羊会7号車のブログ一覧

初代が大ヒットをとばし、しかも７年も売り続けた名車の２世代目は大変です
性能の進歩は当然、デザインも失敗できない
当然販売にも影響する

という事でガラッとコンセプトを変えたり、無難にキープコンセプトで行くかに分かれます

その意味で二代目セリカはどちらかといえばキープコンセプトなのかチャレンジャーだったのかよくわかりません。

二代目セリカ
77.8月


カタログは二代目フルモデルチェンジ直後のものです

リフトバックとクーペのボディ形状も先代と同じ
表紙にはそれぞれを真横から撮った写真が使われています

艶のない黒表紙ですので、小傷は目立ってしまいます


保管する際に折ったままになっていたのか、修復できないほどの折り目が付いています


初代の面影がなくもないですが、睨みのきいた顔つきから優しい雰囲気になりました
ボンネットの端がフロントグリルにかかるようプレスされています
当時の日本車ではあまりなかったデザインだと思います


マスタングのようなかっこいいダックテールだった初代から、リフトバックですが、まるでステーションワゴンのようなフォルムに変わりました


真横からだと、リアのサイドガラスの大きさがよくわかります
しかも、Bピラーが太くて、後席のサイドの視界は広いガラスの恩恵を受けきってない気がします


内装

真円の握りやすそうな皮巻きステアリングを採用しています


生地の良さげなシート
リア席はシートの真ん中にトンネルの盛り上がりがあるので、定員は4人かと思いきや5人でした
フル乗車で長距離ドライブの時は途中でシャッフルしないと苦しそうですね


こうしてスイッチなどの配置をみると実に使いやすそうです
唯一灰皿が遠い気もがしますが


リア席を倒すとめちゃくちゃ広い！
荷室のカーペットも安っぽさは感じられません



トップグレードの2000GTには18R-GU
ただ翌年には、EFI化され18R-GEUを積む事になります




メカニズム的な内容はカタログの中盤、ちょうどホチキスの針が見える位置にあるのですが、ちょっと凝った方法です

半透明のトレース紙に透視図が描かれていて、下地の写真と重ねると、ミッションの説明や足回りの説明ができるというもの

例えば

ケント紙のこれを

↓


次ページに乗せてみると

２枚が重なる




ページ数も半分くらい進むとクーペのカタログになります




二代目については、リフトバックよりもクーペの方が個人的には好きです

以下はグレードとグレード別の内装です






装備類



諸元表

リフトバック


クーペ

カタログとしては以上です
この型のセリカの最大のニュースとしては、6気筒エンジンほセリカXXが登場した事ではないでしょうか？


こちらはリフトバックのみだったと思いますが当時小学生でしたが、本当にかっこよく見えましたね

本家セリカもマイナーチェンジで角目四灯になりました


下段が後期型


またレースにも参戦していて

ラリー


シルエットフォーミュラ


二代目としては末期でしたが、80年には派生車として4ドアセダンの「セリカカムリ」が登場しました


派生車だったカムリが今はトヨタの中でも長寿となる10代目ですからね、本家のセリカは2006年に7代目で消滅してしまいました


一応セリカのカタログは、二代目後期を残してコンプリートしました
（三代目前期も無いかも）