
米国テスラモーターズが2017年11月16日に新型「ロードスター」を発表しました。
2020年発売となります。価格は20万ドル(約2200万円)です。
でもこれは通常モデルで、初回特典というか先行予約者向けの「Founders Series」というのが1000台あってそれは25万ドル(2800万円)です。
0-96(km/h)が1.9秒。
最高速度は400km/h。
性能は良いです。これが5年後10年後には普通になるわけですね。
1回の充電で1000km走るそうですが充電時間がどれくらいなのかが気になるところです。
電気自動車の航続距離を上げるには電池をたくさん載せるわけで、そうなるとスポーツカーとしては重い車になるから0-96km/hを1.9秒は難しいかもしれないと思いますが、GTR水野氏がいう「速さのための重量」理論もあるし2020年なら実現してるかもしれないです。
なんとなく「マツダの新型?」なんて声も聞こえてきそうな外見&色ですが、チーフデザイナーのフランツ・フォン・ホルツハウゼン氏はマツダ出身です。「マツダでは(ロータリーエンジンが完成しなくて)次世代RXはできないからEVスポーツに行った!」みたいな感じですね。
一見クーペに見えますがちゃんと屋根が外れるのでロードスターということです。これがコルベットだとクーペです、911だとタルガ、S660だとS660です。まあどうでもいいですね。
私なんかは前のモデルで全然良いんですけどテスラ車は充電施設の問題があるので「やっぱりEVはテスラが最高!」と手放しで喜べないところがありますね。あと数年はPHEV機構の車が良いかなと思います・・
テスラモーターズと言えば気になるのが「モデル3」の生産です。生産台数が少なすぎるのです。
7月~9月の生産台数が260台というのは大衆車ベースとしてはお寒い限りです。
納車を待っている人がたくさんいるのに、テスラモーターズ側では単に「障害のため」と突き放す始末…突き放してはいないか…そのような中でロードスター(と商用トラック)の発表です。
そういえば1000台の予約者向けグレード「Founders Series」の予約金は10~20万円なんてもんじゃありません。25万ドル(2800万円)です。100%前払いです!
なんかモデル3のための自転車操業の疑いが感じられますね。もう『先進的な電気自動車はテスラモーターズだけしか作れない!』という話ではないのでドイツやGM、トヨタ、ホンダに勝つため、いや、ブランド価値を落とさずやりあうためには「夢を語ること」と「マネー」が必要ですよね。
まあ、3年後くらいのために25万ドルををポンと出せるセレブ達だから、発売日にSNS映えするようなモノ(良かろうと悪かろうと)さえ手に入れば自転車操業とか潰れかけとかは気にしないかもしれません。
そしてSNSに写真アップて“もうすぐ電池が無くなるよ~”とアラートが出たら売るんでしょう。SNS運営も自転車操業!
Posted at 2017/11/24 16:59:53 | |
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