
10月27・28日
カメムシ乱入事件で、すっかり宿レポが途中になってしまいました(^^ゞ
越後中里スキー場と言えば、改札口を出たら目の前はゲレンデであることは、首都圏のスキーヤーやボーダーであれば知らない人はいないと思います。
上越新幹線開業以前は、上越線を走る“特急 とき“でさえスキーシーズンには臨時停車するほど栄え、西武系列の国土開発が経営していたスキー場でした。
新幹線開業後は、上越線を走っていた特急 とき、急行 佐渡が廃止になってしまい、2時間に1本程度のローカル運用だけとなり、かなり不便になってしまう。
バブル崩壊後は国土開発が手放してしまい、益々苦境に立たされてしまったのです。
ゲレンデは当時のままだが、全盛期を知る者にとってはうらぶれた感じがした。
新幹線や関越道の開通で日帰り圏内と変わり、さらにスキー人口減少により宿泊客は大幅に減り、廃業する宿も多かったのだ。
そんな背景で、今回お世話になったロッジ コマクサは、ゲレンデまで徒歩5分程の距離にあった。
外観はそれなりだったが、内部は細々とリニューアルされ隅々まで掃除がなされており、来てくれた客を大切に思う心意気が伝わってきたのは言うまでもない。

・ロッジでの夕食
食事内容は家庭的であるものの美味しくボリューム感があり、さらにシーズンオフの客に対しては、ビール中瓶と地酒1合(塩沢の鶴齢)までのサービス!
さらに翌朝には、主が丹精込めて作ったコシヒカリ2kgと近くの山で採れたきのこまでお土産にくださったのだ!
安い宿泊料の中で、これだけの振る舞いには正直言って驚いた。
今シーズンは、ぜひスキーで中里に来たいと思った。
ありがとう、コマクサさん
居心地がよかったが、そろそろ出発の時になる。
今日は天気が下り坂で昼頃から雨との予報、紅葉もまだまだの状態だし、このまま直行帰りも物足りないので関越道を湯沢ICから乗らずにR17で三国峠越えをすることにした。
湯沢の町へ戻りR17へ入る。
直ぐに神立スキー場辺りから長い上り坂となっていく。
標高が上がっても紅葉には程遠く、二居トンネルを抜けると春スキーでお馴染みのみつまた・かぐらスキー場、田代スキー場と続く。
交通量は少なく自分のペースで走れる。
長い登りの直線ではグングンとスピードが乗る。
その後少し下ると、ユーミンのコンサート会場にもなる苗場スキー場が見えてくる。
天気さえ良ければ、苗場からドラゴンドラに乗りかぐらまで空中散歩が出来るのになぁ、残念。
浅貝の町を超えると最後の登りが待っている。
国境の三国トンネルまであと僅か、何か物足りない気持ちで走り抜く。
長いトンネルを抜けてもどんよりと曇っている。
新潟側と違い狭くカーブの連続した道へと変わるが、トンネルを出てから後ろで厳つい顔した黒のアルファードがピタリとマークしている。
何やらペースを上げろ!ってことかな?
別段のんびりと走っていないのだけれど、そんなに早く行きたいの?下りだし危ないよ!この先ずっと追越し禁止区間なのだよ!と思いながら走っていたけど、あまりにシツコク寄って来るので仕方なく軽く対戦モードに・・・・車高の高い車に勝ち目ないのにね。
3回ほど減速せずにカーブに入りフル加速をしてあげたら、大人しく車間を空けるようになった。
たぶんオーバースピードで、おっとっとになって怖かったのねん。
オバカな奴(* ´艸`)クスクス
猿ヶ京の国境テルメ(廃屋)まで降りてくれば、あとは普通の道になる。
途中、いつもの太助ドライブインで太助万頭を購入。
出来立てホヤホヤで美味いんだなぁ、これが
店員さんも自分のことを覚えているらしく、饅頭を沢山オマケしてくれた。ラッキー(^^♪
本来ならば、猿ヶ京ICから関越道に乗っていくのだが、このままR17で沼田まで駒を進めていく。
何故って?
それはヒ・ミ・ツではなく、玉原フルーツ団地に寄ってリンゴを買っていくのである。
事前の電話では、今年は天候不良であまりデキが良くないとのことらしい。
しかし、毎シーズン寄らせてもらっているので止めるわけにはいかないもんね~♪
りんご、リンゴ~と言いつつ山道を登って到着。

・丸和木村りんご園
声を掛けると笑顔で迎えてくれた。
とりあえず食べてみて!と陽光と新世界を器用に剥いてお茶と共にテーブルに添えられた。
外には樹齢30年程の樹に真っ赤なリンゴがたわわに実っている。
話すと今年はデキが悪く、期待していた群馬ゴールドは受注分が間に合わないと言っていた。
それと90歳の『お袋が耳が遠くなってボケてきたので困っているんさ~』(注、群馬弁)なんてこぼしていたが、当人は相変わらずニコニコと愛想をふるまっていて『いつも来るお客さんなんだからサービスなさい。ほれ昨日掘った里芋どこだ~』なんて息子に世話を焼いていた。
親子ってどこも同じだなぁ・・・

・たわわに実ったリンゴ(陽光・もう少し日に当たると深紅に染まる)
リンゴ(陽光と新世界)を購入し、オマケに沢山のリンゴと新種のリンゴ(名前忘れた(^^ゞ)、里芋まで貰ってしまいました。
お母さん、ありがとう!長生きしてね~。
そうこうしているうちにポツポツと雨が・・・・出発する頃には本降りの雨となってしまった。
玉原から少し下ると関越道・沼田ICだ。
雨の高速は水煙があがって嫌いだが仕方なく進める。
途中、高坂SAで小休憩し地元へと向かっていくが、都心に近づくにつれ交通量が多くなり、前車が巻き上げる水煙でますます走りにくくなってきた。
雨の高速を降り、道すがら世話になっているディーラーがあるので立寄ると傘を持って出迎えられる。
お土産を渡し、少しお話してから無事帰還する。
銀虎(マイレヴォの名前)、お疲れ様!
※本日の走行距離 216.7km 燃費17.0km/l
※総走行距離 877.5km 全行程燃費 16.0km/l
≪参考≫
以下は、今回のコース周辺でのお薦めです。(注、画像は今シーズンのものではありません)
関越道小出IC付近
・奥只見シルバーラインと奥只見湖湖上遊覧

・シルバーライン(トンネル内部)

・奥只見ダム直下の風景

・奥只見湖(遊覧船は大小あり)
関越道 猿ヶ京IC or 湯沢IC付近
・苗場スキー場 ドラゴンドラ(期間限定運行)

・ドラゴンドラでの空中散歩

・ドラゴンドラから望む田代湖
関越道 沼田IC付近
・迦葉山 弥勒寺

・天狗の面が超大きい