
少しずつ暖かくなってきたと感じましたら、いつの間にかもう3月を迎え入れようとするカレンダー。
皆様の周りでも“春を楽しむ”が始まっているでしょうか。
さて、瀬戸内tripの第三弾は本州最西端の地『山口編』。南に穏やかな瀬戸内海を抱く山陽、北に荒々しい日本海を迎える山陰、その二つの海を隔てるのが関門海峡、それぞれの特色毎に素晴らしい景観が広がります。
また長州藩として、近代日本の文明の開化に色濃く携わった偉人が数多く輩出されています。
そんな山口を家族と共に二日間に渡り周遊した思い出を編集しお送りさせていただきます。いつもの拙い写真の数々をギュッと凝縮しひとつのブログにまとめましたが、ご覧くださった皆様が“山口って、こんなにも良い所なんだ”と感じとっていただけましたら幸いです。
まず前回のステージである尾道から山陽自動車道を西へ。
約120分の距離にある岩国市の錦川に架かる日本三名橋へ向けステアリングを握りました。
【1】錦帯橋と岩国城

Nikon D750 & AF-S NIKKOR 24-85mm F3.5-4.5G ED VR
山の上に建つ城は岩国城、そして見下ろされている様に架かるアーチ状の橋が錦帯橋である。
錦帯橋は日本を代表する木造橋であり、他に例を見ない特異な姿の五連の反り橋が特徴。
橋の長さは、橋面に沿って210m、直線で193.3m、幅5m、橋台の高さ6.64m。
【2】

Nikon D750 & AF-S NIKKOR 24-85mm F3.5-4.5G ED VR
錦川で釣人を眺める“いつものふたり”
ここには、穏やかな時間が流れている…
こんな写真を撮る為に一眼レフを持っている様なもの♪
【3】

Nikon D750 & AF-S NIKKOR 24-85mm F3.5-4.5G ED VR
キラキラ光る錦川の川面がとても綺麗。
この川が暴れ川だなんて…。
江戸時代、暴れ川に負けない橋を架ける為に知恵を振り絞り考え出された橋であるが、眺めれば眺める程に珍しい姿をした錦帯橋。
錦帯橋を後にし、再び山陽自動車道と中国自動車道で西へ120分近く走り訪れた地は…
しばし、洞窟探検隊に入隊していただきます。
ナニカ?(笑)
【4】秋芳洞

Nikon D750 & AF-S NIKKOR 24-85mm F3.5-4.5G ED VR
山口県の中央部に位置する「秋芳洞」。
土産物屋が並ぶ路地を奥に進むと、突如巨大な鍾乳洞の入口が現れ冷気が漂う。
中はとても広く、綺麗な地下川に沿って遊歩道が整備されているが、湿気があり所々の天井からは水がポタポタと落ちてくる何とも不思議な空間。
首元に水が落ちると“キャッ”って叫んでしまうおじさん←私のことです(汗)
【5】

Nikon D750 & AF-S NIKKOR 24-85mm F3.5-4.5G ED VR
秋芳洞の中の遊歩道は約1kmに渡って整備されているが、平坦な場所ばかりではなく起伏もある。
鍾乳石が織り成す不思議な空間を間近に感じながら歩ける。
【6】

Nikon D750 & AF-S NIKKOR 24-85mm F3.5-4.5G ED VR
サーチライトが照らされているが、実際にはもう少し闇の空間。
愛機のISOを6400にまで設定しないと手持ち撮影では厳しい。
【7】

Nikon D750 & AF-S NIKKOR 24-85mm F3.5-4.5G ED VR
どうやってこんな不思議な形になったんだろうと思いつつ、レンズを向ける。
大自然の神秘は、こんな地下に広がっていた。
【8】

Nikon D750 & AF-S NIKKOR 24-85mm F3.5-4.5G ED VR
【9】

Nikon D750 & AF-S NIKKOR 24-85mm F3.5-4.5G ED VR
【10】

Nikon D750 & AF-S NIKKOR 24-85mm F3.5-4.5G ED VR
【11】

Nikon D750 & AF-S NIKKOR 24-85mm F3.5-4.5G ED VR
【12】

Nikon D750 & AF-S NIKKOR 24-85mm F3.5-4.5G ED VR
【13】

Nikon D750 & AF-S NIKKOR 24-85mm F3.5-4.5G ED VR
洞内の中央部辺り、ゆっくり回っていると優に1時間を超える。
【14】

