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引き続きバーマンのステアリングギアボックスですが、

このボックスからステアリングシャフトがまっすぐ出ているため、同シャフトと同じ角度で傾いて取り付けられています。

つまりステアリングホイール側（室内側）が高く、前勾配になっています。

しかし、オイル補充用の穴は前側にあるため、スリ切りいっぱいに入れたオイルがキャップの隙間からじわじわ漏れてきます。

組間違いかと思って分解図を見ましたが、正しく前側にあります。

ところが、Webにアップされているほかの方（ジュリアGTやザガート）のギアボックスをみると、シャフト側つまり後ろ側についています。

年式の違いですかね？

バーマンのギアボックスの情報をお持ちの方がいらっしゃいましたら、ご提供いただければ幸甚です。

ジュリアの鬼門

ガレージの床にそこそこの量のオイルが溜まりだしました。

最初ドレンからかなと思っていたのですが、位置が違う。

どうもステアリングギアボックスから漏れているようです。

そういえばハンドル切ると異音がします。

ネットで調べてみると、ZF製に比べ、バーマン製のそれはどうもジュリアの鬼門らしく、最悪クラックが入るとか。

で、僕のジュリアもバーマン製。

構造的に漏れるのは必然らしいのですが、漏れてるというより滴ってるに近いのでちょっと心配。

硬いグリスとカクテルしてやれば漏れないらしいのですが、とりあえず継ぎ足すことに。

選んだオイルはモチュールの旧車用で、鉱物油に二硫化モリブデン配合の80W90もの。

〇〇Playに使うようなシリンジも買いました。

ステアリングギアボックスは手で触われる位置にあって、外さなくてもできそうだったのですが、若干かぶってるので、作業しやすいようにエアクリボックスを外します（赤丸がキャップ）。

直径15mmくらいの黒いプラスチックのキャップを外します。

やはり減っているからか油面は直接見れません。

シリンジに吸い込みましたが、モリブデンで真っ黒です。

ここで容器を振ってモリブデンを攪拌するのを忘れてたのに気づきました。

ここから先、手が油まみれになったのと、両手が必要だったので写真はありません。

スリ切りいっぱいまで入れて、約50㏄。

減りすぎじゃね？

エアクリボックスも戻して、試運転です。

10kmほど走りましたが異音も消えました。

この部分は構造的にどうしても漏れるから、グリスと混ぜて入れるのがジュリアの常識らしいのですが、漏れてたオイルはサラサラのきれいな琥珀色。

メーターの指針の揺れや異音といい、水温計と油圧計の故障といい、マフラーの穴といい、有名アルファ専門店ってこんなに適当な納車整備するのか。

そんな店ばかりじゃないだろうけど、ビッ〇モーターと同じ類に思える。

言いたくないけど、中古車店の社会的信用が上がらない原因じゃないかと思う。

翌日また漏れていました。

やっぱり、次は丸山モリブデンのグリスとカクテルで補充してみます。