ベタベタ病を治療する!③センターコンソール編
| 目的 |
修理・故障・メンテナンス |
| 作業 |
DIY |
| 難易度 |
 初級 |
| 作業時間 |
30分以内 |
1
以前にも「ベタベタ病を治療する」というタイトルで、シートのサイドサポート部のダイヤルやウインドウスイッチパネルなどの処理を投稿してきました。
しかし、実はベタベタ病はそこだけにとどまらずセンターコンソールやシフトパネル周辺にまで侵食していたのです。
ベタベタ病が起こるメカニズムについては以前の記事に書いてありますが、要するにゴムのようなしっとりとした質感をもたらしてくれる「シルクプロテイン塗装」と呼ばれる特殊塗料が経年で加水分解するのが原因です!
なんちゅう塗料やねん!(エセ関西弁)
ほら、あなたのシフトパネル周辺もこんな惨状になっていませんか?
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ベタベタ病はセンターコンソールの後ろまで満遍なく発症します。
ベタベタしたところに人間の皮脂が付き、埃がつもり、さらにベトベトし…とベトベトの悪循環はいつまでも続くのです。
このような状況で誰しも考えつくのは新品交換ですが、あいにくそんなお金持ち合わせてはいませんし、何より新品に交換したところでそこにシルクプロテイン塗装がされている限り10年後にはまた同じようなベタベタ病の巣窟に成り果ててしまうでしょう。
大切なのは問題をその場しのぎで解決するのではなく、問題の根本まで立ち返って源流解決をすることです。
ここでいう源流解決とは、そもそもベタベタ病を起こさないためにシルクプロテイン塗装を剥離することが一番だと言えるでしょう。
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さて、そんなわけでバラバラにしていきます。
分解の方法は、156乗りの諸先輩がたによる丁寧な整備手帳が山ほどあると思いますので詳細は省きます。
ただ、分解自体はそんなに時間のかかる困難なものではありません。プラスドライバー一本あれば30分ほどで全摘出ができるでしょう。
このとき大事なのが、どのネジがどこについていたかを覚えておくことです。幸いなことに、今回の作業では複雑な組み合わせは皆無で、ネジの種類も非常に限られたものなのでそこまで心配はいりません。しかし、もっと広い範囲の分解をする際にはビニールの小袋などを用意して袋分けなどをしておくと良いと思います。
「こんくらい覚えられるって!」と意気込んで始めたものの、組み付けの段階でどれがどのネジか分からなくなる、なんて状態では作業効率も大幅ダウンですし…
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さて、摘出できたパネル類は前回その効果が実証されたマジックリンでひたすら洗います。
しかし、思っていたよりも塗膜は頑固でしぶとく、落とすのには相当の時間がかかりました。(しかも最終的に全部落とし切れたわけではなかった)
これから挑戦される方は、メラミンスポンジや使い古しの歯ブラシなどを用意すると効率がいいと思います。
また、水を使用する際ですが、シフトパネルはそのまま洗ってokなのに対し、センターコンソールは裏に吸振・吸音のためのフェルトマットが貼り付けてありますので必ず剥がしてから工程を進めましょう
※ここで剥がしたフェルトマットはまた組み付け時に貼り付けますので捨てたり乱暴に剥がしたりしてはNGです!
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さて、そんなこんなで塗装をあらかた剥がしたところに塗装をして仕上げたのがこの写真です。
今までのあのベタベタ地獄はどこへやら、新品パーツのようなサラサラとした仕上がりで大満足です
使用したのは、プラモデル用のスプレー。フィニッシングサーフェーサーのブラックというものを使用しました。実はこのスプレー、乾燥した時の肌艶の具合が新品のプラスチックパーツのそれに極めて近く、個人的に超・お気に入りのつや消し黒スプレーなんです。
最近プラモデル作るときには必ず使うので、私にとっては必需品となっています。
もちろん、プラスチックパーツ塗装ようなので金属には使えませんが、プラスチックであれば、実車に使っても十分なパフォーマンスを発揮してくれると思います。
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埃のたまるままになっていた後ろの小さなトレーもこの通り。
いやー、清潔ってのは不思議なもので、カスタムとは違い何1つ加わったりしているものではなく、ただあるべき元の状態に戻しているだけなのですが、非常に嬉しいものです
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さて、それでは装着状態。
旧塗膜が完全に剥離できていないので、固い物に当たると塗装面が傷つきます。そのため、装着は慎重(かつ大胆)に。
サイドブレーキを通してから後席側をぐっと指定の位置に入れ込みましょう。
余談ですが、リアのエアコン吹き出し口のメッキのベゼルも摩擦などにより劣化が進み、地肌の黒いプラスチックが顔をのぞかせていました。そこで、補修にはmr.ホビーのメッキシルバーネクストを筆でさっと塗るのを数回繰り返して補修してあります。
下手にメッキテープを貼るよりは、オリジナルを尊重した仕上がりになっているのではないでしょうか!
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完成図②シフトパネル周辺も非常に清潔感あふれる仕上がり。カーペットの状態と合わせて、なかなかどうして新車カタログのワンカットのようです。
塗装した部分も、既存のパーツと比べて色味やツヤともにひけを取らない、極めて自然な仕上がりであるのが見ていただけるかとは思います。
今度はシルバー加飾部分の手入れでもしていきましょう!
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