15インチホイール装着
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ホイール選びは紆余曲折を経て、結局205純正ホイールを使うことにしました。ヤフオクに出品されている、純正以外のホイールが適合するかどうか、いろいろ調べているうちに、ホイール交換というのは意外と奥が深いことを知りました。
まず直径(インチ)とリム幅(J)が許容範囲であることは当然で、ボルト穴の間隔(PCD)が合わなければ装着できません。これに加えて欧州車は車軸(ハブ)の真ん中が少し出ていて、ホイールが嵌るようになっていますから、ハブ径も一致しなくてはなりません。ボルト(国産はナット)もホイールごとに専用になることが多いのです。(写真はC5の後輪。トレーリングアームは珍しいでしょう)
一番難しいのはオフセットです。ハブの面とリム幅の中心とのずれをミリ単位で表しています。+19と表示があれば装着面が中心より19ミリ外にあることになります。オフセットが異なるホイールを装着すると、内に入り過ぎた場合はキャリパーやホイールハウスに当ります。外に出た場合は車検に通らず、スクラブ半径も大きくなってハンドリングに悪影響が出るそうです。
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通の知り合いに言わせれば、オフセットプラスマイナス5ミリまでは誤差のうち、10ミリになるとハンドリングに影響が出る、20ミリはとても乗っていられない、とのこと。
プジョーとシトロエンはPCDとハブ径は同じですから、気になるのはオフセットのみ。205純正は19で、C5の純正同サイズは18です。私は自信を持ってタイヤとホイールをディーラーに持ち込み、組み替えとホイールバランスをとるよう指示しました。
ところが装着がスムーズにいきません。ホイールの内側に張ったバランスウェイトがキャリパーに当るのです。(写真が見づらいねぇ)やむを得ず全部はがし、リム外側にかませることにしました。バランスの狂いがどれだけ影響あるのか興味があったので、はがした状態で高速を走ってみたところ、90キロまでは何も感じず、100キロでシートがムズムズし、110キロでステアリングに振動が出ました。これでは堪りません。このホイールは息子が知り合いから譲ってもらったもので、製造後ゆうに15年以上は経っていると思われます。
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上記画像の、かなり薄いウェイトがあたってしまうほどギリギリの隙間しかありません。同じ15インチでもリムからスポークへ続く角が肉厚なほどキャリパにあたり易くなるわけで、薄く造れる鍛造ホイールならもう少し余裕があるのかもしれません。
今度機会があったら、C5前期の2リッター用15インチホイールの隙間がどれくらいあるか、見てきましょう。ウエィトはどちらに付けているんでしょうか。
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30分もかからず再度のバランス取りを終え、期待感を抱きながら高速へ。おそるおそるアクセルを踏みながらついに150キロになっても振動が全くせず、鼻歌まじりで巡行できました。4千円でこれだけの効果があるのか、とプロの腕にいたく感心した次第。
確かに外側のウェイトはカッコ悪いですが、今年1年乗ったらOZに戻るか、15インチのままでいくなら新品にするつもりでいます。
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意外と似合うプジョーのホイール、でした。
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