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2018年07月01日 イイね!

地面の下はマグマ溜まり、炙られる釜底の温泉地♨(肘折温泉と帰路編)

地面の下はマグマ溜まり、炙られる釜底の温泉地♨(肘折温泉と帰路編)まず始めに、連日拙い長文ブログをご覧いただき、コメントや沢山のイイね!を頂戴しましたことを心から御礼申し上げます。
ありがとうございます!

今回も続編から始まりますので、前回ブログをご覧いただいてから本編を読んでいただくことで肘折温泉の夜と昼の顔との差がより解ると思いますので、是非ご覧くださいね。


6月25日(月)晴れ

初日走行距離が467.6kmと結構な長距離移動でしたが、オフ会がとても楽しかったことや山形路を気持ちよく駆け抜けられた感動、さらには歴史ある山奥の効能ある湯に浸かったからなのか、それほど疲労を感じることはなく翌朝を迎えました。
仕事ではないので目覚ましをセットしませんでしたが、午前6時半に爽やかに目覚めました(笑)

 
 ・肘折温泉郷

湯治場である肘折温泉の朝は驚くほど早い。
自炊をしながらの湯治客が多いため、ここでは早朝5時半から7時半まで温泉街のメインストリートを車両通行止めにして毎日朝市が開かれ、山菜の他におばちゃんたちが調理した総菜などが並ぶのです。
朝市のお客さんは湯治客に限らず地元の方、宿の女将が買い求める光景さえ見受けられます。

 
 ・朝市の時間帯は車両通行止め

 
 ・素朴な地元のおばちゃんたちが笑顔を振り撒いて商売商売!

 
 ・山奥なのに海産物も並んでいる

山菜などを土産にしたいところだが、暑い時期だけに長時間の帰り道で痛んでしまう恐れがあるので持ち帰りはちと難しい。
残念だけど諦めよう。

さて、宿に戻って朝風呂に浸かってから朝食を戴くことにしましょう。

 
 ・湯治場ならでは自炊用台所、ガスコンロは10円玉投入で使用可(時間制)

 
 ・山菜が並ぶ朝食膳

山菜メインの朝食ではあるが、脂質が多く野菜摂取量が少ない現代の食生活と比較すると実に健康的な食事ですね~(笑)

食後一服してから、昨晩とは違う温泉街を巡ってみることにしましょう。
昨日の夕方は、温泉街の全体が静まり返っていた状態でしたが、今朝になっては浴衣を着た年配客や地元のおばちゃんの姿が見られます。

さらに温泉街の奥の方へと進んで行くと(銅山川上流方面)、家々に囲まれた所に肘折温泉組合2号源泉(地蔵の湯)が湯けむりを上げている。
湧きだす泉温は、なんと86.4℃でPH7.4だ!
僅か60mの深さから毎分640リットルと大量に湧いているΣ(・ω・ノ)ノ!

 
 ・肘折温泉組合2号源泉

銅山川に沿って少し遡ると、目の前に2重の砂防ダムが現れる。
このダムは、月山や葉山から流れてきた銅山川の土砂流出を防ぐため昭和27年に造られたものであり、通称:肘折ダムと呼ばれ、国の登録有形文化財にも指定されており、周辺は小さな公園が整備され源泉公園と呼ばれている。
ここには滝を見ながらの足湯が出来る初恋足湯や源泉が噴き出ている源泉ドームが設置され、大地のエネルギーを実感します。

 
 ・肘折ダム

 
 ・熱い源泉が湧き出ているが、もし突然大量に吹き出したら大火傷だなぁ(危)

 
 ・アップしてみると、頻繁に激熱な湯がボフッボフッと吹き出ている

 
 ・こちらでは飲泉も可能だが、ちょっと躊躇してしまうなぁ(鉄分多いのでマズそう)

ここで肘折温泉の歴史について勉強をしてみましょう。

肘折温泉は、古文書によると西暦807年(大同2年・平安時代)7/14に豊後の国(現・大分県)よりやってきた源翁により発見されたと伝えられています。
 伝説では、源翁が道に迷っていた時に洞窟でお坊さんと出会い、道案内をしてこう話しました。
 「わしは地蔵菩薩である。百年前にこの崖から落ちて肘を折った。苦しくて苦しくてたまらなかったが、岩の間から湧き出る温泉を発見し、その流れる温かなお湯につかったところ、たちまち痛みがとれて傷も治った。
この温泉の効き目は、誠に素晴らしい。できることなら、そなたにもここに住んで、この不思議なお湯のことを知らせ、みんなの病気の苦しみを治してくれないか」
 源翁は、お坊さんの頼みどおり、その洞窟を「地蔵倉」、温泉を「肘折温泉」と名前を付けて、守り続けたということです。

