
外国製(ミシュラン)のスタッドレスタイヤに履き替えましたが、結局、ビードとリムの間からのエアー漏れは解消していません。
翌朝になってペッチャンコになるような事はありませんでしたが、4本とも全部、微量漏れている事は間違いないです。
色々自分で調べた所によると、
・ミシュラン製のタイヤはリムとの接触面がシビアで、組み込みにコツが必要。
(ビード上げの時の圧力を国内メーカーより高くしないと、ビードが上がりきらない。その事を知らない整備士さんが多い、などなどノウハウがある)
・装着後の振動を抑える為に、手順や工程に色々とノウハウがあるようで、国内メーカー製のようにポンと組んでバランスを取るみたいなやり方では不具合が出る事がある。
・何度も履き替えていると、ホイール側にゴムのカスが残る事がある。それを綺麗に磨いて除去してからタイヤを組まないと、そこからエアー漏れする事がある。
・ホイールとの相性がある
私のホイールは、錆とかそういうものは見られませんが、何度か(3回)履き替えているのでゴムのカスは付着しているかもしれません。
大抵のタイヤ屋さんは、普通に古いタイヤを外して、そのまま新品タイヤを組みます。
今回やってくれた整備士さんは、ミシュラン製は新品を組んだ直後にエアー漏れすることがあることを知っていて、組んだ後に石鹸水でエアー漏れが無いか確認をしていました(国内メーカー製の場合は基本的にそんな事はやらなくても問題無いそうです)
恐らく組んでもらった所に再び行った所で、根本問題を解決することは出来ないと考え、別の店(タイヤ専門店)を探すことにしました。
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実は学生の時によく一緒に遊んだ知り合いがいて、そこは昔からタイヤ屋さんをやっています。知り合いの親父さんは根っからのタイヤ職人で、どこの店に行っても分からなかったパンクの原因を特定し修理してくれたことがありました。
十何年ぶりに、そこへ行ってみる事にしました。
しかし…先日親父さんは亡くなり、知り合いが一人で店を切り盛りしていました。
電子機器メーカーの設計部にいたのですが、そこを辞めて店を継いだようです。
お店は大型ダンプなどのタイヤ交換もやっていて、今はそういった常連さんのみ対応しているとの事でした。
更に時期的に超忙しいようでかなり渋られましたが、合間で少しだけ見てくれました。
石鹸水を掛けて「漏れてないよ?本当に漏れてるの?」と、定番の対応です。
ゆっくり漏れている事を伝えると「タイヤをバラしてホイールを確認してみないと分からないが、そんな時間は無い」「お得意さんならアレだが、他店の尻拭いをしている暇は無い」とキッパリ断られてしました。
(昔から気が短くて口が悪いのは知ってました(笑)。でもそれが本音でしょうね。また親父さんが亡くなった直後のようで大変そうでした。理解できます。)
本当に久しぶりだったので「昔、よく遊んだね~」と少し雑談をして、
「忙しい所、ごめんね。ありがとう」と諦めて引き上げてきました。
色々な意味で、やっぱり職人の親父さんのようには行かないようです。
今時、組付け時にホイールを確認してリムを磨いて組んだりしてくれるような、丁寧な仕事をしてくれる所は本当に少ないと思いました。手間ばかりかかる割に工賃が取れませんから。
「そんなに言うなら自分でやれば?」という声が聞こえてくる気がします。
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そういう事で店探しはやめて、少しだけ精度の良いエアーゲージとポンプを買いました。
遠征や通勤時は、出先で空気圧をちょくちょく確認して補充しながら、とっとと履き潰します。
国内メーカー製は、タイヤ自体の品質も安定していますが、誰が組んでも不具合が出ない作業のしやすさという面での品質も優れているのだと痛感しました。
私は自分でタイヤを組み替えるスキルも道具も持ち合わせていませんので、次からは今まで通り無難な国内メーカーを買う事にします。
最後に。
ミシュランスタッドレスの乗り心地はとても良いです。何と言いますか…走りが上質です。こういった乗り味は初めて体感しました。
タイヤ自体は良いものですから、きちんと(丁寧に)組んで貰える、ミシュランを組む経験とノウハウのあるお店を知っている、または自分で組めるという条件付きで、オススメできると思います。
Posted at 2020/12/19 16:07:18 | |
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