
画像はGT500のものです
今回はこの新しいZではなく、バブル期昭和63年にディーラーでいただいたZ31後期のカタログです

実はカタログ発行は2年前の昭和61年11月のものです
価格表のみ昭和63年4月のものです
86.11月
Z31 後期型
Z31はフェアレディZとしては三代目で83年にそれまでのS130の後継として登場しました
お気づきでしょうが、型式記号が「S」から「Z」に変わりました
二代目からの、一番大きな変更点はそれまでの直6L型エンジンから、V6のVG型エンジンメインになっています
カタログの表側は劣化なくいい状態です
裏側は前の画像のとおり、販売店のゴム印が滲んでちょっと残念な状態です
Z31は前期型のカタログも持っていますが、今回発見できませんでした

ちなみに、こちらは前期型です
少し直線基調です
ヘッドライトは消灯時にもレンズの一部が露出するパラレルライズアップヘッドランプという、いわゆる半目開きになりました
後期型もそれは引き継がれているものの、前期型よりもボディが全体的に角を落としたデザインになっています
Zイズムの継承
サイドからのフォルムはアメリカンナイズされててとてもかっこよかったです
また2by2もリアハッチが不自然に間延びしている事もなく、素晴らしいデザインでした
デザインは「日産デザインインターナショナル」NDIによるもの

グレーのホイール、カッコよかった
でも、なんと15インチなんですよね
タイヤは215/60/15

Zの代名詞のTバールーフ

テールランプが、 S30から続いた上下二段のものから横長ランプになりましたが、その変化は結構衝撃的でした

こちらはRB20DETを積む200ZR-Ⅱ
ボンネットのエアダクト、前期型がボンネット中央で大きく口を開けてたのに対し、後期型は少しサイズが小さくなり、助手席側にオフセットされました
内装

基本的には83年の登場時のデザインなので、当時でも少し古く感じました

サイドサポートの張り出しは安定感があります
ディーラーには試乗車は無かったのですが、整備士さんの後期2by2に座らせてもらったことがあります
↓

ZRにはレカロ、ZXには本革パワーシートがオプション装備
豪華装備品

これを見ても、Zの本質は快適に、速く、オシャレでかっこいい事だと思います
エンジン

VG30DE
VG30ET
RB20DET
の3種、後期型でVG20ETは廃止されました
Zの本来の特性や、当初の日産の方針ではV6エンジンが主体の構成でしたが、国内でのマーケティングでは直6の2.0が求められたという事です
という事でRBエンジンが搭載された訳です
セリカXX=スープラが直6路線だったのとは逆ですね
RB20DETは先にR31スカイラインに積まれたエンジンですが、タービンのインペラーがメタルからセラミックに進化しています

ZRグレードにはL.S.Dが標準装備
4WASは300ZRのみに標準装備

Tバールーフ、当時はあまりカタログも読み込んでいなかったので、オプション装備だと思ってましたが、標準装備とは今回知りました💦
リトラの開閉角度も気にして見た事ありませんでしたが横から見るとこうだったんですね

オプションも含めた装備品
グレード一覧
2シーター、2by2ともに4グレードづつです
装備一覧
諸元表
Z31は以上です
次は後継のZ32の予定
Posted at 2022/08/24 19:35:49 | |
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