 肘折温泉が温泉場として発展したのは、1390年(明徳元年・室町時代)に月山登拝道として「肘折口」を開削してからで、12,115人の参拝者が宿泊し、肘折温泉も大盛況だったという記録がある。この頃から湯治場として発展したようである。
 毎年、7月14日を開湯の日として湯神様に感謝し、先人の偉業を讃え肘折温泉の発展を祈願する「開湯祭り」を行っています。
そして、2007年(平成19年)には、開湯1200年を迎えます。
以上引用

また、現代的な肘折温泉を地形的な表現をすると、「肘折カルデラ」と呼ばれる直径2kmのカルデラ(窪地)の東端に位置しており、カルデラの中心に位置する黄金温泉、最奥部の野湯である石抱温泉などとともに肘折温泉郷を形成している。
温泉街の一角にある「小松渕」は、トロイデ型(鐘状)火山の噴火口が渕になったものである。肘折カルデラは現在気象庁によって活火山に指定されており、肘折温泉郷全体が「肘折火山」のマグマ溜りの上に位置している。
引用Wikipedia – 肘折温泉

温泉街の中心には、開湯当時から信仰を集める神社として湯坐神社があります。
別名・薬師神社と呼ばれ、秋葉山碑を撮漕ぎった小高い丘に鎮座しています。
毎年8月20日のお祭りの日には奉納相撲大会で盛り上がるようです。

 
 ・薬師神社への急な階段

 
 ・お社

 
 ・あれ~っ、お社の名前が違う?

 
 ・温泉街を見下ろす

 
 ・旧・郵便局舎

昔ながらの温泉街のハイカラな建造物として、昭和12年に建てられたという旧郵便局舎は、温泉街の真ん中にあって存在感を示している。
現在はミニコンサートなど、各種イベントの会場としても活用されているとのこと。
現・郵便局は銅山川に架かる金山橋の対岸側に建っている。

 
 ・名物の人力車

事前予約すれば、宿泊先まで迎えに来てくれて乗車出来ます。
比較的安価に各所名所案内をしてくれるのだが、残念ながら今期で廃業するようである。
乗りたければ今のうちだ。
※肘折観光人力車 Tel:090-5356-2034

 
 ・銅山川

 
 ・川の畔には可憐な花が・・・

温泉街巡りも銅山川対岸に渡ると僅かな軒数しかなくなるが、比較的見通しが良くなります。
温泉街入口付近の対岸側からは、一風変わった橋の全容を見ることが出来ます。
2012年の春に路盤が崩落した県道57号線に代わって建設された全長240m鉄製の巨大な橋脚(鋼製ラーメン桟道橋)を持ち、狭い場所での高低差を稼ぐためにS字カーブの連続した国内最大級の長さとのこと。
名称は肘折希望(のぞみ)大橋と名付けられていて、上部には展望台を設けてあり、月山などの山々を眺めることが出来るそうだ。

 
 ・肘折希望大橋

熱心に肘折温泉郷を探訪しているうちに、宿のチェックアウト時間(通常10:00、延長は11:00)となってしまったので、名残惜しいが清算を済ませ出発することにしましょう。

宿からは目と鼻の先に、県道を登ると前述の肘折希望橋が目前に現れる。
太い鉄パイプの橋脚が何本も見え、ぐるぐると上り展望台から下を眺めると、その奇妙で特殊な形を露になった。
カルデラ地形の渕部分・外輪山の急傾斜を一気に登るためのS字連続の特殊構造であることがよく理解できる。

 
 ・いよいよ登ります

 

 
 ・上から見ても奇妙な橋である

 
 ・最後のカーブを望む

 

 
 ・見晴らし台から望む景色 残念ながら月山は雲の中だった

 
 ・K57はこの交差点で終点、直進方向のR458寒河江方面は、通行止め

今日は昨日の失敗を避けるため、R458で素直に新庄方向へと向かいます(笑)
K57の交差点から僅かな所に比較的新しい立派なトンネル(肘折トンネル)を通過、小さな九十九折れを下ると視界が開け、湯の台スキー場が現れた。

シーズン中でも土日しか営業していない山奥のスキー場、超豪雪地帯でアプローチも厳しく訪れるスキーヤーは少なそうであるが、毎年3月中旬には歩くスキー・ラングラウフ大会は日本最大級の規模と聞いているし、村の有志で創られる巨大な雪ダルマはギネスブックにも登録されるなど、村全体が活性化の努力している様子が解る。

また、この高原一帯は蕎麦の栽培もおこなわれており、特産品のトマトと並んで有名だそうです。
そう言えば、とまとサイダーって聞いたことあったなぁ・・・

 
 ・村営・湯の台スキー場(オフシーズンは牧場か?)

