今日は、高坂麗奈ちゃんの誕生日です。
「響け!ユーフォニアム」で、主人公の黄前久美子に次いで準主役的存在です。
久美子と麗奈の関係を一言で表すと”引力”です。物語の時間が経つにつれどんどん二人は引き寄せられていき、互いに支え、また支えられる、無くてはならない大事な親友関係に発展していきます。
誕生日ですので、簡単に麗奈というキャラクターを紹介しようと思います。
~~~
名前:高坂 麗奈(こうさか れいな)
誕生日:5月15日 おうし座
身長:158cm
血液型:O型
好きな色:青・白
趣味:映画鑑賞
好きなもの:パスタ、柑橘系のジュース
嫌いなもの:納豆
~~~
麗奈は久美子と同級で、トランペットを担当しています。
麗奈の父はプロのトランペット奏者で、自宅に防音室があります。麗奈が小さい頃から父にトランペットのレッスンを受けていて、強豪校に匹敵する位、演奏が上手です。
トランペットの他、ピアノやバイオリンも弾けます。
クールで自分に厳しいストイックさを持っていて、他人と同じになりたくない、特別な存在でありたいと思い、「トランペットで本物の特別になる」と、本気で取り組んでいます。
コンクールで負けた時も、”自分の努力が足りなかった”と、常に自分と向き合い取り組む真面目さと強さを持っています。
久美子と同じ北中学の出身で、同じ吹奏楽部に所属していました。
しかし当時は、久美子とは名前と顔を知る程度の仲でしかありませんでした。
中学最後の府大会コンクールの時、北中学は金賞を獲得しますが、関西大会へは進めないダメ金でした。
久美子は「ダメ金だけど、金は金」と納得していますが、隣にいた麗奈は「悔しい…悔しくて死にそう。なんでダメ金なんかで喜べるの?私達全国を目指してたんじゃないの?」と泣いて悔しがります。
そんな麗奈を見て久美子は「本気で全国に行けると思ってたの?」と、言ってしまいます。
麗奈は「あんたは悔しくないわけ? 私は悔しい。メチャクチャ悔しい」と吐き捨てるように言ってその場を去ってしまいます。
久美子はそのまっすぐな麗奈の目を見て麗奈の思いを悟りますが、自分が軽い気持ちでいたことに罪悪感を持ち、久美子の心の中に暗い影を残してしまいます。
そのままの状態で中学卒業を迎えます。
麗奈はその演奏技術から吹奏楽の強豪校・立華高校の推薦を受けますが、それを蹴って吹奏楽ではたいした実績の無い北宇治高校に進学し、吹奏楽部で久美子と再会します。
最初は「高坂さん」「黄前さん」と呼ぶ仲でした。
新しく就任した滝先生に反発し活動をボイコットしていた部員達の中、一人でぶつけようのない想いを抱きながら「新世界より」を吹く麗奈の姿がありました。
©武田綾乃・宝島社/『響け!』製作委員会
部の方針にただただ従うしかない久美子でしたが、麗奈と同ような気持ちを抱いていましたが、麗奈の吹くトランペットの音色に久美子の心に響くものが生まれます。

©武田綾乃・宝島社/『響け!』製作委員会
麗奈に「すごく元気出た 私も頑張らなきゃって思った だからありがとう」と思い切って告げた久美子でしたが、「今の絶対引かれた…」と恥ずかしさでいっぱいになってしまいました。
文字通り、その言葉を受けた麗奈は久美子に「惹かれ」ました。

©武田綾乃・宝島社/『響け!』製作委員会
これをきっかけに、二人の仲はどんどん近づいていきます。
縣祭りの夜、麗奈と久美子は祭りへは行かず、大吉山へ登ります。
そこで麗奈は自分の想いを久美子に話します。

©武田綾乃・宝島社/『響け!』製作委員会
トランペットに対する想い、誰とも違う”特別でありたい”という強い想い、そして久美子という”ユーフォっぽい”つかみどころの無い所が以前から気になっていた事を”告白”します。
※「ユーフォっぽい」という事の意味を、こちらに記載していますので、ご覧ください。

