ミクセデス勝ったーーーー!!!
もうこれでいいんじゃないかな?
え?ダメ?
じゃあもう少しだけ。
基本的にGT300メインで語りますのであしからず。
ちまちまGT500側にも触れますが。
遂に開幕したSUPER GT。
練習走行で、21号車のアウディがストップした後、牽引されたのですが、なんと牽引フッグがフロントグリルごとすっぽ抜けてしまうという珍事が。

JSPORTSオンデマンドで見ていた特典です☆
GT300の予選ではQ1にSGT復帰した番ちゃんこと番場選手がまたやらかして赤旗の原因を作ってしまう。
実況聞いてる感じだとABSが作動しなかったとか?
予選では特にABSを作動させる前提のアタックをするので、作動しなかったらそうなるわな、と。
この中で初音ミクAMGの片岡選手がトップタイムをマーク。
Q2にLEONがトップタイムをマークした後、30号車のプリウスが縁石をまたいで姿勢を崩しスピンを喫しまた赤旗。
1分25秒004と他と0.8秒近く早いタイムを出したLEONは完全にポールポジションムード。
その中で赤旗解除後、谷口選手が渾身のアタックを見せるも0.1秒届かず2番手。
しかしながら、あの走りは熱くなりました。
赤旗が出なくてタイヤの美味しい所が使えていたら……というたられば。
GT500はQ1では前評判通りレクサスチームが強さを見せ、逆に日産勢が全滅というまさかの展開。
ホンダ勢はGT500にステップアップ出来た模様。
Q2ではこれからアタック本番というタイミングで復帰した中嶋一貴選手のauがコースアウトし赤旗に。
セッション残り5分から再開もこれで決まりだろうムード。
その中で今度は無限のNSXがスローダウンしてしまい、再び赤旗でセッション終了。
早めにタイムを出したARTAがポールを獲るも、本気のアタックではないタイムでのポールだけにドライバーは複雑そう。
一方の首脳陣は大喜び。
実力で得たポールでないのに、あまりにバカ騒ぎしすぎで少々下品だった。
「神は見捨ててなかったね(笑)」とは予選後の鈴木亜久里氏のコメントだが、神はその行いを見逃していなかった。
日曜日の決勝。
グリッド上で全NSXがリアハッチを開けて作業する光景が見られた。
昨日のモデューロの電装系トラブルがついぞわからなかったため。
パレードラップスタート時にKEIHINがスタート出来ず、その後動き出してそのKEIHINを待つため、フォーメーションラップが一周追加に。
しかし再びKEIHINは止まってしまい、更にARTAのNSXも止まってしまう。
レーススタート前に赤旗が提示されるという展開の最中、今度はEPSONまでもが止まってしまう。
これでホンダはレーススタート前にお通夜が確定してしまう。
そしてこの一連の様子は「いよいよ開幕!」という盛り上がるべきシーンを台無しにして水を差したものと言わざるを得ない。
スタート後、レーススピードは確実に速い初音ミクAMG、片岡選手は前のLEONに対して差を縮めていく。
クラッシュしては元も子もないので冷静に、巧みに、プレッシャーを与えていく。
そして20周目に遂にLEONを抜いてトップへ!

クリーンなバトルを繰り広げた両ドライバーはさすがプロ!
その後はどんどんギャップを広げていき、ピットインのタイミングへ。
最初に入った3位のVivaCが左側2輪交換。
岡山では割とよく見られる光景。
それに反応するように2位のLEONがピットインし、こちらは4輪交換を行う。
ピット出口でこそ前に出たLEONだが冷えたタイヤでは防戦出来ず、VivaCに抜かされてしまう。
そのすぐ後に初音ミクもピットインし、こちらは左側2輪交換で停止時間を縮め、事実上のトップのままコースへ復帰する。
着々とリードを築いていく谷口選手の後ろでは、VivaCとLEONが何周にも渡ってバトルを繰り広げる。
LEONは一番距離を詰められるバックストレートでイエローが提示されていたのも、抜きあぐねる原因の一つだったように見える。
後、由良さんだったか「AMGはストレート速い」と言っていたが、むしろAMGはストレート遅くなって困ってるんです。
MCといい勝負ぐらい、FIA勢の中で一番遅かったような?
終盤、フェラーリが大きくクラッシュしセーフティーカーが出て築いたリードがなくなってしまうも、再スタート後には一気に他を引き離す谷口選手。
残り数周のところでVivaCがスピンしLEONとGULFポルシェに順位を譲ってしまう。
しかし凄いのがスピンした後の松井選手のリカバリー。
アクセルを踏み続け(?)マシンを進行方向までスピンしながら戻して最小限のダメージでレースに復帰した。
土屋武士監督のTwitterではLEONとレーシングアクシデントレベルの軽い接触があったとのこと。
LEONの蒲生選手をバッシングしないクリーンなコメントだったのが好印象だった。
そして何度の赤旗にも負けず、
初音ミクAMGがトップでチェッカー!!
14年の富士以来、3年ぶりの優勝!

チャンスはあったのに中々勝てず、やっとやっと掴んだ表彰台のてっぺん!
今年こそ3度目のシリーズチャンピオンになってくれると信じてる!
GT500の方は終わってみればレクサスが1位から6位までを独占するという圧倒的な結果で37号車のKeePerが勝利を手にした。
日産は走ってはいたもののレクサスに関われずテレビにもほぼ映らず、ホンダは最後まで走れたのが1台だけというものだった。
解説によると、今年からレギュレーションでダウンフォースが25%削減される中、レクサスのLC500はそれに抗わずに上手くマシンをまとめたとのこと。
削られた分を何とか取り戻そうとダウンフォースを付けると、そればかりの設計で他のバランスが狂ってしまうそう。
これに該当するのがGT-RでフロントカナードがLCが一枚なのに対しGT-Rは2枚大きなものを付けているのを例に挙げていた。
主観的に言うならば今回のレース―
ミクさん勝ったぜ!ひゃっほー!!
なのだが……。
客観的に見るなら、あまりに
グダグダな展開だった。
予選から赤旗やクラッシュが乱発し、決勝ではスタート前のフォーメーションラップ中に赤旗。
更にその後もクラッシュや赤旗が度々出て終了時間がどんどん伸びてしまう。
GT300は岡山だけでは一概に言えないがBOPはそれなりに上手く機能している様子?
が、GT500はこのままではF1のメルセデスのような一強体制でシーズンが進んでしまう予感。
ただ、これはLC500を仕上げたレクサス勢を称賛するべきもので、変にBOPで弱体化させるのはナンセンスだと思う。
つまり、レクサス勢のいる領域まで日産とホンダが上り詰めてこそ、シリーズが面白くなる筈である。
と、こんな雑感で今回は終わりにしたいと思う。
ちゃんとしたレポートを読みたいならAUTO SPORTの記事を読んだらいいんじゃないかな?
では長々とお付き合い、ありがとうございました~