先週の日曜日、関東マツダさんのキャンペーン
「Be a driver TRY 一日試乗キャンペーン」を利用させて頂きましたので、
簡単ではありますが、レポートなどしてみたいと思います。
お借りできる時間は10時~18時と8時間ほどだったので、
思いきって少し遠出を計画。
三浦半島津久井浜へいちご狩りに行くことにしました。
この目的地へ行くには、クネクネした首都高速、走りやすい横浜横須賀道路、
アップダウンがある三浦半島や細く入り組んだ路地が多い逗子・鎌倉周辺を走ることができ、
また、海も眺められるというおまけも付いてくるので、
マツダ初のハイブリッドのパフォーマンスがどの程度なのか、
車体が大きくなったと言われている中で、実際の取り回しなどは、
どう感じるのか、いろいろ体感できると思ったからです。
■10時00分:試乗申込
指定時間ぴったりに販売店へ到着。
実は早めにつきましたが、あまり早いと「やる気満々だな」
なんて思われたくないので、ちょっと手前のコンビニで暇つぶし・・・。
事前の説明を受けたり、車両の操作方法などを教えてもらいおおよそ30分ほどで店舗を出発
試乗車として申し込んだのはアクセラセダンのハイブリッドですが、
申込の段階ではグレードなどは不明。
せっかく試乗させてもらうのであれば、渾身?の安全装備や運転支援装備である、
RVMやクルーズコントロール、アクティブドライビングディスプレイとか、
試してみたいなーと思ってましたが、車両は、HYBRID-SのLパケ!!
かなりテンションあがりました。
ほぼフル装備のこのクルマのお値段は車両本体価格は¥2,625,000円。
乗り出しはおおよそ300万弱といったところか。
2000CCのエンジンは、99PS/14.5kgのトルクを備え、
ハイブリッドユニットは、82PS/21.1kgのトルクを発生。
ハイブリッドユニットは当然プリウスと同じとしても、エンジンの馬力とトルクは全く同じなのは、
このハイブリッドユニットのメリットを最大限生かすために、試行錯誤した結果、
この仕様に落ち着いたとのこと・・・。
燃費は、JC08モードで30.8km/Lと、本家プリウスの30.4km/Lをわずかながらも凌ぐ快挙
車重がプリウスよりも、10kgだけ軽いけど、それだけで0.4km/Lの差が出るのかな?
(いや、この0.4km/Lの差はマツダ開発陣の努力の結晶でしょうw)
BK5Pは確か115PS/15.5kgで18.8km/Lぐらいだったから、
まあ、全く別物のクルマですね~♪
走り出してすぐ、感じたのは、モーター走行から+エンジン走行に移行する際のスムーズさ。
プリウスだと、「ブルブル~」ってエンジン様の始動が手に取るように分かりますが、
アクセラハイブリッドだと、本当に注意していないと気付かないほど。
この自然な味付け感が、とても好感を持てました。
また、少し乗っただけで感じたのは、重量感というか安定感。
BKよりも当然、車重が増えているので、当たり前と言えばそうですが、
決してネガティブな重量感ではなく、軽快さを兼ね備えた安心感が伺えました。
■10時45分:家族お迎え
一旦販売店から、自宅に向かい、家族をピックアップ。
往路は長男が助手席で次男は後部座席となります。
■11時00分:出発(首都高:C1→6号)
今回の試乗で注目していたのが、センターディスプレイ&コマンダーコントロールの使い勝手。
あえてマニュアルを見ずに直感で操作して、すぐに問題無く使えるか。。。
音声で目的地設定ができるようだったので、まずこれを試してみましたが、
発音が悪いのか、住所指定はなんどやってもNG。
名称指定が出来なかった(機能を見つけられなかった可能性あり)のも残念。
結局コマンダーで入力するも、「あかさたな・・・」など入力する一覧が、
左から右に並んでいるのもちょっと違和感あり。
液晶の表示は、設定した自ルートの色と、VICSの渋滞の色が同系でみにくい。
初期設定を変更すればよいのかもしれないけど、すぐにはそこまで変更出来なかった。
一方、アクティブドライビングディスプレイの中に表示されるレーン表示は、
個人的にはシンプルでとてもよかった。
首都高のぐにゃぐにゃ進路変更もなんの問題もなくこなせました。
あとナビ機能で良かったと感じたのは、自動ズーム機能?
基本表示は結構拡大よりなので、個人的にはもう少し縮小表示であってほしいのですが、
交差点に近づいた際、直進であれば自動縮小し、曲がる場合は拡大してくれる。
気持ちとしては、曲がるときには「詳しく見たい」し、直進の場合は、
「本当にこの方向であっているのか?」と念のための立ち位置確認をしたいと思う。
この気持ちをスムーズに汲み取ってくるのはありがたい(最新の汎用ナビには当然の機能なのかな?)
