
今回は西部警察やシルエットフォーミュラレースで活躍したR30、GTR復活で市販車もレースで盛り上がったR32な挟まれて、ちょっと忘れられがちなスカイラインR31型のカタログを初期型、後期型の2回に分けてご紹介しようと思います
タイトル画はR31で出場したレースの画像です
85.8月
R31初期型
このカタログは自分の何十年もの趣味である、自動車カタログ収集の原点的なカタログで、すごく思い入れのあるカタログです
85年当時、私は高校3年生だったのですが、帰省した叔父さんから貰ったのが、このカタログです
それ以前から日産車中心にカタログは50冊くらいは持ってたのですが、適当に収納し読み返す事もしていませんでした
このカタログを見てから写真の綺麗さやカタログの構成、勿論、車のシステムやエンジンの性能、車の装備に興味を持ち、カタログは捨てないで集めようと思い始めました
カタログとしては見倒したので、手垢で汚れております
落丁などはありません

7代目のスカイラインなので7thスカイライン

31スカイライン、当初は当時人気だったトヨタのマークII三兄弟に対抗するため、2ドアを設定せず、4ドアHTとセダンで賭けを打ちました
(結果は……ほどなく2ドアが追加されます)

都市工学と言われても意味がわかりませんでした
今でも分かってません

R30からは実に正常な進化と思え、かっこいいとは思うんですけど、やはり2ドアを設定しなかったという点が不評だったんでしょうか?

RB20DETエンジン
ボディは4ドアハードトップ

シングルカムのRB20ETとRB20E

4気筒もありました
CA型

更にディーゼルも、RD28
内装

'80の日産車にありがちな絶壁インパネ
スカイラインにも当時流行ってたサテライトスイッチが左右両側にあります
サテライトといってもハンドルからは少し遠かったですけど
メーターはスカイライン伝統の水平指針メーター、読みやすくてシンプルで、好きなデザインでした

スポーツ系シート
電動のサイド&ランバーサポート
シート生地もすべらず、心地よく、個人的には好きなシートでした

ベロア地シートは座った事がないのでわかりません
スカイラインには合わないとは思います
エンジンは何と6種のエンジンが存在
トップグレードはRB20DET
210ps/25.0kgm

CA18S以外5機種全て新しいエンジン
気合いが入ってました

R31スカイラインの特徴としては、HICAS(ハイキャス)をツインカム系に搭載
HICASは4輪独立操舵システムで、油圧による後輪の同位相制御を行うというものでした
31スカイラインで採用され、その後の日産車に広く採用
進化を重ねて、最終的には電動SUPER HICASとして R34GT-Rまで採用されました
新機構の割には扱いも小さくて、雑誌では大々的に特集してたのに、カタログ見たらすごく小さな扱い
装備品
当時の日産の最新システム
カードキー
(ハイキャスより大きくページを割いてます)
『ドアハンドルやトランクリッドのリクエストスイッチを押して施錠・解錠を行うシステムであり、後に普及する「インテリジェントキーシステム」からエンジンの始動・停止に関する機能を省略したもの』との事

↓

オーディオですが、カセットデッキをCDチェンジャーのように
画期的でしたけど、欲しいかというと微妙でしたね
その他装備品

CDデッキとBBSホイール
憧れましたねー
諸元表
何と手書きの価格表
昭和60年8月19日改訂版
当時の日産プリンス岐阜販売株式会社の社員さん、自分で定規を引き、細かなデータを見ながら作られたんだと思うと、おいそれと捨てられません
パソコンはともかく、ワープロとかあったでしょうに…
自分の高校の進路指導室の求人票にもプリンス岐阜販売から募集きてましたが、これみて字の汚い自分は入社試験落ちると思い、別の道に進もうと思いました
という事でR31初期型のカタログは以上です
次は仕様を間違えて、契約しそうになったR31後期のスカイラインを予定しています
Posted at 2022/09/01 06:50:27 | |
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