誕生日:4月15日 牡牛座
身長:156cm
血液型:B型
好きな色:黄色・ピンク色
趣味:ギター・カラオケ
特技:神経衰弱で負けたことが無い
好きなもの:香織先輩・コロッケ
嫌いなもの:そば、静電気
吹奏楽の強豪である南中学出身。吹奏楽部に所属していてトランペット一筋です。
中学最後のコンクールでは銀賞で終わるという苦い経験があります。
頭に好きな色である黄色の大きなリボンを身に着けています。縣祭の時は黄色とピンクの上下の服を着てますし、水着もピンクです。
通称「デカリボン」。優子の中の人である山岡ゆりさんは「デカリボン」と呼んでいます。

©武田綾乃・宝島社/『響け!』製作委員会
使用楽器はYAMAHA YTR-850S。銀メッキ仕上げのトランペットです。
銀メッキの金管楽器は値段が高いです。吹奏楽部で銀メッキの楽器を使っている人は先輩であるか上手な人と見られるそうです。 が、
銀メッキ…柔らかい音色
ラッカー…シャープな音色
という特徴があり、ジャズなどパワフルな音色が必要な時はラッカー、音のまとまりが要求される吹奏楽では銀メッキが多く使われるそうです。
ちなみに優子の大好きな香織先輩はYTR-850。優子の同型機種のラッカー仕上げ仕様です。価格は優子のそれより安いです。
麗奈はYTR-6310Zというジャズ向けプロモデルです。でも価格は香織と優子のそれより安いです。
シルバーの優子は”和”を求め、ラッカーの香織と麗奈は”前に立つ事”を求めていた という事でしょうか?
(香織先輩については、全国吹奏楽コンクール金賞受賞実績のある、トランペット経験者でもある山岡ゆりさんが「トランペット奏者は目立ちたい、自己主張が強いテンション高い人が多い気がする。香織は表には出さないけれど家ではすごいと思う。トランペットやってるくらいだから」と語っていました)
優子は、疑問に思った事は直接確認しようとします。裏表が無い子です。自分の意思は相手にはっきり伝え、負けず嫌いの所があります。まさに4月生まれのトランペッターですね。
色々誤解されがちな優子ですが、実は優しく面倒見が良く、他人想いです。他人の為に泣いたり笑ったり出来る子です。ただ、香織先輩が絡むと冷静でいられなくなってしまう所があります。理性を香織先輩が超えちゃうんですよね。しかし去年の合宿でソロパート争いについて「本気で全国行こうと思うんだったら 上手い人が吹くべきだと思う」と久美子に話したりと、俯瞰して物事を捉える事が出来、部の事もちゃんと考えていたりします。

©武田綾乃・宝島社/『響け!』製作委員会
意思が固く貫き通そうとします。それが災いしてか、色んな事柄を抱え込み、本来なら他へ振るべき仕事を全部自分でこなそうとしてしまいます。
優子のメモ

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○早朝練6:00~ 毎日監督する!
○土日も早朝練出てる子がいるから、わたしも出る!
○個人練・補欠組の練習を見る。そのあと、日々の個人練習を欠かさない!!
出しつくす!やるっきゃない!!
と、仕事を抱え込んでいます。
今年の北宇治は「全国大会金賞」を目標としましたが、優子部長はそれだけでなく、北宇治をもっと強くして来年に繋げ引き継ぐ事を意識しています。部活は1年限りで終わりでは無く、後輩が引き継いでいくものです。優子はそこをよく理解しています。
キャラクターデザインは、とにかくかわいいです。総作画監督・キャラクターデザインの池田晶子さんによると「香織先輩を崇める子はかわいくないと!」との事です(実は、緑輝の二次設定キャラクターでした)。髪の色を全体的に暗めにしている響け!ユーフォニアムですが、優子の髪の色は明るめの色です。背も低めの設定で、容姿は「かわいい」を意識していますが、山岡ゆりさんによると「優子は、黙っていればかわいいのに…」と語っていました(笑)。また、眉が太いです。シリーズ演出の山田尚子さんは、太い眉は「情に厚い」事を表していると語っています。山田さん監督作品けいおん!に登場するムギちゃんも同様です。
優子は常に前向きで行動出来る子です。去年のコンクール関西大会舞台袖にて、明静のすごい演奏(ダッタン人)を聞いて弱気になった香織の「部のこと、よろしくね」という発言に対し「ここで終わりじゃありません。私達は香織先輩と全国に行くんです!!」と士気を高める発言をしています。
闘志に満ちた優子の表情、最高です。

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北宇治吹部の部長と副部長は代々、先輩からの指名制です。指名された部長が「新三年生会議」を開催し、そこで承認されて正式に部長と副部長が決定します。

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優子が部長、夏紀が副部長なのも、あすか先輩の希望です。
優子を部長に希望した事について「優子は、部長以外の事は出来ない」というのが理由です。
優子部長は、部内の”和”を重んじたと思います。去年、香織先輩と麗奈のソロパート争いで部内がギクシャクし、士気が落ちて練習どころでは無くなってしまいました。そういった経験から、新1年生の面倒を見て声を聞き、不満の芽を摘み取るために、同じトランペットパートの仲良しである加部ちゃんと、香織麗奈のソロパート争いやのぞみぞれ問題などの解決に一役買った久美子の能力を見て、来年の事を見据えて1年生の指導係に任命したんだと思います。

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また今年度、優子部長はパート毎のリーダー(パーリー)以外に学年リーダーを選出しています。学年リーダーも打ち合わせに出てと言うシーンがあります(秀一が挙手をするシーンがあります)。他パートとは殆ど交流が無いというのが吹奏楽部あるあるだそうで、横の繋がりを持って意思疎通を図ろうという意図だと思います。以前、みどりが「パートが違っても同じ学年同士は仲良くしたほうがいい」という話をしていたことがありますが、それが実現した形だと思います。
滝先生も、優子部長を信頼していると思います。吹奏楽部 総勢80名…言ってみれば一大派閥です。「自主性を重んじ、任せることが一番合理的」と言っていますが、優子部長の統率力や企画力、カリスマ性を評価していると思います。体制など部の運営は優子部長に一任しています。

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関西大会では全国行きを逃しはしましたが、ちゃんと”金賞”を取り結果は出しています。
誰も見ていない所で泣き崩れました。しかしすぐに意識を切り替えて、皆の前で凛とした姿で立ち、これからの北宇治の事を述べ部員達の意識を統一し、来年に繋げようとします。

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※部長って孤独でもあるんです。誰にも相談できず自分で判断しなければならない事もある。これは経験した人でないと分からないと思います。職員室に掲げられていた”楽毅論”。「偉い人の真意はその立場に立ってみないと分からない」…そういう事だと思います。来年、久美子がその立場になります。

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「努力してきた事は無駄じゃない。次に繋がる。北宇治はもっと強くなる!」

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優子部長は、きちんとビジョンを示し、体制を作って部の運営を図り、先を見据えて行動する、素晴らしいリーダーだと思います。
勿論、その影に夏紀の存在があるわけですが…それはまた後ほど。

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誓いのフィナーレで優子について私が一番気に入っているシーンは、関西大会ロームシアターで部員にテキパキと移動の指示をしている最中に訪れた香織先輩の声が耳に入り、一瞬、ギアがすっぽ抜けたような顔をしてモードが切り替わり、「香織先輩~マジ天使!」となってしまう所です。あの表情、最高にツボです。優子のDNAに香織先輩が組み込まれていると思いました。コンクールメンバートランペット1年生の小日向夢ちゃんは眼鏡がズレてドン引きしてましたが(笑)。
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