 
 ・高原の緑が眩しい

 
 ・下りストレート

 
 ・北北西方向には鳥海山(庄内富士)

 
 ・鳥海山と銀虎のコラボ

何とも素敵な眺めを存分に楽しみ、新庄方面へ下り基調のワインディングを爽快に駆け巡るのであった。
途中、K330を右折し舟形方面へと進路を変えた後、最上川を越えると新庄市の南側である舟形町へと入る。
K36、K56を経由し東北中央自動車道・舟形ICより尾花沢IC(無料区間)へと進みR13で南下、東根市からは前日オフ会でトレイン走行をしたR287を走り、東根ICから再び東北中央自動車道に乗り山形道を目指します。

 
 ・東根IC付近からは月山が見える

山形道に入ってから山形蔵王PAで小休憩、ここからは一般道に降りてエコーライン経由で白石へ向かおうと計画していたのですが、蔵王の山々は黒い雲に覆われ始め悪天候が予想されたため急遽中止、そのまま村田JCT経由で東北道で南下することにしました。

 
 ・山形道・山形蔵王PA

実は、一昨年この地を訪れた際にエコーラインを通ったのですが、白石では晴だったのにエコーラインに入り登るにつれ天候は悪化し、山頂(お釜)付近はまるで嵐のような悪天候となり、視界も最悪で危険を感じた経験があるだけに、長丁場な道中の安全を考慮しての変更だった。

という訳で、午後のハイライトは無しとなってしまった(ノД`)・゜・。

レヴォーグ自慢のACCとALKを駆使して淡々と東北道を南下する。
やがて福島県に入り更に縦断、福島、郡山、白河と次々に通過し関東圏へと突入、栃木県那須町を過ぎた黒磯PAで遅い昼食を兼ねた2度目の休憩をとりました。

 
 ・黒磯PA到着

黒磯は、鉄ちゃんであれば簡単に想像がつくかと思いますが、東北本線の交流と直流との境界点であるデッドセクションがあるのです(笑)
首都圏を走る直流近郊電車(211・231・233系など)は、ここ黒磯までしか走ることが出来ないため、折り返さなければなりません。

以前は、上野発黒磯行き東北本線普通電車が沢山あったのですが、上野・東京ラインや湘南・新宿ラインと変った昨今では、途中の小金井や宇都宮までしか行くことが出来ず、宇都宮以北の黒磯間では短編成のローカル運用と変わっています。
以上、鉄道豆知識でした(^^ゞ

 
 ・昼食は軽く、かき揚げ蕎麦を

ここから自宅まではノンストップです。
次第に交通量は増え始め、宇都宮ICからは片側3車線へと広がり関東平野を更に南下していきます。

途中、白のレヴォーグが後方からカッとんできて、交通量が多く先が詰まっている状態にも拘らず無理な追越しや左からの危険な追抜きを繰り返しながら前方へと消えていきましたが、あまりの行儀悪さに閉口しました。

同じレヴォーグ乗りとして非常に恥ずべき自己中な危険運転で、他車に多大な迷惑をかけ事故の誘発をする諸悪の根源であることを深く認識して欲しいですね(怒)

やがて舘林を過ぎ長い利根川橋梁を渡ると、いよいよ地元・埼玉県にご帰還です。

 
 ・東北道・利根川橋梁

夕方なので非常に交通量が多いですが、もう少しです。
浦和本線料金所を通過し、川口JCTで外環道に入って直ぐの川口中央ICを降り、あとは下道で18:18無事帰宅することが出来ました。

今回も乱文・長文となってしまい、閲覧くださった皆様には心より感謝しております。
ありがとうございました!そして長きに亘り大変お疲れ様でした。


おしまい


 
本日の走行距離  437.1km
   〃  燃費   16.6km/ℓ 

2日間の総走行距離  904.8km
   〃   平均燃費  15.8km/ℓ

※何れも金🏆ゲット(^^♪
Posted at 2018/07/01 17:17:35 | コメント(5) | トラックバック(0) | 日記

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「@銀プリ2 さん、辛いですが1週間は静養せねば・・・( ノД`) くれぐれもお大事にしてくださいね。」
何シテル?   01/09 16:04
この度、歳相応に落ち着いた雰囲気を持つレガシィアウトバックに乗換えました。 前車レヴォーグではアフターパーツが豊富で、皆さんの弄りを参考にさせていただきな...
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