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2017年04月16日 イイね!

昭和が薫る東信の旅 ②(霊泉寺温泉・群馬B級グルメ編)

昭和が薫る東信の旅 ②(霊泉寺温泉・群馬B級グルメ編)

※前回の続きから始まりますので、①をご覧になってからがお薦めです。

以下から前回の続きです。

玄関の木枠のガラス戸を開けると瞬時に昭和40年頃までタイムスリップしたかのようだ。
自分より少し年上に感じられる女将の笑顔に出迎えられ、帳場(フロント)では大正生まれの大女将がにこやかに宿帳の記入をお願いされました。
これは、通常目にするチェックインカードではなく、ひと昔前の宿帳であったのだ。


 ・松屋旅館の玄関



 ・玄関内部の様子

玄関の下足棚(下駄箱)には白ペイントで番号が表示されており、栄えていた当時は下足番に靴を預けた際に番号が記載された下足札を貰うやり方だと思われ、床置きの大時計、板の間から階段、帳場周囲の雰囲気も、正にザ・昭和だった。
若い方だったら、あまりに古ぼけているので驚くに違いないし、決してレトロ調なのではなく、全てが昭和の高度成長の時代で時が止まってしまったかのようにも感じました。


 ・帳場脇の階段

女将に案内されながら薄暗い田舎のおばあちゃん家みたいな木造りの階段で、色褪せた赤いパンチカーペットが全面に張られたていました。
この階段で2階に上がり、数歩廊下を歩き左へ更に数段あがると、防火扉を挟んでこれまた古い鉄筋コンクリート造の新館?(昭和40年代築とのこと)へと変わり、つたの間へ入る。
たたきを含め3畳ほどの前室の襖を開けると10畳の和室と広縁が現れた。

エアコンで温められた部屋は奇麗に掃除されてはいるものの、畳は擦り切れ、壁にはシミが・・・(上階の展望風呂の漏水が原因?)、広縁の赤いレトロなレザーの椅子はすっかり色褪せており、古い宿を知らない者にとってはかなり衝撃的でもある。



 ・本日のお部屋


 ・広縁のテーブルには、こんなものが・・・

シブ過ぎる~、ハッキリ言って激シブです!

まあ湯治場ですし、これでも広くバストイレ付(ウォシュレット付き)なのでスーパーデラックスに値していると思いますよ、たぶん(苦笑)
今でも若い人たちから見れば、湯治場っていう所は信じがたい宿が殆どですから・・・(;^ω^)

既に夕食の時間であったが、その前に「先に3階のお風呂へどうぞ、頃合いを見計らって食事をお持ちします。」と言われたので遠慮なく源泉かけ流しの温泉で今日の汗を流すことにする。
宿泊客は自分一人だけなので、存分に効能のある温湯に浸かり夕暮れ時の山々を眺めながら昭和風情を楽しんだのだった。


 ・源泉かけ流しの展望風呂(浴槽は4畳半くらいかな)

部屋に戻るとタイミング良く食事が運ばれてきました。
年代を感じさせる大きな膳に素朴な山の幸が種類多く盛られ、膳のまま座卓に置かれたのにはチョッとビックリΣ(・ω・ノ)ノ!
感じ方は人それぞれですが、私の目には目一杯豪華な幸だと思えます。


 ・夕の膳

見た目は味が濃そうな田舎料理ですが、比較的薄味でまとめられ食べ応えのある大変おいしい夕食で満腹になりました。
東信地区独特な鯉料理が苦手の方には厳しいかもしれませんが、鯉独特の泥臭さは全くなく美味さと驚きの連続でした。

食後の一服を窓を開けた広縁でしましたが、霜注意報がでているせいか空気も冷たく澄んでおり、静けさの中で近くを流れる霊泉寺川のせせらぎだけが聞こえてきました。
う~ん、心地良いなぁ~♪

お腹がこなれてきたので、もうひと風呂浸かる。
極楽、極楽~
まさに浮世離れの別世界って感じですねぇ(^^♪
風呂の大きな窓からは、月明りそして煌めく星がとっても鮮明に見え綺麗でした。

部屋に戻りこれまた古い座椅子にもたれながら、タブレットでみんカラチェックと家族へラインで写真も報告、その後おかむーさんとライン通話で延々と熱い話で盛り上がり、気付いた時には草木も眠る丑三つ時をとうに過ぎていました。
どうりで眠い訳だと言うことで、おやすみなさ~いZZZzzz・・・


4月14日(金)
朝を迎えるがチョッと睡眠不足です。
7時に目覚めたのですがまたウトウトしてしまい、8時5分前に女将の朝の挨拶でハッと飛び起きてしまいました(;´▽`A``

