なすなすびのブログ一覧

時刻は15時。出発から8時間が経過。



なんか…みんなが知ってる私のスカイラインとはずいぶん姿が違うようですね。それはもう何もかも…。

さて、免許とってからほぼ初めての、まにある車。ギアを左手でマニマニしないといけないです。それは意外に楽だった。スカイラインってものすごくトルクある。アクセルなくクラッチだけゆっくり上げれば意外にスムーズに発進します。
ただし左側が全く見えない…前もどこまで車体があるのか分からない…全くわからない…狭い道こわい…。

ガソリンは空っぽからスタート。この子はハイオク指定です。この時ハイオクは160円ぐらい。景気良く6000円分いれたものの、ガソリンメーターは半分のちょい上ぐらい。なんとなく何かを試されている気分になりつつ進みます。

あ、そうそう。
いつか来るであろう本登録のためには、車検証もどきの他に譲渡証明書が必要です。前オーナーのハンコだけが突いてある、あとは白紙の紙。何処かのタイミングで受け取りましょう。
リサイクル券もついて来ましたが、これについては詳しく知らない…大事に持ってます。




さてさて。
山路を一生懸命帰ります。

世間一般的にパワーがある車なのは理解しています。
少しアクセルを多めに踏み込むとシューーーって過給音がします。離すとクシャミをするように鳴きます。
この車の仕様は基本的に不明です。ただなんとなく、おおむねどんな車かは少しずつ掴めてきました。
こういう車に乗ってはしゃぐのは典型的なフラグめいた何かを感じるので、おとなしく帰ります。

買った時はずいぶん大きな排気音でした。マフラー110φ。なんだか耳にこもる感じの音です。


スカイラインという車はツアラーです。GTです。いい気分で遠くへ旅する乗り物です。阿蘇という道も相まって、なんとなくスカイラインという車の一番基本的な魅力を味わえたような…。
これだけ走っていれば、まにある車の運転も慣れて来ます。MT車の脱ペーパーには、遠出がベストです。

奇しくもこの日、GTRミーティングの日です。しかもそれが終わっているであろう頃に会場を通過する段取り…。うーんくやしい。
ただし帰り道はたくさんのスカイラインと絡んで走れました。とても嬉しかったです。

なんとなく道中で感じられた幸せな感じ。時々優越感。イヤミな感覚じゃなく、好きな車に乗って、全部自分の力でここまで至った感じ。この道で誰にも負けてない威風をくれたような…そんな感覚。
ものすごく安いけど…誰かに買ってもらったモノでは、それがどんなに高いものでも得られないような自信みたいな。
社会人が初めて車とか買ったら、同じように感じるのかな。

自宅…ではないのですが、私の拠点に入庫し…ここから私のスカイラインライフが始まったのでした。
今は財布が空っぽ。いつかまた、ナンバーがつく日を夢見て。

久しぶりですね！
スカイラインを落札して…からのお話。

くるま買った！とはいえ、初めての車購入です。

さて…私には自動車の転売で一財産作った先輩がいます。その先輩は最初の一台を親戚より譲り受けたのだそうですが、今では月に何台も自分で仕入れて販売しています。誰の力も借りずに。えらいですねぇ。

きっと二台目以降の車を買う時から、自分の力で出来るようにと一生懸命調べたのでしょう。

聞けば教えてくれる人はたくさんいるのですが、それは保険にしておいて…
あえて誰にも頼らずに車を自分のものにしてみようと思います。
かといって売り主に迷惑は掛けられないですから、かなり真剣に調べました。

まずは、わからないことだらけです。
買った車は一時抹消登録状態。車検がなくて、ナンバープレートも付けてない状態です。
一時抹消…税金を取られることがなく、再登録もできる状態です。さてそれをどうやって引き取ればいいのでしょう？

それにはまず、仮ナンバーという制度を熟知しないといけないのですね。
仮ナンバー。役所では臨時運行手形とかリンバンって呼んでるみたい。一時抹消の車を(基本的に)1日だけ動かせる書類&ナンバープレートです。

ただし仮ナンバーを貰うには、くるまの登録証(登録情報等通知書)と、走る日に有効な自賠責保険の証書が必要です。
一時抹消されてる車には車検証ってないのです。代わりに何か別の名前の書類が渡されます。その辺を書いてる記事って無かったので混乱しました。

つまり相手からは、仮ナンバーのために登録情報等通知書(など)を送ってもらう必要があります。それをまず手近な保険屋に持っていき、自賠責を契約して証書をゲット。その二つを持って近くの役所にいき、紙にいろいろ書いて提出すれば仮ナンバーが借りれます。一回750円取られます。地味に高い。

あと初めてのひとは、自賠責に苦労するかも…。保険屋さんって自賠責の目的聞いてきます。移動のための仮ナンバーって言っちゃうと、5日5000円ぐらいのプランしか契約させてくれないです。割高ですね。

ホントはグレーですけど…もし今後も何回か仮ナンバーを必要とするなら、車検のためと言って25ヶ月2.7万とかで自賠責を契約することかなぁ。場所によっては便利な一ヶ月とかでも出してくれるそうです。陸運支局近くの部署とかだと、理由を聞かずに黙って出してくれるとか…？


さて、仮ナンバーをゲットしました。別に何か喜ぶようなものでもないのですけど…なんか嬉しいですねー。

役所の人って、仮ナンバーの手続きが済むと、「じゃあ今から仮ナンバー作りますね」って言って奥の方に入っていきます。さも今から作るかのように…。
その割にはずいぶん使用感があるナンバーのような…ジーンズや戦車のプラモデルのように汚し加工とかしたのかな。
半年後にもう一度借りた時も同じナンバーでした。

あとは、ナンバープレートとか書類とか持って現地へ！
隣の県…阿蘇山の向こう側。距離は170キロぐらい。一日で往復するのは地味に時間が必要そうです。

その県の出身者に聞くと…高速バスの券を譲ってくれました。それに朝7時に乗り込み、ゆらゆらと揺られながら行こうじゃないですか。

しかしなぜか高速とは無縁な方へ突っ走るバス。足取りは阿蘇へ。一体どこへ行こうというのでしょう。
お客は2人ぐらいしか乗っていません。2000円ぐらいしか払わなかったので、これで食べていけるのでしょうか。心配になります。

ショックが抜け切ったバスです。サスペンションが無いかのように、身体には路面の形が正確に伝わります。こういうのをレースの世界ではロードインフォメーションというのだそうです。
2015年の5月のお話なので、2016年春の地震の影響とかはないです。


さて駅へたどり着きました。わかる人には分かる、この時出来たばかりの駅。

こっからは電車です。聞くところによると九州の電車って全国的には割と人気なんだとか。グレーの787とか白タマゴみたいなやつとか、確かにイケメンが多いです。馬でさえギャルゲーにされる昨今、電車ってギャルゲーになってたりするんでしょうか。

各駅停車じゃないと行けない場所だったからかな？各駅停車で行きました。隣県まで来たのだからいつもと違う乗り物を期待したのですが、いつもの見慣れた子が迎えに来ました。赤い815系。

駅名看板って平仮名で書いてありますよね。あまづ駅 の次が いまづ駅だったので うまづ駅を待っていましたが、次は全然違う駅名でした。

駅まで着くと売り主さんが迎えに来てくれました。車庫の34スカイラインの後ろに、見覚えのある33スカイラインが。
経緯はいろいろあったようですが、要するに友達が要らないって言って、くれた。…けど結局いろいろ面倒だから売りに出した…というもの。ワンオーナーです。今知った。ラッキー。

すでにながーいので、次の記事に続きます。