■11時20分頃:経路(湾岸~横横)
日曜日ということもあり、3車線の道路はガラガラでとても走りやすい。
※:「クルマで行こう」の高速ロケ付近に入りテンションがあがります。
ここで、クルーズコントロールを使ってみる。
ここでも、マニュアルは見ずに直感で・・・。
インパネ右下に、メータのランプが点灯します。
通常は消灯で、ボタンONでオレンジ点灯。(多分Ready状態かな)
ここで、「SET+」か「SET-」ボタンを押して確定。(色がグリーンに変わります)
どうやらメータよみ104kmが設定の上限見たい。
セレナの場合は、クルーズコントロールオフとオンの差が、おおよそ倍の開きがあったので、
燃費を稼ぎたいときは迷わずコンピュータ任せにしていましたが、アクセラハイブリッドの場合、
正直OFFでもONでも大きな乖離はありませんでした。
OFF状態での人為操作でもある程度良い燃費が出せるクルマなんでしょう。
※:トイレ休憩のため、横須賀PAに立ち寄り
トイレ探しに集中してしまい、下りるインタをさくっと通過してしまったのは、
ここだけの秘密・・・。
■12時30分:三浦半島津久井浜到着
さっそくイチゴ狩り開始です。
トップシーズンだったからでしょうか、とてもたくさんの観光客でにぎわっていました。
1500円/30分で、おいしくイチゴを頂きました。
■13時15分:「湘南国際村」方面に出発
横須賀PAに気を取られてしまい、往路で行く予定だった「クルマでいこう」ロケ地めぐりのリベンジで、
復路にて「湘南国際村」を目指します。
見覚えある人~?
■14時00分:江の島に向けて出発
18時返却にはまだまだ時間があるので、ここは湘南の海風を当たりに、
江の島まで足を延ばすことに・・・。
しかし、渋滞にはまってしまい、江の島をあきらめ、
鎌倉~朝比奈峠経由で横横に復活。
帰りはBKアクセラとセレナに乗っていた時よく使っていたルート第三京浜経由としました。
★★港北PAで休憩
■16時30分:実家に立ち寄り
ちょっと時間があまりそうなので、帰路途中にある実家に立ち寄り。
実家の駐車場はとっても狭いのですが、お試し駐車をしてみることに・・・。
★★結構きつきつです。
この駐車場には、足かせ30年かけて以下4台のファミリア系クルマが収まったことになりました。
・ファミリアAP
・ファミリアS-ワゴン
・アクセラスポーツ(BK)
・アクセラセダンハイブリッド(BY)
■18時00分:車両返却
走行距離は約200kmで7割方は高速道路。
平均燃費は約18.8kmでした。
一日貴重な体験をさせて頂き、関東マツダさん本当にありがとうございました。
【総評】
一日を通して体感したマツダ初のハイブリッドカーは、
座ればとてもしっくり、走れば安全で安心、運転はとても楽しく、
そして燃費もしっかりついてくる、とてつもなく優秀なクルマです。
・燃費が悪い
・すぐ故障する
・安っぽい
などの悪評が立っていた大昔のマツダを知っているだけに、
これだけのうっとりするクルマを作り出せるステージに到達していることは、
本当に涙・涙・涙ものです。
私はクルマの機構などの知識が乏しいので、「リアサスの動きがなんちゃら」とか、
「タイヤとのマッチングがほにゃらら」などとインプレすることはできません。(w
他の方のインプレを拝見すると、「パワーが物足りない」「軽快さが足りない」など、
ネガティブなコメントもちらほらあります。
でも、普段乗りを前提にすれば、シグナルゴーでフルスロットルを与えれば、
悠々と流れをリードすることもできましたし、高速道路での追い越しフェーズでも、
アクセルを踏めば、ストレスなくスピードが追いついてきます。
私にとっては「必要十分」と感じますし、馬力が必要であればそれこそXDなりを好みでチョイスすればよい。
「軽快さ」は確かにあるかないか?と言われれば、無い方かと思いますが、
それに代わる「上質感」「安定感」が得られるクルマです。
恐らくこのクルマは販売台数的にはあまり多く出ないでしょうし、
マツダとしてもハイブリッド仕入れ分の原価はどうしようもないので、
薄利小売というある意味、企業としては「問題児」クルマなのかも知れません。
ユーザの声「マツダでハイブリッド車が欲しい」に真摯に対応する姿勢は、
国産車の中でもMTラインナップを拡充するところと通じるところがあり、
地味ではありますが、マツダの強い意志を感じずには居られません。
自分は残念ながら、クルマ生活には当分の間は戻れなそうですが、
今この時期に、マツダのハイブリッド車にじっくり乗れたことを、
心と体に染み込ませつつ、近い?将来の参考にさせてもらいたいと思います。
長文&駄文にお付き合い頂きありがとうございました!!