MINI3Door JCWを購入して、もうすぐ1年が経ちます。走行距離も2千キロを超えて、エンジンも回せるようになりました。今回は、購入から現在までの経緯を報告します。
我が家は、現在2台体制で、母艦がBMW5シリーズツーリング523dMスポーツ(G31)です。そして近郊偵察機が、MINIコンパーチブルクーパーS(F57)となっています。このF57があと1年で車検となるため、そろそろ次期近郊偵察機の検討に入りました。既にMINIは4台(R53・R56・R58・F57)を所有してきました。そろそろMINIは卒業かと考え、色々と物色しています。車庫の関係で、小型の車体しか購入はできません。
まずは、プジョーの208が新型になっているので、ディーラーに行って試乗してみました。対象は、GTラインでこれを選べば、あまりオプションを付ける必要はない、というか、オプションはあまりないのです。シートヒーターが設定にないのが残念です。そうは言いながらも試乗へ・・・小型のエンジンながら市街地での走りに不満はありません。スポーツモードにすれば、多少は元気がいいです。しかし・・・何やらスピーカーからわざとらしいエンジン音がします。これは消せないとのことです。価格は、それなりで安いですがちょっとイマイチかも!
プジョーは、過去に息子が208GTiを所有しており、何度か乗ったことがありますが、内装にしても走りにしても非常に良い印象が残っています。もう少し高額になってもよいので、1.6ℓターボを搭載したGTiをだしてくれるといいのになあ・・・。
次にPOLO GTiを見に行きました。車体が大きくなり、エンジンも2ℓだし、走りは余裕です。でも、大きくなった分、車庫でBMWとの隙間がなく、ちょっと対象外か?感想としては、ゴルフとの差が解らないというか、1世代前のゴルフGTiといえます。装備は非常に良いのだけれど、買う気になるかというと、そこには疑問符が・・・試乗でも優等生ぶりを見せます。安全装備も充実していて、非常に良いのですが、遊び心が足りないか?
クルマ好きのセカンドカーとしては、いいクルマは解るんだけれど、買う気にさせる説得力がない!
最後は、アバルト595です。買うんだったらコンペティツィオーネ。4本だしマフラーやスポーツシートなど、なかなかです。内装がイマイチとも思える部分がありますが、これも個性と理解することもできます。営業さんに試乗できますかと尋ねると、試乗車はコンペティツィオーネが用意できるとのこと。早速、試してみました。カミさんが後部座席に乗り込みます。狭そう・・・でも今乗っているMINIのコンパチと大差なしとカミさんが・・・。
気になるポイントは、1.4ℓで180PS・5500rpm/230Nm・2000rpmは魅力的なのですが、出だしから2000rpmまでのトルクの細さとギクシャク感です。営業さんいわく、このクルマはミッション/クラッチが特殊でスピーディーかつスムーズに変速してゆくのが魅力と説明してくれました。確かに、心配していたギクシャク感はあまり感じません。スタートからの登坂もストレスなく加速してゆきます。音もGood!結構いい感じ!不満な点は、安全装備が付いていないこと。この歳になるとウッカリがあるので、衝突軽減ブレーキや周囲モニターなどは欲しいところです。でもカッコいいし、魅力的に感じます。また、純正カーナビもあるのですが、スマホをカーナビにしなければならなかったりと年寄りには使いにくい部分もあります。しかし、なにより長く乗れそうな気がします。とっても欲しい1台です。一応、高いレベルでの購入候補にしておこう。
そして、最終的にはMINIにもお伺いを立てます。MINIは、フルモデルチェンジ時期を延長するようです。既に、マイナーチェンジを実施し、もうすぐフルモデルチェンジの時期にきています。しかし、更にビックマイナーチェンジをもう一度行うとのことで、新型は2~3年程度先になります。そうなると対象は、ジョンクーパーワークス(JCW)です。実は、JCWだけは、ビックマイナーチェンジの前に小変更が行われるとのことで、現状は在庫販売で終了とのこと。変更点は、メーターパネルで液晶になるとのことでした。営業さんが小声で、在庫は優先?販売しますと言ってきました。MINIは通常、値引きはしません・・・しかし、とのことらしい!