©武田綾乃・宝島社/『響け!』製作委員会
「高坂さん」と呼ぶ久美子に対し、麗奈は自分の事を”麗奈”と呼んで と言います。
久美子ともっと仲良くなりたいという麗奈の気持ちを表しています。

©武田綾乃・宝島社/『響け!』製作委員会
この時をきっかけに、麗奈と久美子の関係は親友関係に発展します。


©武田綾乃・宝島社/『響け!』製作委員会
今後、大吉山は麗奈と久美子の”二人だけの場所”になります。
二人が吹く曲「愛を見つけた場所」の音色が響き渡ります。
滝先生が顧問に就任してから、コンクールメンバーはオーディションで決める事になりました。
北宇治吹部で勃発した、香織先輩と麗奈のトランペットソロパート争い事件をきっかけに、麗奈と久美子は親友関係以上の信頼関係に発展し、”絆”が結ばれていきます。
(麗奈の足元に久美子がいるという構図で、麗奈を支える久美子を表しています)

©武田綾乃・宝島社/『響け!』製作委員会
麗奈はソロパート再オーディションで、誰も文句を挟む余地すら無い圧倒的演奏技術を見せつけます。
その麗奈の演奏が久美子の楽器に対する熱意の火種になり、久美子のその後の部活の取り組み方に大きな影響を与える事になっていきます。

©武田綾乃・宝島社/『響け!』製作委員会
クールで隙が無いように見える麗奈ですが、滝先生の事が好き(ライクではなく、ラブ)で、滝先生が絡むとポンコツになります。また、久美子と一緒にいる時間が経つにつれて影響を受け、それまで隠れていた人間味がどんどん出てきます。
花火大会の時、それまでの麗奈だったら使わない単語「適当…」と言ってみたり、

©武田綾乃・宝島社/『響け!』製作委員会
久美子がみどりと葉月に「麗奈って結構面倒臭いとこあるからなぁ~」と漏らすシーンがありますが、最初の頃に比べ、それだけ麗奈に人間味が出てきたという事です。


©武田綾乃・宝島社/『響け!』製作委員会
麗奈と久美子は、互いに色々な面で影響を受けるようになっていきます。
~~~
麗奈のキャラクターデザインは、
大きな瞳を持つ黒髪の美少女でスタイル抜群です。
身長は久美子(162cm)より低い158cmです。石原監督によると、背が低いのは”萌えポイント”という事ですが、キャラクターの構想段階では麗奈の方が背が高い設定になっていました。
「響け!ユーフォニアム」のキャラクターは、瞳の一部に補色を若干混ぜてある特徴を持ちますが、麗奈だけは”特別な存在”の為、補色では無くピンク色が使われています。

©武田綾乃・宝島社/『響け!』製作委員会
麗奈が使用するトランペットは、
YAMAHA YTR-6310Zというジャズ向けプロモデルです。
麗奈が中学の時に、父親に買ってもらいました。
高校2年に進級した麗奈は「プロのトランぺッターになって、生きた成果を残したい」と久美子に打ち明けます。

©武田綾乃・宝島社/『響け!』製作委員会
麗奈と久美子は、いつか離れ離れになってしまうのではないかという不安をお互い持つようになります。
花火大会の時、久美子が不安を抱き、

©武田綾乃・宝島社/『響け!』製作委員会
翌年の縣祭りの時、麗奈が不安を抱きます。

©武田綾乃・宝島社/『響け!』製作委員会
誰でもそうですが、見えない事は不安になります。
しかし二人の絆は、例えそれぞれ違う道に進んだとしても、決して切れる事は無いと信じたいです。
この続きは、京アニが続編を作ってくれることになっていますので、その時の楽しみにとっておきましょう。

©武田綾乃・宝島社/『響け!』製作委員会
※当ブログに掲載されている画像・その他データの権利は 武田綾乃・宝島社/『響け!』製作委員会 に帰属します。