朝食も部屋出しでしたので、昨日と同様な大きな膳のまま座卓の上に置かれ、替えのポットと急須も手際よく交換され、お風呂の準備も既に出来ているとのことで「食後にゆっくりと湯に浸かって寛いでくださいね。」と優しく告げてさがっていきました。


 ・一夜明けて、朝の膳

素朴な朝食を戴いてから広縁の窓を全開にして日向ぼっこをしながら一服・・・(^。^)y-.。o○
川のせせらぎと鳥の声しか聞こえない至福のひと時でした。


 ・部屋からの展望

暫く食休みした後、上階の展望風呂へ・・・
う~ん、極楽極楽~(^^♪

10時のチェックアウトまでマッタ~リと過ごす。
帳場で清算後、女将より自家製のあきたこまち(5kgほど)をお土産としてサプライズプレゼントです。
「ありがとうございます!大変お世話になりリフレッシュすることが出来ました。」
と感謝を伝え、銀虎に乗り込むと大女将と女将、ご主人の3人が見送りです。
僅かな距離であるものの、ルームミラー越しには手を振る姿が見えて心までもが温まった湯治場の泊りとなりました。


 ・梅の花が仄かに香る


 ・敷地内には宿が祀るお社が・・・

せっかく縁あって訪れた小さな湯治場ですから、お寺の隣にある無料駐車場に銀虎を駐車させ、春らしい暖かな日差しに包まれながら時を忘れてのんびりと散策することにしましょう。
と言っても、僅か数百メートルの一本道ですし、この集落は入口の寺前橋からお寺(霊泉寺)営業中の宿4軒、廃業した宿4軒、僅か数軒の民家、それに共同浴場しかなく、お店は1軒もありません(驚)


 ・共同浴場(古いポストとベンチ)


 ・宿が建ち並ぶ狭い道


 ・参拝や共同浴場利用の無料駐車場案内板の上には、なんとも時代を感じさせる各宿の案内図が・・・


 ・霊泉寺の旧・山門と火の見櫓、物凄く太い大欅の切株(天然記念物)


 ・霊泉寺の前にある由来の看板


 ・霊泉寺本堂


 ・霊泉寺鐘突き堂


 ・桜が咲けば華やぐことでしょう


 ・桜の紅い蕾


 ・道の脇に咲く野の花 枯れた鬼灯(ほおずき)が・・・



 ・霊泉寺川の畔で咲く水仙


 ・清らかな霊泉寺川


 ・温泉入口に掛かる寺前橋


 ・寺前橋の袂にあった道祖神


 ・少し離れた所には地蔵尊が


ここで1時間半も滞在してしまったので帰途につくことにし、昨日通ってきた道を引き返すことにします。
本来ならば、佐久を抜けて十国峠やぶどう峠で秩父に抜ける方が違った景色を楽しめ変化があって良かったのですが、横川の釜めしと碓氷峠の力餅をお土産としてどうしても買いたかったので、ほぼ同一のピストンコースです。

途中の浅間サンラインではうす曇りでしたので、あまり展望がきかずチョッと残念。
また軽井沢の街並みも人気がなく、なぜか寂しげでした。

町を過ぎると県境の標識(群馬県安中市)が目に入ります。
お待たせしました。これより碓氷峠の下りです🎶


 ・これより碓氷峠の下りです

今日は後続に黒のインプレッサがピッタリとついています。
正直言って景色を楽しみながら下りたかったのですが、どうやら意識している感じがしますので仕方なくピッチを上げたのですが、同様にピッタリとマークされているので途中広めの場所で左に寄って先行させ、今度は自分がマークすることにしました。

ナンバーを見ると地元群馬ナンバーでペースが速く、明らかに峠を楽しんでいる様子でした。
ただチギられるのも面白くないので、車間を取ったり縮めたりしながら下ります。
まあスキール音が出ない程度の下り方ですし、トルクベクタリングやSTIsportの足回りですから少し余裕で走れましたが、過去の愛車BF(ACT4)やBHレガシィ(VTD)などだと結構ロールした記憶があったので、やはりショートストロークの硬いサスやトルクベクタリングの作動、パドルシフトなどの電子デバイスに助けられ、このおかげで安定したコーナリングが出来るのだと考えると、便利で楽であると同時に少し残念にも感じ、やはり自分でコントロールする方が数段も愉しいかも?と思いました。

