アルファ147 V6と直4
147 2.0を15年乗って 147GTAに乗り換えて思うこと
2.0に乗っていた時ずっと気になっていたのが、まだ乗ったことのないアルファロメオ謹製のV6。
ネット上をいろいろまわって
ガンガンエンジン廻してキビキビ運転が楽しいのは直4
音とパワーはV6
というのが大まかに言った評価だろうか
ツインスパークだってリアマフラーを変えただけでも「とぅるるるるるる〜」と加速時には甘く乾いた音を出してくれ、それはそれはとろけるような時を楽しませてくれた。
だが!
趣味で音楽をやっている私としては、
世間でほぼ評価の固まりつつあるTSに対するV6への音の高評価を見て見ぬ振りをすることは不可能であったのだ。
音なんて人それぞれだし、TSのビートの効いた、そして低回転から高回転に移行するにつれて振り絞るようなパワー曲線。その点V6なんて音だけでフラットトルクでドラマチックな盛り上がりなんて薄いのだろうと。俺にはTSの方が合っているんだと自分に納得させた。
で、2.0に15年乗って、クラッチ関係、ルーフ内外、ヘッドライトなど いろいろ新品に交換した矢先、今度はオイル消費が急に気になり出してきた。
毎週出かける前にオイルを補充するような(300kmで1リットル)状態。
まだまだ乗り続けようと思っていたが、子供も後ろに乗ってくれることもぐっと減り、これはいい機会だと、思い切って気になっていたGTAを買うことを決意。
156GTAと迷ったが、やはり147の前期の顔が大好きなのと156の顔はあまり好きになれなかったことから147GTA、それもGTA買うなら絶対これ!と前々から思っていたブルー。
購入経緯はこれぐらいにして
実際V6とTS比べてどうなんだと。
乗り換える納車当日、GTAに乗って帰る道すがら、
少し走った印象は
「う〜ん。なんか普通。期待が大きすぎた?エンジンの音もフィーリングも全然ゾクゾクしない。アルファ特有のロロロロ〜が聞こえない、これならTSでよかったのに。これはやってしまったか?」
もしかしたら本来はもっと良い音がするのかもしれない。
色々消耗品の交換や調整でいい音がするのかもしれない。
マフラー交換したTSとノーマルのV6では比べるのも酷か。
え?なんで試乗しなかったの?との声が聞こえてきそうですが。
青のGTAってなかなかなくて、それも結構安かったのでこれしかない!
と思って整備中だったけど、そこで即決したんですよね。
決して中古車やさんがケチだったわけではありません。
唯一の救いは、上まで回すと「グゥお〜ーん」(決してクゥオーんではない)と吠えるのと、発進時アクセルを煽るとフォーンと乾いたいい音がする。
それとV6らしいドロドロした音。音量もハイブリッド全盛の今時では存在感満点の迫力。
これはいいな!とは思った。
でも納得いかない!
すかさずTSでも甘く乾いた音を奏でてくれたユニコルセにリアだけ交換した。
するとどうだ。ノーマルとは打って変わり、「フォー」と「コー」が混ざった音に満たされ、上まで回せば甲高く吠えるではないか。まさに金管楽器。金属パイプの中を何かが擦れていくような感覚。
これなのね。こりゃあ最高だわ。
直4
身軽、燃費を気にしないので高回転まで回せるし気持ちがいい。
やはり何と言っても中間域でのビートの効いた音とフィーリングが最高。
(なぜか5千回転超まで回しても排気音がウルサイだけで 気持ちいいと思ったことは15年間一度もなかったな。normalマフラーならまた違ったのかも)
V6(3.2の場合)
直4みたいに先を急ごうとは思わない、身のこなしが鈍重。(2.0が右セレ、GTAが左MTで、まだ慣れていないのも影響していると思う)
4年経った今では直4の時とおなじく先を急ぎます。というかむしろパワーがある分、前の車を抜きたくてしょうがない衝動と戦っています。
燃費が気になって滅多に6千回転以上は回せない。
2速で6千回転回そうとしても、すぐ先行車に追いついてしまい一般道ではなかなか回せるところがない。
マフラー交換が条件であればアイドリングからスーパーカー然とした、また回せば甲高いサウンド
小気味好いエンジン音と共に思いっきりエンジン回して、身軽で友達同士のような関係のTS
外観はスパルタンで所有欲をそそり、マフラーを交換すれば刺激的な、ちょっと気を使うスペシャルなV6
音なら迫力のV6
走りを楽しむなら軽快なTS
結局は世間で言われる「両方所有が理想」という結論になってしまうのだった
Posted at 2019/07/20 11:56:26 | |
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