
皆さん、こんにちは(^o^)丿
いつも覗いてくださってありがとうございます!
11月も残すところあと数日で仕事に追われる年末、師走に突入します。
今年も愛車と共に走りを存分に堪能されたかと思いますが、降雪に備えスタッドレスタイヤに履き替え、愉しい走りは暫らくおあずけの方も多いかと思います。
Gちゃんもつい先日スタッドレスタイヤに交換し、あのグニャっとした感触と再会したばかりです(;^ω^)
まあ、転ばぬ先の杖ですから来春まではこの状態ですねぇ。
さて今回は銀虎とのドライブではなく、とある公共機関を使ってのお散歩に出掛けてきました。
11月27日(月)
いつものように朝食を済ませ、チャチャっと
仕事をしているうちに突然蕎麦を食べたくなりました。
時刻は11時を少し回ったところでしたので昼食には少し早い、
で、思いついたのは本場のへぎ蕎麦食べに行くことにしました。
え~っ、マジ?Σ(・ω・ノ)ノ!
手短にネットで時刻表を調べ、ちょっと足を延ばしたお散歩となります(^^ゞ
最寄りのJR京浜東北線・川口駅からスタートし、北行(普通は上り・下りですが、この線は南行・北行と称される)で大宮駅へと向かいます。
ここで乗り換えますがコンコースを一番奥まで進み、
切符を2枚自動改札へ投入しゲートイン!
乗り場は
18番線です。
エスカレーターでホームに上がり、列車案内板や号車別乗り場案内板に従い所定の位置に並びましょう。

・この列車、この号車に乗車します(先発です)
10分も経たないうちにホワイトボディーに青とピンクのラインの入った列車(元東北新幹線はやて号で使われていたE2系)がホームに滑り込んできました。
東京駅から来た車両は指定席であってもほぼ席が埋まった状態で、ケチって自由席にしなくて良かったと思わせるような乗車率です。
直前に自動券売機で購入可能だった指定席券は、空席のあった各号者全て3列シートの真ん中B席で数席しかなく選択の余地はなかった ( ノД`)シクシク…
まあ、
左右窮屈でも50分ほどの修行ですから暫しの辛抱です。
途中、高崎、上毛高原に停車し長~いトンネルを抜けると越後湯沢に到着です。
東口からバス乗り場へ向かい、バスを待ちます。
行先は六日町車庫行きの予定でしたが、来たバスの行先方向幕の掲示は何と
急行・森宮野原駅行きΣ(・ω・ノ)ノ!(注、JR飯山線の最豪雪地帯)
ただ、方向的に合っているので運転士さんに確認したところ、通りますとのことで乗車!

・整理券番号の数が半端ない!それに荷物料金(スキーなど)まで!!
LED表示灯なので写真を撮ると文字が・・・(湯沢車庫~清津峡入口)
路線バスなのに南越後
観光バス、一見すると東急の銀バスのように見えますが、
ひと世代前の古い車両です。
また、降雪地帯なのでボディ下回りは腐食でボコボコ、ホイールアーチには穴がいくつもあり、
正しく田舎のバスって感じですねぇ。
しかし、整備が行き届いているようで目を瞑っていれば都会のバスと乗り心地の差異は感じません。
バスはR17を快調に北上し湯沢町から南魚沼市へと入り、石打観光口を左折R353で上野鉱泉から峠越えをしてV字峡谷で有名な清津峡を経由し津南町へ、そこからR117へ左折、県境を越えた長野県栄村にある森宮野原駅まで走って行くようです。
厳寒期の峠越えは、豪雪や雪崩等の通行止めが多発する過酷な道で、過去幾度か走ったことがありますがとても雪深く厳しい道のりです。
今回はず~っと手前の中央口(石打丸山スキー場)で下車、民宿街の狭い道をシーズン中は華やかだった昔を懐かしみながら散策します。
程なくして左手に石打丸山スキー場中央口駐車場入口の看板があり、ここを左に折れ中央ゲレンデ下部へと歩きます。

・ゲレンデは草だけ・・・
シーズン前なので人気はなくひっそりとしていますが、あと1か月もすれば待望のシーズンが始まります。
目の前には知人のレンタルショップ(スキー&ボード)の扉が開いており、開店準備の掃除で外回りを一人で洗っていました。

・知人のレンタルショップ
挨拶の声を掛けると懐かしい笑顔で迎えてくださり、チョッと世間話を・・・
時代の流れと共に客層が変わり、民宿などの経営者も高齢化で廃業する宿が年々増えていて随分と寂しくなったと話していました。
また、リフト会社も一部合併するなど集客力が依然と較べ低迷している現状を聞くと、あの集客量を誇った石打丸山がこのような状況になるとは夢にも思っていませんでした。
スキー人口大幅減少もさることながら、上越新幹線直結のガーラ湯沢に客を吸い取られてしまっているのでしょうね。

・ニャンコ発見!

・人懐こいニャンコと暫し戯れる
気を取り直して、中央口駐車場内にある索道事業協同組合事務所に立寄りシーズンパス券の申請をする。
ここ石打丸山スキー場では、還暦にならないとシニア割引(55才以上が主流)にならず、加えて高額(大人52,500円!早割でも48,500円)なので今まで候補外でしたが、学生時代からのホームゲレンデで知人も多いだけに還暦過ぎたらシニア適応なので再考してみようと思っていたし、石打丸山を応援したい気持ちもあったので高いけど思い切りました。
ってことで、
38,000円(シニア早割)の臨時出費決定!

