車内にWi-Fi環境を導入してみたよ^_^

私、スマホの通信SIMは楽天モバイルで契約しています。もちろん安さが一番の理由です。

昨年から有料になりましたが、楽天市場で買い物をすることが多いのでそのまま継続しています。

ただ、最近は毎月3GBを超える容量を使うことが多く、月々の料金は2千円を越えています。

そうなると今までガマンしていた「通信品質の悪さ」が鼻についてくるようになりました。

山陰のど田舎に居を構えているので、ドライブの時には中国山地の山奥を通ることがとても多いのですが、圏外になる頻度がすこぶる高いのです。

ID.4はナビが装備されていないため、スマホを接続してのナビアプリ使用が必然となります。

そのため圏外が多発すると地図はマトリックス表示に覆われて、ストリーミングされる音楽も聴くことができなくなるのです。

ローミングサービスの契約もどんどん打ち切っているので、auの電波を掴むこともほとんどできません。

なのでドコモの電波が使える他社の格安SIMに乗り換えようかと目論んでいるのですが、まずはドライブ時の電波の掴み具合を試すため、車載用のWi-Fiルーターを導入してみることに。

メジャーなのはパイオニアの「DCT-WR100D」ですが、調べてみるとお値段もリーズナブルで汎用性の高そうな KEIYOエンジニアリングの「AN-S092」を使ってみることにしました。

https://www.amazon.co.jp/dp/B09Q853322/

シガーライターからでもUSB端子からでも電源を取ることができるようです。

格安SIMはOCNのmobileONEにしました。ここを選んだ特別な理由があるわけではありませんが、自宅の通信プロバイダにOCNを使っていることと、3GBで770円という料金がちょうど良いように思えたからです。

申し込み後、OCNから届いたSIMをルーターにセットして電源を入れます。ルーターに接するSIMサイズは「ナノSIM」です。

自室で設定をしたので、モバイルバッテリーに接続していますが、USBコンセントやPCなど、どこでも電源は取れると思います。ちなみに端子はUSB-Aのオス端子が直付けされて飛び出たものです。

電源を入れてしばらくするとWi-Fi接続ができることを示す緑のインジケーターランプが点灯します。

スマホのWi-Fi設定画面を開き、現れた「KeiyoWi-FiRouter〜」を選んで接続します。

Wi-Fiの接続パスワードは「1234567890」となります。

スマホと接続されますが、この時点ではまだアクティベートが済んでいないのでインターネットには接続されていません。

単に"Wi-Fiダイレクト"で接続されているだけです。

Wi-Fi接続したままブラウザを開いて、アドレス欄に「192.168.225.1」を打ち込むと設定画面が表示されます。

管理パスワードは「12345678」です。

ログイン後の画面です。

SIMカードをセットしていても"NO SIM CARD"の表示がされています。

APN情報の入力をするため「システム設定」をタップ。

「APN設定」のプルダウンバー内の「+追加」を選択すると

APN情報の入力画面が現れます。
SIM契約時に送られてくるAPN名・ユーザー名・パスワードを入力します。

プロファイル名はわかりやすく「OCN」で登録。

入力後に緑の「保存」ボタンをタップします。

一つ前の画面の「APN設定」プルダウン内に設定したプロファイル名が表示されるので、これを選択します。

設定変更の確認ダイアログが表示されますので「確認」をタップ。

設定を認識させるために、ルーターを再起動する必要があるので、再起動ボタンをタップします。

再起動して少しすると4G通信に接続されて青いインジケーターが表示されます。

スマホのWi-fi設定画面でもう一度「KeiyoWi-FiRouter〜」を選ぶとWi-Fi接続が完了して車内Wi-Fi環境の出来上がりです。

難点としてはCarPlayのワイヤレス接続もWi-Fiダイレクトで接続されるため、車載ルーターとの併用ができないことです。

まあ長距離ドライブ時にはWi-Fi接続したスマホを有線で接続させればCarPlayは使えるのでこの点は妥協しようと思います。

ルーターは車での使用以外にも、普通のモバイルルーターとしても使えるので、簡単に取り外せるようにこの位置にマジックテープで固定することにしました。

さっそく今まで圏外になっていた中国山地の奥地に車を走らせます。

さすがドコモ回線。アンテナ1本になることはあろうとも、一度も圏外になることはありませんでした。

これで山奥でも仕事ができます^^;