リヤブレーキ鳴き修理

電動パーキングブレーキなし仕様になります

今までに10回くらいディーラーでリヤブレーキ鳴き修理でブレーキシュー及びブレーキドラム交換2回、修正8回くらい行ってるのですが1ヶ月くらいすると鳴き始め、ディーラーでは直せないようなので自分で修理することにします

ディーラー側にはかなりの回数リヤブレーキ鳴き修理の入庫歴を残せたので今後JF4用の対策品が出たら保証切れた後でもなんとかしてもらえるでしょう

前準備としてジャッキアップしてウマをかる

ハブボルトを叩かないように注意し、赤丸部の平らな部分をハンマーで叩くと反動でドラムが手前に浮いてくるのでドラムを外す

何発か叩いてもドラムが浮いてこない場合は黄色丸部にM8x30(ピッチ1.25)くらいの適当な全ネジ抜きボルトを2本入れ均等に締め、赤丸部を叩くを繰り返します

ドラムをはぐった時点で一昔前の分解整備、現在の特定整備になります

その名の通り止まるに関する重要な部分を整備しますので、何となく出来そうな感じがするで手を出す箇所ではありませんので自己責任になります

清掃前
スプレータイプのシリコングリスが至る部分に塗布されています

ブレーキ形式は乗用車では一般的な「リーディング・トレーリング」式

D席側になるので赤矢印が車両前方で黄色矢印(前方側)がリーディングシューで、緑矢印(後方側)がトレーリングシューになります

リーシューとトレシューで残量の違いがあっても異常ではありません
リーシューの方が減ります

ブレーキクリーナーで洗浄し、エアーがないのでウエスで清掃しました

リー、トレの赤矢印部のバックプレート各3箇所、合計6箇所にグリスを塗布します

バックプレートの赤丸部のシューが当たる部分に－ドライバーでバックプレートとシューの間に隙間を作りグリスを塗布します

スレッドコンパウンドを塗布しました

スレッドコンパウンドを塗布しました

スレッドコンパウンドを塗布しました

これはリーシュー側になりますが、同様にトレシュー側3箇所にも塗布します

JF4のリヤシューは本来、角が落ちてないが

どの時点かは分かりませんが、角を落としたようなので(今回はこの作業をしようと思ってドラムはぐりました)黄色矢印部のシューの縁の角とシュー表面を#80のペーパーでヤスリます

ドラム内側のシューが当たる部分も#80のペーパーでヤスリます

シュー及びドラム内側をヤスると一時的にですが制動力が落ちるので注意しましょう

インターにワイヤーブラシを付けてハブ部の錆を落とします

https://minkara.carview.co.jp/userid/2723972/car/2998157/12842221/parts.aspx

錆落とし後

スレッドコンパウンドを塗布しました

基本的には自動調整機能があるので調整不要ですが、ブレーキペダルの遊びが多いのでブレーキ調整もします
本来はバックプレート裏のゴムキャップを外し、裏からアジャスターを回し調整します

赤丸部がアジャスターになりシューを広げるには下側に回します
ドラムを付けて回したときにシューと軽く擦るくらいが適当です

広げすぎてドラムが嵌まらない場合は黄色丸部のカムをハブボルト側にずらすとアジャスターを上側に回せるようになりシューを縮める事が出来ようになりますので、通常の回転は広げ方向のワンウェイになります

ブレーキ調整をすることにより、パーキングブレーキペダルの踏みしろと、ブレーキペダルの遊びが少なくなります

ドラムをかぶせ完成

因みにP席側は抜きボルト使用しました


※2024/06/09　追記

ディーラー修理後は約1ヶ月ほどすると鳴きが再発してくるのですが、現在まで鳴きの再発はなし