・駐車場最奥にある索道事業協同組合事務所(シーズン中診療所はココ)
後ろ側のゲレンデは、観光側のダイナミックコース
先シーズンのムイカスノーリゾートでのシニア早割が9,000円でしたし、今シーズンはリピーター特割も含めても11,000円と値上げ、コース数も少なく平日の食事はホテルレストランのみしかなく、不味い・高い・品数少ないと三拍子揃っているし、おまけにホテルの宿泊料も値上げ、さらにムイカまでの交通費、所要時間など全てを考慮すると、それほど安くないことが判明したので、シーズン券は高いけど石打丸山の方が楽しいであろうと結論がでたからだ。
また、集客に努力している宿のHPを見ると、宿泊とリフト券のパック割引や料金体系が明確に表示されるなど安価であっても条件の良い宿や、地元の知人紹介などもあって石打丸山を再び応援してみたい気持ちに・・・
この他、観光口周辺もぐるっとひと回り、宿の雰囲気や利便性などを重点的に見て、
車と違い歩くと再発見することが多いことに気付き、たまにはじっくりと自分の足で稼ぐ重要性さえも感じることが今回の収穫です。

・初冬の風景
今度は上越線石打駅に向かって歩き始めます。
上越新幹線開業後は寂しいローカル駅となってしまいましたが、沢山のスキー客でごった返していた駅の外観は当時とあまり変化なく、駅前には駅弁屋も兼ねていた土産物屋は廃業し兵どもの夢の跡のようでした。
上り列車を待つ間、豪雪で遅れた列車を雪が吹き込む改札口で凍えに耐えながら待った40年ほど前の記憶が蘇ってきました。
シーズン中は特急まで停車した賑わった駅であったが、今では2時間に1本程度しか停車しない駅長一人のローカル駅と変わり果て、新幹線とモータリゼーションに負けた厳しい現実を目の当たりにした感じです。
上り列車接近との自動放送でホームに上がると、先ほど歩いた石打丸山スキー場の上半分は逆光の中で白く輝き、やがて訪れるシーズンを待ち侘びているように見えました。

・ホームから見た石打丸山スキー場山頂ゲレンデ付近

・上り普通列車・水上行きE129系電車 バリバリの新車でΣ(・ω・ノ)ノ!
僅か一駅で越後湯沢駅到着です。
水上まで乗って国境越えのループ線を体験したいところですが、ここで
途中下車します。
なぜなら、
蕎麦を食べるミッションを熟していないからです。

・普通・水上行き見送る (よく見ると女性車掌)

・下り長岡行は、2両のワンマン列車!
昨年までは都落ちした味わいのある古い電車ばかりだったのに・・・残念!
お昼に来た東口へもう一度出ますが、今度は左手へ少し歩きますと湯沢で一番おいしい和菓子屋さん“萬亀”があります。
ご主人と奥さんが周囲の枯葉を掃いていましたので、『こんにちは~、お久しぶりです!』と声を掛けると『こんにちは、今日は車じゃなく歩きですか?』と驚いていました。(笑)
もちろん、
湯沢に来たら名物の各種亀どら(どら焼き)を買わなきゃ♪
今回は亀どらの他に、栗蒸ようかんとわらび餅、そして特製の餅を購入します。
またまた世間話を・・・(^^ゞ

・和菓子処・萬亀

・どれにしようかな?
道路を隔て前には、へぎ蕎麦で有名な中野屋湯沢店があります。
いつも塩沢店ばかりで、今回初めて湯沢店に入ります。

・中野屋・湯沢店

・囲炉裏端一人用席

・山下清の切り絵“長岡の花火”
数年前に改築し綺麗に様変わりしていましたが、美味しい蕎麦屋さんであるには違いない。
メニューは塩沢店と若干違いはあるものの似たり寄ったりです。
へぎ盛りで食べたいところだが2人前からなので、
天ざるを注文。
少し間をおいて天ざる登場!!

・中野屋・湯沢店の天ざる
塩沢店より若干薄めのそばつゆをちょっとつけて戴きます。
冷たく晒されたフノリの繋ぎで
若干緑かかったコシの強い蕎麦!
旨~い!喉越しもイイ~(^^♪
店は違っても中野屋だと感心することしかり、あっという間に平らげてしまいました。
時計を見ると午後4時近くになっている。
16:01発が唯一当駅始発なので座席の心配もいらないので、往路と違いゆったりとした気分で帰ることが出来ます。

・越後湯沢駅東口駅前から見える雪山
E4系MAX(2階建て新幹線)だと2階を選び乗り込む乗客が殆どですが、1階席は車窓が防音壁で全く楽しめないので空いていることが多いです。
また、自由席2階は3人掛け×2列でリクライニングなしの詰め込み仕様なので、
旅慣れている方は8両編成の場合、4号車2階を選びます。
なぜなら、4号車は指定席に変わる場合もあるため通常の3人掛けと2人掛けのリクライニングシートが装備されているからなのです。(マニアックだなぁ)
しかし、Gちゃんは違います。(キッパリ)
2号車(東京寄り)か4号車(新潟寄り)の車端部分にある平屋の部分を選択します。
ここは僅か3列で14席しかないため、個室的で比較的静かな環境なのでココ狙いです。
人によっては狭くて嫌って場合もありますが、案の定大宮まで静かな移動空間でした。

・E4系MAX平屋建て内部(写真は4号車)

・大宮到着

・E4系MAXたにがわ
ここからは京浜東北線で帰宅しますが、
あくまで半日のお散歩でした(滝汗)
相変わらず鉄の話題満載で、
長~い文章をお読みいただきありがとうございました。
大変お疲れ様でございました。
またのご乗車を心よりお持ちしております。
ではでは、(@^^)/~~~