
川崎チネチッタで「劇場版 響け!ユーフォニアム」シリーズ2作を鑑賞してきました。
映画館はガイドラインに沿った、しっかりしたコロナウイルス対策をしていて、安心して鑑賞する事が出来ました。
映画館の換気システムについて事前に調べたのですが、映画館はもともと大人数を収容する事を踏まえた設計をしていて、かなり強力な換気設備が実装されているそうです。
それに加え、手すりやひじ掛けの消毒をこまめに実施して、感染拡大防止に努めていました。
また、至る所にアルコール消毒薬が設置され、誰でも手の消毒ができるようになっていました。
入口にはサーモグラフィが設置され、一人ひとり検温して入場します。
人が少ないのもあると思いますが、入口からシアターまでスムーズに流れるので混雑する事は全くありませんでした。
座席は前後左右の全方向に1座席分の空きが設けられています。
席の埋まり方は、こんな感じでした。
今回は「北宇治高校吹奏楽部へようこそ」「届けたいメロディ」の2作を観ました。
特に「届けたいメロディ」は、圧巻のフル演奏シーンが4つもあり、久美子とあすかの関係にスポットを当てた、とても心に染みる作品で大好きです。
チネチッタに来たからには、「LIVE ZOUND」で観ないといけません。
LIVE ZOUNDには3つのモードがあるのですが、響け!シリーズは「ハーモニクス」モードという、音楽番組に特化した音場調整が施されている設定で、素晴らしい音響を楽しむ事が出来ます。
音響にとても詳しいみん友さんの影響もあって、
今回は環境音に集中して観る事にしました。
冒頭の手を洗うシーン、換気扇が回っている音が明確に聞こえます。

©武田綾乃・宝島社/『響け!』製作委員会
殆どの音楽室のシーンは、熱交換器が回っている音がします。壁にあるスイッチは熱交換器のスイッチと思われます。

©武田綾乃・宝島社/『響け!』製作委員会
また、窓が開いていると外の街のざわめきが若干混ざったファンの音がしています。
ただ、早朝みぞれが一人で練習しているシーンでは全く音がしません。
エアコンや熱交換器が稼働していない為と思われます。
廊下のシーンでは、校舎内のざわめきの環境音が鳴っています。
外のシーンでは、市街地の環境音が鳴っています。

©武田綾乃・宝島社/『響け!』製作委員会
植田日和子ちゃんがメモしているペンの音も明確に聞こえます。

©武田綾乃・宝島社/『響け!』製作委員会
雨の日の夜、あすかの家のシーン
雨音がセンター付近で鳴っていますが、屋根からポタポタ落ちる雫の音が左右のスピーカーからランダムに聞こえてきました。
そのほか、
久美子ベンチや宇治川沿い付近のシーンでは、川が映っていなくても流れる音がしています。
自動車が走り抜ける音、電車の音、服が擦れる音、野鳥が鳴く声、遠くにセミの声、風で草木がなびく音など、常時、非常に細かい環境音が鳴っていて、臨場感溢れる演出をしています。
演奏シーンは、今回私が座った席は重低音がバンバン共鳴する席で、全身で演奏を受け止める状態で鑑賞出来ました。
(あまりの音圧で、途中咳が出そうになりました。危なかった)
楽器の音色は勿論、ブレスの音、ピストンの音、楽器本体に振れる音など細かく鳴っています。
晴香のバリサクソロ、ビリビリ来ます。メチャクチャ全身に響きました。

©武田綾乃・宝島社/『響け!』製作委員会
あすかの響け!ユーフォニアム、こんなに素晴らしい響きだったのかと、改めて感心させられました。

©武田綾乃・宝島社/『響け!』製作委員会
またチネチッタのLIVE ZOUNDのスクリーン8は、
4k RGBレーザープロジェクターを採用しています。
画面の端まで鮮明で明るく、綺麗な発色の映像が映し出されます。
今まで廻った映画館の中で、おそらくトップクラスに画質が良いと思います。
半年ぶりに映画館に来られたという事もあって、素晴らしい音響と映像に感動しっぱなしでした。
やっぱり映画は、映画館で観るのが一番ですね。
※当ブログに掲載されている画像・その他データの権利は 武田綾乃・宝島社/『響け!』製作委員会 に帰属します。
Posted at 2020/06/14 00:13:17 | |
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