
ゴツゴツした感じ、ジープらしさ、オフローダー、軍用車みたいなイメージが変わらないのがメルセデスベンツ「Gクラス」の特徴です。
会社をあげて「新登場!」と大々的にアピールするも販売台数不振からの勝手な都合でコンセプトもジャンルも車格も名前すら変えてしまいやすい自動車業界にあって、こうまで変わらないところはとても偉いと思います!
Gクラスは1979年に軍用モデルとして産まれ、1981年に民間モデルがドイツ市場に登場(日本は1987年)、約37年売ってきたということになります。BMC「ミニ」やVW「Type1」も長いこと売られていましたがGクラスは現在でも1500万円とかいう高値をつけても売れています。
1500万円まで来るにも様々な戦略、宣伝、改良がありました。産まれた当時からほとんど変わらないような作り&走行性能で、ブランドイメージに甘え続けての1500万円ではないのです。
10年前、850万円ほど(G320)でしたが、最近は3000万円(G65AMG)を超えるようなグレードも存在します。これがブランドってやつですよね・・
あまりにも長くモデルチェンジがなかったので、Gクラス党の人は「大変貌したらどうしよう・・」と戦々恐々としていたのではないでしょうか。
10年程前、現「GLSクラス」の初代モデル「GLクラス」が登場し、そのうちGクラスと交代する予定でしたが、Gクラス人気は衰えず、GLクラスに乗り換える人も少なかったのか失敗となりました。
その失敗を踏まえた上でのフルモデルチェンジなのでしょう!外見ではどこが変わったの?というくらいこれまでのGクラスのデザインを踏襲したものとなっています。最高!偉い!
新型Gクラス、今回も生産工場はオーストリアのグラーツにあるマグナ・シュタイヤー社です。ここではGクラスのほか、ジャガーやBMW等他社の車の生産も請け負っています。
マグナ・シュタイヤー社は独自ブランドを表に出さない世界レベルのグローバルなエンジニアリング&製造企業なのです。
多くの人ががんばれば買えるG180(2WD、3列シート、自動運転付き)とか作ってほしいですね!
Posted at 2018/01/16 16:48:40 | |
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