよ。
そんな2017年に650馬力のZ06を出しておきながら、舌の根も乾かぬうちに755馬力のZR1ですから、コルベットはどうしたいのか…。グレード名なんて馬力だけの問題なのか?
両車とも各AMGよりも各MよりもR8よりも991ターボSよりもR35よりもNSXよりも馬力やトルクは上で、そして軽く、ライバルはフェラーリとかランボルギーニとかマクラーレンになります。
こちらがたった650馬力しかない、ZR1より低性能なZ06になりますが、あなたがこれ以上欲しい理由はどこですか?
こういった車で性能差を感じるには“サーキット走行”となりますがそれも相当なアップダウンや高Gが試せる高速コーナーがあるサーキットが必要です。
まあ、GT3マシンレベルなのでこのくらいは当然といったところでしょうか。
いまだに“直線番長”と考える人が多いアメ車ですが、今のアメ車は例の北コースで揉まれていますのでコーナリング性能も卓越してますよ。
一般道や高速道路ではアウトバーンのあるドイツでも違いを見分けるのは難しいでしょう。
Z06とZR1の違い
・エンジン、馬力、トルク
・チューニングの異なるサスペンション
・Z06ではオプションのカーボンセラミックブレーキ標準装備
・フロント部のデザイン、フロントフェンダーは若干ワイド
・多数の冷却装置
・Z06は1610㎏、ZR1は1630㎏
私はDOHCでもいいからNAのZ06を残してほしかったですが、まあスーパーチャージャーでもアメ車の最終兵器というか「アメ車やっぱ凄いよね」的なZR1とZ06からは目が離せそうもないです。
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2018/05/07 18:05:17