がんくまのブログ一覧

最後に残った作業、実はシートの清掃消毒である。後部座席を荷室にしたまま荷物を積んでいたので、昨年の3月あたりから今まで1年半に渡り後部座席の革シートを畳んだままだった。これを引き起こしてみると、あちこちにカビが発生しておりバイオハザード状態。

薬局でエタノール75%とヒアルロン酸とグリセリンが成分の消毒液を買ってきて厚手のキッチンタオルに吹き付け縫い目の奥までゴシゴシ拭く。エクセーヌ部分も大丈夫かな？と思ったがそのままにできないので叩くようにして拭く。シートからの色移りは無いようだが、艶が無くなって白くなるので革シート用のクリーニングシートで再度拭く。艶がなくなる程度なら対策方法は色々ある。

シートベルトも同様にアルコールで殺菌清掃した。よく見たら荷室にカタツムリが這った跡がありそれもアルコールで拭く。バックル等が当たっていた場所がまだ凹んだままだ。

以前、ルーフレールを塗装のため取り外した後、カモヰテープのmtというマスキングテープで目張りしていたのだが、このテープ意外と耐候性がありその後2年ほどそのままでも剥がれなかった。しかしさすがにボロボロなので剥がし、とりあえずマスキングテープを貼ってその上から照明用の黒テープを貼った。

2〜3ヶ月後に剥がして本格的にどうにかしないとなあ…

最後にワイパーのゴムを取り替えた。なんかこのフィン付きブレードが好きで変えたくないんだよね。交換に使ったのはイエローハットのRG53で、フロントの2本を交換して、ライト用の短い2本とリアハッチ用は交換したフロント用のゴムをクリーニングしてリサイクル。

タイヤの空気圧を調整し、整備工場へ入庫した。後はプロの手による作業の結果を待つだけとなったが、さて…

区役所で仮ナンバーを取得した。本当は朝イチで取得して今日中に工場へ乗り入れる事も考えていたが、前日の仕事の疲れがとれず、どーしても午前中は動けなかった。午後イチで区役所に行った。

ナンバープレートを交換し、バッテリーをつなぎ、エンジン始動。いよいよ、1年以上ぶりの公道へ。ものすごく汚れているので、ちょっと気恥ずかしいというか、まるで廃車回送のように見えるかも。写真は側面で単に水垢だけだが、背面には葉っぱや泥やかたつむりが付着していてかなりみっともない。


しばらく走ってない車の常でブレーキを踏むとゴリゴリと錆が削れる音がするし、あちこちのベアリングからシュリシュリ音がするが、走る、止まるについては違和感無く、不安要素は払拭された。走行チェックを兼ねて洗車場へ直行する。

手洗い洗車用の高圧洗浄機がある古ぼけた、しかし貴重な洗車場でこの車を洗うのは2016年の年末以来。苔やら水垢やらなんかの生物がうごめいた跡やらを吹き飛ばす。とにかく、放水跡で字が書けるほど汚れている。その後、水垢を化学分解するカーメイトのシャンプーを使い隅々まで綺麗にした。


コーティング的なものも剥げたので艶が無くなって白っぽくなったけど、黒っぽい水垢はほとんど落ちたみたい(その後ワックス付きのウエットシートで拭いている)。洗車前の汚れ具合が酷かったので洗車後の満足感はとても大きい。時間を置いてのエンジン再始動にも問題は無かった。

高圧洗浄で劣化したワイパーのゴムが吹き飛んでしまったりと、他にも車検前に手入れが必要な箇所がいくつか判明したのでホームセンターで必要部材を購入し、これから対策して明後日工場へ乗り入れる予定。ブログで公道走行の復活を公表して1ヶ月と5日、一時的とは言え駐車場という檻から外へ出ることが実現した一瞬である。


最後に銭湯で自分自身を洗って終了。

自分でやれる修理範囲は概ね終わったので、あとはプロにお任せすることとなる。昨年5月からずっと動かない倉庫代わりになっていたので、積みっぱなしだった荷物をレンタカーの軽バンに積み替えて夜間に倉庫や自宅に運び、久々に荷台が空になった。

のは良いが、て、天井がぁぁぁぁ！！

ぶよんぶよんに。こうなることは話には聞いていて、その兆候もあったのでいつかは…と思っていたけれど、いざ目の当たりにすると衝撃的だ(今までは荷物に隠れて見えてなかった)。

車検にはおそらく関係がないので、とりあえず放置するしかない。文句を言われたらピン止めだ。

軽バンによる輸送、そもそも運転自体が1年以上ぶりだった。やはり目が悪くなっていることを実感した。途中までなんか違和感あったが、そういえば右足でブレーキを踏んでいた。850(AT)運転するときはいつも左足でブレーキなんだよね自分。あと、お約束で何度もワイパーを動かしてしまった。

ウインカー問題解決。


メーターパネルについては、再びダッシュボードアッパーとメーターユニットを取り外し、不点灯であった左ウインカーの表示灯を予備のメーターから取り外した部品と交換し、

コネクタに接点洗浄剤を吹いてチェックすると無事点灯した。表示灯と基板との接触不良かと思っていたが、テスターで調べてみると球切れだった。このタイミングでか・・・。

右前ウインカーはソケットを取り外し、コネクタ部分とソケット部分、バルブの接触端子を接点洗浄剤で洗浄し、電極バネを調整し、コネクタに導電グリスを塗って組み立てたら良くなった。もしかしたらリレーか？とも思っていたが、ボルボ850のフラッシャーのリレーはハザードボタンの裏にあるらしい。故障しないことはないと思うが、故障する話はほとんど聞かないな。


前回は大量に蚊に刺され、2時間以上かけて取り外したダッシュボードアッパーとメーターユニットの取り外しだが、今回は虫除けスプレーに護られ15分程度で取り外すことができた。しかし、ほんの数日前見たときは割れてなかった所がもう割れている。

フロントガラス付近を飛んでいた蚊を手で叩いたら、なんとその衝撃でダッシュボードに新しいヒビが入った＿|￣|○

しかし、そのままでは車検に通らない灯火問題が解決できて心が軽くなった。

雨なので作業ができず進行ストップ。フロントガラス下部のダッシュボード前側に何箇所も割れがあって、車内からも車外からもよく見える部分なだけに、じわじわとクラックが増えていくのが気になっていたのだが、


今回ダッシュボードアッパーを取り外してみると、この部分はアッパーとは別の構造体になっており簡単には取り外せないように見える(むしろフロントウインドウを取り外す方が簡単な気がする)。

車検とは関係がないので割れの進行緩和のためにヒビの先側にアルミテープを貼っただけで済ませたが、素人修理でできることを考えると、隙間を埋めた上で上から黒のダイノックシートかスエード調シートを貼って誤魔化すことは可能と思う。夏場は結構な温度になりそうだが3年くらい保つなら貼り直しても良いし、やってみようかなあ。