JCWは、現在、所有しているF57を購入する時にも迷った奴です。その時のJCWと比較するとATミッションは8速になり、ACCなどが標準となっています。燃料メーターも多少の変更を受けています。もし、JCWを買うとするとトラック・スタイル・パッケージにカメラ・パッケージは必需品。今時上級グレードでバックカメラがオプションってどうよ、と思いながらも必要な装備を加えてゆくと、オプション総額で結構いくな!そしてシートヒーターもやっぱり必要となります。そうなると高額な出費です。
営業さんが、まずは試乗をいかがですかと誘ってきます。ならばと試乗させていただきます。エンジン点火で後方から聞こえてくるサウンドがいいです。乗ってみて、まずはショックの硬さに気付きます。ちょっとしたコーナーならほとんどロールはしない感覚です。その気にさせるセッティングです。エンジンは、ノーマルモードだとちょっとギクシャク感があります。これは、燃費抑制でアクセルの動きに対し、燃料の噴射量を抑えている感じです。スポーツモードではいやな感じはしません。しかし、低速域でクラッチの介入が少なく、ダイレクトなアクセルワークとなり、微妙なコントロールを求められます。ゴーカートフィーリング?これは、慣れの問題か?
FFの小型ボディで、ハイパワーエンジンは無理があります。これくらいのパワーが面白いところか。街中ではストレスなく走れます。ワインディングが楽しそうです。
試乗を終了すると、営業さんがカラーはどのようなものが好みかと聞いてきます。最近のJCWでは、グリーン系かブルー系(紫みたいなヤツ)が変わっていていいかも。と返答するとお待ちくださいと・・・飲み物はセルフですので・・・。コロナでお得です。
しばらくして、在庫表を持ってきました。トラックスタイル、リアカメラ、シートヒーターと条件を出すとボディがブラック、ルーフがレッドという在庫車が何台か・・・。レベルグリーンはと聞いてみると、在庫はありませんという回答。今までミニは、オレンジ(R53)、チョコレート(R56)、ブルー(R58)、ホワイト(F57)と乗ってきました。今回は、・・・といつの間にか買う気になっている自分がいます。そこへ査定をしてみましょうか?と何気ない追い打ちを掛けるお誘いが・・・アッ、ハイ!・・・。
既に在庫台数が減ってきていて、ホワイトなら希望のオプションがついているものがありましたが、現有のコンパチもホワイトだしなあ・・・店内を見回すとJCWの展示車があります。色はチリレッドにブラックのルーフです。JCWのチリレッドってすごい綺麗な赤色ですね・・・装備を聞いてみるとトラックスタイル、カメラ、シートヒーターと希望通りだ。営業さんも気付いてなかったようで、ニッコリ!
査定が終了し、担当さんがペーパーを持ってきます。下取りのご希望額はありますかと尋ねられると、査定をした何件かの最高額に+10をした額を言ってみます。結構いいお値段ですね!との返答。その後、アクセサリーの話になり、ボディコート、ガラスコート、ホイールコート、ドラレコで、ブラックジャックのミラーキャップとブラックジャックのルーフステッカーと希望を伝えた。では、見積もってみますね!と一旦、席を空けました。いつの間にかその気になっている自分が怖い・・・。
しばらくして、営業さんが戻り、色々と追加したので、予想通りの高額に・・・。
展示車は、グリルなどのメッキパーツがピアノブラックのパーツに変更になっています。この額はサービスします。そこで、展示車でよければ、オール込みで〇〇〇となりますが・・・その下取り金額には、想像以上の数字が入っています。でも、マイナーチェンジですよね!ってごねてみると、ブラックジャックパーツでドレスアップを希望されていますので、プロジェクターカーテシーとブラックジャックのエアバルブキャップ、ドアロックキャップをサービスで付けますと・・・。
心の中では、ニヤニヤしながら、困った様子をしていると、ちょっと待ってください・・・席を立ちます。
再び、席に戻った営業さんは、今回で5台目の購入ですからと、下取り金額の欄が高額な数字に変化しているのが見えます。今日決めて下されば、これでやらせて頂きます。と涙が流れる金額だったのでサインしました。
納車(2020年登録)されてもうすぐ1年です。2台持ちでコロナ禍ですから、走行距離は伸びていません。ようやく2千kmです。インプレッションを報告します。ブログを読んでください。
時代に遅れている装備や不満な点も多々ありますが、買い替えでやっぱりMINIになってしまいます。もう5台目です。自分の中では、MINIと呼べるのは3doorだけであり、他はMINIではありません。さらに成長を続けて良いクルマになってゆくのだと思いますが、3doorだけは大型化なしで個性を大切に新化することを期待します。MINIファンの皆様が更に楽しいカーライフを送れるよう願っています。