今回はホルン隊の事を書いてみます。
劇中では表立って登場する場面は少ないですが、北宇治のホルン隊はなかなかいい味を出していて好きです。
全員、YAMAHA YHR-567 フルダブルホルンを使用しています。 ホルンは「世界で一番演奏する事の難しい金管楽器」とギネスブックに記載されています。マウスピースが小さくブレスコントールが大変で、3.8mもある細くて長い管と大きなベルのおかげで音域は広いですがコントロールが難しく、指使いが多くて吹きこなすのに技術を要する楽器で、ホルン奏者には職人肌の人が多いと言われているそうです。
ユーフォニアム監督の石原さんが「ホルン隊は割と好き。コイツら問題児!」「ややクセの強いキャラが多い」と言っています。
キャラクターデザインの池田晶子さんによると「60数名のキャラクターを一気にデザインして、顔つきでどういう人が何をするかという事を考え、それぞれを楽器に割り当てていった。」と話をしていました。
©武田綾乃・宝島社/『響け!』製作委員会
ホルン隊メンバーを紹介します。
☆沢田樹里(さわだ じゅり) (ホルン1st)(CV.日笠陽子)(吹部:楽器管理係)
ホルン隊パートリーダーの3年生。グリーンのヘアピンを2つしています。中学の時からホルンをやっている、楽器経験者です。”ずっとパート内で一番上手かったのであまり努力をしたことがない”という天才肌なのですが、滝先生が来るまではダラけた部の雰囲気に飲まれ「楽しければよい」と練習せずに過ごしていました。滝先生に「この曲(三日月の舞)はホルンが格好良い曲です。分かっていますか?」と発破をかけられ、関西大会では素晴らしい演奏をしています。関西大会の三日月の舞、ホルンの響きがヤバい!です。

©武田綾乃・宝島社/『響け!』製作委員会
樹里ちゃんの顔つきが職人っぽくて、キャラデザ池田さんGJ!です。
(実は、当初夏紀のキャラデザになる予定でした)
☆加橋比呂(かはし ひろ) (ホルン2nd)(吹部:楽器管理係)
ホルン2ndを務める3年生。赤いリボンをつけています。沢田樹里ちゃんと同じクラスで、高校に入ってから楽器を始めました。
滝先生に対して当初は反抗していて「海兵隊」の合奏で「何か言われたらマッピ投げるし!!」と言っています。でも、ホルン隊のアイキャッチ(この記事の一番上の絵)では、女の子らしくポーズをとっています。かわいい。

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比呂ちゃん、マッピぶん投げモードに入っています(笑)
☆岸部海松(きしべ みる)(ホルン4th)
ホルン4thを務める2年生。カチューシャをしています。最初の頃、滝先生のしごきで「フーフー」とティッシュを吹いている子です。高校から楽器を始め吹部へ入りましたが、やる気のない雰囲気に飲まれてしまっていました。しかし、滝先生体制になって鍛えられ、3年生が卒業し最高学年になってホルンのパートリーダーを務めるまでに成長しました。「やる時はやる!遊ぶ時は全力で遊ぶ!」をモットーに頑張っています。
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えきびるコンサート「宝島」では、ベルアップとともににグリッサンドを決めています。ホルン隊の吠えるようなグリッサンド、最高です!

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以前にも書いたことがありますが、海松ちゃんの父の名前は帆立(ほたて)、母は真珠(しんじゅ)、妹はむる と言います(by瞳ララ)。
☆森本美千代(もりもと みちよ)(ホルン3rd)(吹部:スケジュール係)
ホルン3rdを務める1年生です。中学でもホルンをやっていた楽器経験者です。

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ホルン経験者なので、瞳ララちゃんに基礎を教えています。3年生が卒業してからは、新リーダーの海松ちゃんを多方面で支えています。同級生のパーカス・井上順菜ちゃんと仲良しです。
もっと注目されて良い人だと思います。次の映画での活躍に期待したいです。
☆瞳ララ(ひとみ ララ)(チームモナカ)(CV:千菅春香)
黄色のリボンをした1年生。ホルンの形に憧れて吹奏楽部に入部しました。楽器未経験者ですが先輩からはあまり教えてもらなかったようで、コンクールメンバーには選出されず、チームモナカとして吹部を支えました。(先輩は職人肌なので、手取り足取り教えることはせず「見て覚えろ!」的な感じだったのかもしれません)
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部内屈指の情報通。オーディションの時、麗奈と滝先生の関係をキャッチし、「ララ、聞いちゃいました」と暴露してしまい、部内を混乱させた張本人です(笑)。コンクール本番前にも他校の情報をキャッチし「立華高校は銀だったみたいです」と伝えていました。 ホルンについては「先輩があまり教えてくれないので上手くならないが気にしてない」という事ですが、新年度にはコンクールメンバーに選出されているようなので、森本ちゃんに教わって上手になったようです。

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でも、ララは先輩大好きですよ!

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ホルン隊メンバーの名前は、”ザ・タイガース”から来ているようです。(沢田研二・岸部修三・加橋かつみ・森本太郎・瞳みのる・岸部シロー)
オーディションは、基本的に楽器未経験者はコンクールメンバーから落選しています。これはキャラデザをした最初の時から決まっていたそうです。しかしホルン隊のメンバーをよく見ると、楽器経験の少ない加橋比呂ちゃんと岸部海松ちゃんが合格しています。これは、ホルンはアンサンブル楽器なので人数が必要であるという事から、落とすわけにはいかなかったと考えられます。
ホルン”パート”とは呼ばずホルン”隊”と呼ぶのも、そういう所から来ているようです。
最後に、ホルン隊の見つけ方です。(画像をクリックして拡大してください)
コンクールではここにいます。

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赤枠です。
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麗奈ソロの場面ですが、赤丸を見ましょう!
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「三日月の舞」のホルン、最高です。特に関西大会の演奏はブーストがかかっています。
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沢田樹里ちゃんの譜面には、ファゴットの岡美貴乃ちゃんとトロンボーンの田浦愛衣ちゃんと一緒に写っている写真があります。
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沢田樹里ちゃんのアップです。

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「えきびるコンサート」の”宝島”シーンでは、ここにいます。

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あすか(ユーフォ)の隣に沢田樹里ちゃんです。

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ホルンの見せ場では、加橋比呂ちゃんのカットに切り替わります。

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今日の所はこのくらいにしましょう。
響け!ユーフォニアムを見る機会がありましたら、ぜひ、ホルン隊にも注目してみてください。
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Posted at
2019/01/27 21:24:02