
今回は歴代パルサー、最強のホットモデルであるN14型パルサーGTi-R専用カタログです
90年8月のカタログで、N14型パルサーの登場時に普通のパルサーのカタログとともに手に入れたものです
その年の夏に私はR30スカイラインからS13シルビアQsに替えたばかり、ただ同居していた妹が前年の89年にN13パルサーミラノを買った事もあり、新型パルサーに興味がありました
なかでも、今までの国産車には無かったような馬鹿でかいエアバルジをまとったGTi-Rは興味津々で、妹のパルサーを借りてディーラーに行きました
90.8月
パルサーGTi-R

ノーマルパルサーともども大切に保管していますので、黒ベースですがスレや色落ちはありません
もちろん折れ、シワも
「パルサー」より「GTI-R」のフォントの方が大きいです
N 13までの姉妹車だったリベルタビラとラングレーを統合しての14パルサーですので、気合いは入ってたと思います
以下wikiからの抜粋です
↓
『GTI-RはN14型パルサーのイメージリーダーとして開発初期の段階から企画され、WRCへの参戦を前提に設計された。
日本テレビ系で放送された「EXテレビ」でも、WRC出場前から多数の生CMを打つなど、派手な広告戦略を取った。』
とあります
当時いくつもの自動車雑誌を購読していたので、パルサーにラリー車が出るというのは知ってましたが、何と言ってもボンネットのバルジが印象的でした
どのディーラーにも展示してある訳ではなく、まして試乗車はありませんでした

いかにも男心をくすぐるフォルムでした

テールランプは小さめで、リアからのベース車との違いはウイングとマフラー、エンブレムでしょうか?

室内はインパネはエアコン吹き出し口下に3連メーター
油圧、油温、ブースト
ステアリングも専用ですね
革巻き3本ステアでホーンボタンは赤で「GT i-R」のロゴ
シートは黒とグレーのコンビのバケットタイプ
テクニカルノート

エンジンは名機SR20DET(改)
ベースエンジンに4連スロットルチャンバーの装着、マニホールドの大口径化とストレート化といった吸排気チューンをし、大型のギャレットT3タービンに換装
インタークーラーも大型化
カタログモデルとしてはかなり気合が入っています
乗った事は無いのでわかりませんが、ある程度乗り手を選ぶ車なのではないでしょうか?

足まわりは当時の日産の技術の結晶である、アテーサ、またサスペンションも専用品
230ps、29.0kgmのハイパワーを受け止めます
ABSやLSDは標準装備ですが、ABSレスもありとのこと

シートは座り心地良さそうですが、調整ダイヤルが多く、ベストポジションを探るのも大変そうです
3連メーターはいつの時代でもスポーツ車の証しというか、エンジンが動いてるなーと実感できるものです
諸元表
こうして見るとリッター辺り115psのハイパワー車である事は間違いないですがタイヤサイズ195/55/14はインチアップしたくなりますね

ベース仕様車
このカタログには記載がありませんが、wikiによると
↓
標準仕様の他に、ラリー等への参戦を目的とした競技用ベースグレード(軽量化のためさらにレスオプションが増え、クロスレシオミッションやスポット増し・機械式LSD・ホイールもスチールとなったもの)がカタログモデルとして存在した。
とあります
また標準仕様にニスモ製ロールバーやショックアブソーバー等が装着されたGTI-R NISMOも限定販売されたとのこと
実際ところ、WRCでは日産の描いた成績は望めませんでしたが、通常使用であれば使いやすそうだし、安心安全な装備で、街中で見ると目で追ったものです
Posted at 2022/08/22 17:27:04 | |
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