アイドリング時のカタカタ音修理

前々から気になって色々調べていましたが、原因がわからず諦めていた、エンジンからのカタカタ音
あまり乗ってると、悪化すると言われ、倉庫に眠らせてましたが、先日たまたま遊びにきた整備士の方に言われた一言「メタルが減ってるねー、3番と4番のコンロッドのベアリング 見てミー」と言われ
早速作業開始‼︎

※ここから先の作業はある程度の道具、知識、技術を持っている前提の紹介になります。私は我流で、修理書をみながら普通では考えられないやり方もしているかもしれませんが、そちらはご了承下さい

普通この手の整備はエンジンを下ろしますが、、、

そんなことはできません(-｡-;
なのでオイルパンを外します‼︎

なのでまずリジットラックを使ってフロント2点を上げます‼︎リフトなんて高級なものもありません(-｡-;
まずはオイルを抜きましょう‼︎

オイルが抜けたらドレンボルトをきちんと閉めておいて、
このままでは道具が入らないので、メンバーを下にずらします
その為周辺のものを最低限外します。
写真ではショックとロアアームのボルトを外した状態です

次にステアリングギアボックスをメンバーから外します
これはメンバーに4点12mmのボルトで止まっているだけです。
ステアリングのユニバーサルはそのままでも作業できる為ぶら下げておきます

そしてエンジンマウントとメンバーを止めているナット17mmを4つ外して、

エンジンを吊り上げましょう
本来エンジンクレーンなるものがあると良いのですが、ここにはそんなものありませんので、フォークリフトの爪にワイヤーがけで吊り上げます。

少し浮いたら、メンバーをボディーに固定している17mmのナットをギリギリまで緩めてメンバーを下げます

そうするとまず
オイルパンNo.2を止めている10mmボルトが取れるようになります
写真では外れていますが、ボルト外しても、古くなって固まったシールパッキンで強固に貼り付いているので、持っている方はオイルパンシールリムーバー？とかいうものを使ってください。
私はバールを使ってうまくこじて外しました
(思いっきり外れてオイルパン の中に残っていたエンジンオイルを浴びたのはここだけの話笑笑)
その後全て取ってしまってますが、鉄板みたいなやつとオイルストレーナーがついてるのでこれも外します
10mmのボルトとナットだけなのですぐ外れます

外すとクランクシャフトが見えますね。
ここまできたら、オイルパンNo.1というでかい関門が残されただけです

はい‼︎
いきなり外れました笑笑
メンバーをずらしたりエンジンを吊り上げたりした理由はここにあります
物がデカすぎて、本来はミッション側から抜く＝ミッションを下ろすらしいので、そんな面倒なことやってられねーよって事で前途のようにして隙間をつくりました
オイルパンにはオイルレベルゲージのパイプこれは刺さってるだけ。タービンからのオイルライン、これは12mmのボルトで止まってるだけです
これを外したらあとは、17mmのボルトと14mmのボルトを全部外して、再びシールパッキンとの格闘
もちろん私はバールを使って外しました笑笑

これでコンロッド 外せますね^ - ^

外してみました‼︎
右が外したらベアリング
左がコンロッドカバー？と新しいベアリング 組んだ物です
擦れてます

あとはピストン側にもベアリングがあるので、ピストンを押し上げてずらしたりしてベアリング交換していきます

場所は決まっているので１つ外して組んでというふうに
一気筒づつやりました
締め付けトルクは緩めた時と同じくらいの感覚で必殺テルクレンチです‼︎
皆さんはきちんと修理書をみて規定トルクで締め付けてくださいね

あとは逆の手順で組んでいき、終了です^ - ^

明日ワコーズの営業が来るから、私もプロステージS10Wー40でも入れようかしら笑笑