請求書が届きました。

単純に額よりも元整備士目線で書きたいと思います。

この部品点数の多さ。例えばホースバンド390円やOリング120円等も含まれます。故に項目の多さが4枚にも及ぶほどです。

車検の継続検査もさることながら今回は噴射ポンプには一切手を入れずノズルだけ(悪い部分)を直すことにしました。
結果カムシャフトホルダー亀裂を発見して頂いた訳ですが世の中には部品が生産終了で廃車になる車両も多くあるのも事実です。

個々部品ではシリンダーヘッド20万は金額だけみるとたまらんなぁと思う方も多いと思います。でも考えかたを変えるとたった20万で塗装面も艶があるコースターが解体屋に並ぶと思うと切なく感じます。

更に請け負って頂いた民間工場も大型を扱う私の住む地域では有名な会社です。
ただマウントを外しハーネスを離脱させATを分離してクレーンで吊って新たに届いたエンジンをセットした方がはるかに楽な作業でしょう。
しかし作業量に工賃が見合ってないシリンダーヘッド交換はバルブ摺り合わせや依頼した噴射ノズルOH等やることいっぱいで頭痛くなりそうですがエンジンのせ換えよりは比べ物にならないぐらい安いです。

家電製品もそのような現象がおきてますが、重傷な状態を修理が出来る工場自体が減ってきて、取った付けたで車屋ですとカンバン挙げてるような未認証工場が増え続けてしまうと思うと何だか悲しい世の中になったなぁと思います。