
「ワゴンRワイド」「ワゴンRプラス」「ワゴンRソリオ」そして「ソリオ」と名前を変えてきたスズキのコンパクトトールワゴンソリオですが昨年フルモデルチェンジしました。
最新のソリオはワゴンRワイドからいうと4代目にあたります。
ワゴンR○○はどうしても軽のイメージが強く「ワゴンRって白ナンバーがあるの?」という感じだったのでスズキはワゴンR○○をやめ“ソリオ”というブランドを独立させたのでしょう。(軽自動車の世界ではワゴンRの凋落ぶりが激しいですね)
今回の話題である私が好きな「ソリオバンディット」はソリオをよりスポーティな形にしています。値段的には(ソリオMZ:184万円~、ソリオバンディット182万円~)と若干安いのがありがたいですね。
フルモデルチェンジというといろいろな部分を新造したりわかりやすく変えてくるのが一般的ですがエンジンについては排気量はもちろん出力やトルクも旧エンジンと同じです。
・総排気量:1242cc
・最高出力:67KW(91PS)/6,000
・最大トルク118NM(12.0kg・m)/4,400
発生回転数まで変わっていないのでエンジンの進化を止めたのかと思いました。
しかし、スペック的なものは変わらなくても全くの新設計でした。エンジン全体を軽量化してコンパクトにし、内部フリクションも低減したということです。
コンパクトカークラスになるとエンジンの軽量化は燃費や走りに直結する部分ですからいかにスズキがエンジンの改良に技術の粋を集めたかがわかります。
さらにソリオバンディットはスズキ自慢のISG(モーター機能付発電機)を採用したマイルドハイブリッド方式を採用し、発進や登坂時にモーターサポートを受けられるようになっています。体感的に1500~1700㏄くらいの力があると思います。このサイズの車で厚いトルクは上質感に繋がるのでとても良いと思います。もちろんアイドリングストップもするので信号待ちでは振動無し、エンジン音無しです。
もちろん、スズキ車の中でもっと走りを追求したければスイフトがあるのですが、ファミリーカーとして、そしてその中で走りもちょっぴり追求したいということになるとソリオバンディットは大きな選択肢となるでしょう。
その他にも、エアバッグと衝撃吸収ボディはもちろんのこと、ディスチャージヘッドランプ(オートレべリング機構付き)、オートライトシステム、LEDポジションランプ、マルチリフレクターハロゲンフォグランプなどが装備されています。
ソリオの最高グレードのMZとソリオバンディットの価格差はそれほどないのですが、ソリオバンディットはフルエアロ装備でよりシャープな印象を受けるところが売りですし、コンパクトカーでもスポーティイメージを追いたい車好きを唸らせるものがあるといえます。
ソリオバンディットの実燃費は20キロ前後ということですが、このクラスの実質燃費としては良い方でしょう。
燃費といえばもうすぐソリオバンディットには「ストロングハイブリッド」グレードが追加されます。現在はIGSを採用したマイルドハイブリッド車ですが、ストロングハイブリッドになるとモーターのみでの発進や、さらなるトルクアップ、質感アップにつながります。このハイブリッドはホンダ「フィットハイブリッド」に似た方式です。
私としてはソリオバンディットストロングハイブリッドが出た後にマイルドハイブリッドの高程度中古車を買うことをオススメします。
ソリオバンディットストロングハイブリッドはそれなりに高価になると思います。それならばトヨタ「シエンタ」やホンダ「フリード」を選んだ方がいいと思いますよ!
私は先日乗ったスマートが欲しい・・トゥインゴのMTがあればそっちのほうが・・
Posted at 2016/11/05 11:36:31 | |
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