
3連休の前半2日で、1泊スキーに行ってきました。
1日目は、午後出発で恒例になったノルン水上ナイターへ。
13時自宅出発で、15時半現地着と、渋滞もなくスムーズに行けました。
が、朝5時出発の0.1トンさんは、大渋滞に巻き込まれ5時間以上かかったらしい・・・
家族で池袋7時発のバスで向かったT家は、到着が午後だったらしい・・・
2月のこの3連休は、おそらく1年で最もスキー場が混むトップシーズンだから、渋滞も半端ないのですね。時間をズラして行かないと大変なことになるようです。
今回の目玉は、ノルンで18時から予約したプライベートレッスン。たった1時間ですが、マンツーマンでみっちり習いました。 レッスン料金は7000円。 グループレッスン4時間分よりも高いですが、その価値はあるはず!?
ここ数年は2年に一回はスクールに入っていたので、かつての昭和滑りもさぞや改善されただろうと思って臨んだレッスンの先生の最初の一言は、「うーん、やっぱり昭和滑りですねぇ」
ガーン( ̄Д ̄;)
まだ緩斜面で真下方向にハの字で滑って、足を開いたり閉じたりしただけなんですけど・・・
先生曰く、荷重をかける際に膝を内側に折って、エッジを立てる動きをしてしまうことが昭和の滑りなんですって。 現代の滑り方では、エッジを立てるという意識も動作も一切不要で、膝を折らずに板を踏み込んでいくことで板をしならせ、そのたわみを利用して曲がるそうな。
次の練習は、緩斜面で真下方向にハの字で滑る際に、左右交互に荷重をかける動作を。
エッジを立てなくても、板を踏む(外にずらすような意識で)ことで、板が左右に向きを変えることを掴みます。 上体の位置は、板の真上かやや前方。滑りながらジャンプできるポジションにいながら、
左右の荷重を切り替えます。
次は、同じ意識を持ってしっかり左右にターンをしていきます。ここで私のクセが露呈。
1.エッジを立てようとして、上体を倒して膝を折ろうとしてしまう
ターン時にエッジを立てようとする意識が高いあまり、身体が山側に倒れて重心がスキーの外側になってしまいます。(内倒) ターンの切れ味を意識すればするほど、板に乗れなくなって外足がズレてしまうという現象が起きていました。
2.外向形を作ってしまい、板の進行方向と身体の向きがズレてしまう
昭和の滑りの弊害です。滑走方向よりも谷側に上体が向いた状態。このとき、板の先端は山側の板が少し前方に、谷側の板が少し後方に位置します。 現代の滑りではスキー先端は両足が常に平行に揃った状態になるのがベター。左右の板に前後差はつきません。つまり、常に進行方向に対して身体が正面を向いた状態で滑るそうです。外向形は抵抗になってしまうので志向しないらしい。
2つのクセを矯正するために教わったのが、1.ターン時に外足に荷重(膝を折らずエッジを立てる意識を持たず)し、斜面から受ける反動を意識すること、2.ターン開始時に上体を先に曲がりたい方向に向けていく練習。
足は腰幅に開き(板を閉じすぎない)、両足を外側にずらすように荷重してターンします。ターン後半に板がずれても(ドリフト)OK。エッジのキレよりも板にしっかり荷重しつづけることを意識して板に乗っていきます。ターン時の荷重と上体の向きを意識するために、次のような練習をしました。
・足を大きく開き、外足荷重時に斜面から受ける反力を意識しながら滑る練習
・ターン開始時に上体を先に回転させ、後から板がついてきて曲がるイメージでの練習。
・ストックを左右方向に腰位置に固定し、身体の向きを意識しながら上体から先に曲げていく練習
ターン時にしっかり板に乗れると、急斜面でもショートターンでも、スピードがコントロールされ、暴走せずにゆっくり丁寧に滑ることができます。 先生曰く、この状態が最も安定した滑りができる状態で、ターン角度を変化させたりスピードを変えたり自在にできる滑り方だそう。 確かにエッジのキレを意識しなくなった分、スキーの切れ味やスピード感は感じにくいのですが、ターン開始時から最後までしっかりと板に乗っている感じを意識しやすくなりました。
つづいて、ショートターンも少し練習しました。やることはほとんど一緒です。身体が常にフォールラインを向いているだけで、ターンの意識ややり方はほとんどロングターンと変わりません。ターンのリズムをとるために、早めにストックをついて、次のターンを開始するきっかけを作ると、自然とターン弧が小さくなり、ショートターンができるというのです。
習ったことを意識しながら滑ると、今までのエッジを切り替えるだけのジグザグしたショートターンから、しっかりとRの小さな弧を描くロングターンのショート化?のような滑りに変わってきた気がします。
今回習ったのは、ここまで。
・膝を折ってエッジを立ててはいけない
・外向形をつくらず、身体は常に板の進行方向を。
・ターン開始時は上体から向きを変え、板を追従させる。
・荷重は板を強く踏む(ずらす)イメージで。板がずれてもかまわない。
エッジのキレをひたすら意識して滑っていたこれまでとは全く滑り方の意識が変わりました。
キレを意識しなくなったことで、逆に滑りにキレが出せるようになり、スピードをあげても雪面をしっかり逃さず捉えられるようになりました。また、逆にスピードを殺そうと思えば急斜面でもショートターンでもスピードをしっかり抑えてコントロールしやすいように感じました。さらに、外足にしっかり荷重する意識を持つと、不思議と両足にしっかり荷重がかかる気がして、外足荷重メインでターンするという感覚が弱まりました。
また、左右ターンで左旋回が苦手なイメージだったのが、左右均等に曲がれるようになり、片方のターンが苦手という意識がなくなりました。
やっぱり習ってみるものですね。短時間でしたが、得るものは非常に大きかった気がします。
最後に、板やブーツなどの道具選びについても相談しましたが、最上級モデルはまだ持て余す可能性が高いので、1級を目指すレベルくらいの板やブーツを選ぶとよいとのことでした。
この日の宿泊、翌日の丸沼高原についてはまた後日書きます。
今後は、今日あげた内容を常に意識し、昭和滑りを撲滅して現代のカッコいい滑りを目指します!
Posted at 2013/02/12 00:04:40 | |
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