いよいよ峠の終盤に差し掛かった右コーナー左側に玉屋ドライブインの看板が目にとまります。
ここで、名物の貞光の力餅を購入します。
力餅の名の由来は、安政初期この地に碓氷貞光という力持ちの武将が居たそうです。
1855年に安中藩の藩士の心身を鍛えさせることを目的で、安中城から碓氷峠の熊野神社までの中山道を徒競走させて、その時に若い藩士たちに労った菓子がこの力餅なんだそうです。
因みに、この徒競走の着順を記録させたことが日本におけるマラソンの発祥とも言われているらしい。


 ・第4カーブにある玉屋ドライブイン


 ・名物 貞光の力餅
現在、毎年5月に≪安政遠足 侍マラソン≫が開催されており、仮装して走る安中の人気イベントにもなっているそうです。
みん友さんのLOVE@羽生さんは、この大会に参加されたのかなぁ( ^ω^)・・・(謎)

尚、玉屋ドライブインは信越本線・横川~軽井沢がアプト区間の頃には、途中である熊の平駅(信号所)でこの力餅を販売していたが、廃線後は現在の地で営業中です。
見た目や味に関しては、伊勢名物の赤福と似ており淡白な甘さが魅力♪
また、熊の駅跡は遊歩道とも接続し、日帰り入浴施設“峠の湯”として営業しています。


 ・碓氷峠の起点

お土産の釜めしと力餅は購入したので、今度は昼食です。
峠が終わり僅か下ると鉄道文化むらが見えてきますが、今回はこのR18を挟んだ向かい側の“越後屋食堂”(木曜定休)で食べることにします。


 ・越後屋食堂入口看板 道路向こうは碓氷峠鉄道文化むら


 ・噂の越後屋食堂

店の前には砂利が敷かれた大きな駐車場があり、トラッカーやグンマー帝国民には有名な食堂のようです。
一見すると廃屋(失言m(__)m)のようにも見えるが、いかにも昭和の匂いがします。

中に入ると更にタイムスリ~ップ・・・Σ(・ω・ノ)ノ!
Gちゃんより更に爺ちゃんのご主人がいます。
土間をあがって広い座敷には、畳1畳ほどの大きな堀コタツが4脚、そして座布団も長い一枚物の煎餅布団!お膳の上には昔ながらの割りばし入れや醤油差しなどなど、更にはブラウン管のTVがありました。


 ・店内全景


 ・店内の壁面には・・・


 ・おすすめメニュー


 ・ローラと一緒に記念撮影


 ・マスコミにも

壁には色褪せた紙に色々とメニューが書かれていましたが、ここでのお薦めはもつ煮定食と肉トーフ定食と予めリサーチしていたので、迷わずもつ煮定食 700円也(ごはん少なめで)を注文する。

出来上がるまでの時間、チョッと一服(^。^)y-.。o○
年季の入ったアルマイトの灰皿がなんとも懐かしい。
壁にはTV取材で榊原郁恵やローラらが訪れたようで、写真やサイン色紙が飾られており、マスコミにも取り上げられる有名な食堂なんだ!と改めて実感しました。

さて、待望のもつ煮定食が出来上がりました。
見た目も美味しそうで、食欲をそそられるいい香りが・・・
それでは、いっただっきま~す♪


 ・一番人気のもつ煮定食 自家栽培のブロッコリーはオマケ♪ ※ご飯は半ライス

ホルモン独特の臭みが全然なく、とても柔らかく濃い目の味噌味が旨さを引き出しているかのようです。
ひと口入れると、正に感動モノで超~っ旨~い(^^♪
何一つ残さずにきれいに戴きました。
ご馳走様でした!

ご主人と少し会話し、お代を支払って店を出た。


 ・店を出たら園内を一周するあぷとくんが・・・(カメラ出しているうちにタイミングズレ)


 ・昨日に引き続き横川駅


 ・駅構内のおぎのや売店

後は横川駅で釜めしを買って、松井田妙義ICから上信越道、藤岡JCTから帰るだけとなり、今回の旅のテーマであった昭和を余すところなく楽しんだ余韻に浸りながら、現実の世界に戻るのだった。


 ・関越道三芳PAにて休憩


 ・自宅近所の交差点にて紅白バイク (渋滞中の交差点で立往生、それってダメじゃん!)

おしまい(@^^)/~~~



本日の走行距離 : 203.4km
  〃   燃費  : 16.1km/l

総走行距離 : 411.8km
 平均燃費 : 15.0km/l
Posted at 2017/04/16 18:32:46 | コメント(8) | トラックバック(0) | 日記

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「@銀プリ2 さん、辛いですが1週間は静養せねば・・・( ノД`) くれぐれもお大事にしてくださいね。」
何シテル?   01/09 16:04
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