Nikon D750 & AF-S NIKKOR 24-85mm F3.5-4.5G ED VR
秋芳洞名物「黄金柱」。
正しく、巨大なナニである(爆)
【15】

Nikon D750 & AF-S NIKKOR 24-85mm F3.5-4.5G ED VR
【16】

Nikon D750 & AF-S NIKKOR 24-85mm F3.5-4.5G ED VR
巨大な生物にでも飲み込まれたのではないかと勘違いしてしまいそうな空間。
きっと右端のライオンも飲み込まれたのだろう|* ̄∇ ̄|
【17】

Nikon D750 & AF-S NIKKOR 24-85mm F3.5-4.5G ED VR
これも秋芳洞名物「百枚皿」。
“不思議…”としか言いようのない空間。
【18】

Nikon D750 & AF-S NIKKOR 24-85mm F3.5-4.5G ED VR
【19】

Nikon D750 & AF-S NIKKOR 24-85mm F3.5-4.5G ED VR
【20】

Nikon D750 & AF-S NIKKOR 24-85mm F3.5-4.5G ED VR
秋芳洞の出入り口。
眩しい太陽光が懐かしい。
【21】秋芳洞出入り口付近

Nikon D750 & AF-S NIKKOR 24-85mm F3.5-4.5G ED VR
秋芳洞を後に、地上の秋吉台に伸びる秋吉台道路と国道490で一路、進路を北に変更。
その先は、日本海に面した歴史深き風情溢れる小京都の町「萩」が広がる。
【22】花燃ゆ館

Nikon D750 & AF-S NIKKOR 24-85mm F3.5-4.5G ED VR
井上真央主演のNHK大河ドラマ2015「花燃ゆ」のブース内。
【23】松下村塾

Nikon D750 & AF-S NIKKOR 24-85mm F3.5-4.5G ED VR
松下村塾(しょうかそんじゅく)は、江戸時代末期(幕末)に、長州萩城下の松本村(現在の山口県萩市)に存在した私塾である。吉田松陰が同塾で指導した短い時期の塾生の中から、幕末より明治期の日本を主導した人材を多く輩出したことで知られる。
【24】萩反射炉

Nikon D750 & AF-S NIKKOR 24-85mm F3.5-4.5G ED VR
西洋式の鉄製大砲鋳造を目指した萩藩が、安政3年(1856)に建設した反射炉の遺跡。
“明治日本の産業革命遺産”のひとつであり、世界遺産である。
【25】恵美須ヶ鼻造船所跡

Nikon D750 & AF-S NIKKOR 24-85mm F3.5-4.5G ED VR
萩藩が、安政3年(1856)に設けた造船所の遺跡であり、幕末に「丙辰丸」「庚申丸」という2隻の西洋式帆船を建造する。
ここもまた“明治日本の産業革命遺産”のひとつであり、世界遺産である。
RB3が邪魔し観え辛いのはご愛敬で(汗)
【26】萩市街

Nikon D750 & AF-S NIKKOR 24-85mm F3.5-4.5G ED VR
尾道から移動しながら一気に駆け巡った一日であったが、萩の空に広がる綺麗な夕焼けと共に終日を迎える。
【27】

Nikon D750 & AF-S NIKKOR 24-85mm F3.5-4.5G ED VR
【28】

Nikon D750 & AF-S NIKKOR 24-85mm F3.5-4.5G ED VR
【29】

Nikon D750 & AF-S NIKKOR 24-85mm F3.5-4.5G ED VR
翌日、早朝に萩を立ち、国道191で角島を巡り逆時計周りで本州最西端の地「下関」へ。
【30】関門海峡

Nikon D750 & AF-S NIKKOR 24-85mm F3.5-4.5G ED VR
向こう岸は九州(北九州門司)。
どんよりしたグレー色の空の下、関門海峡を流れる潮はまるで激流であり、眺めていると恐怖を感じてしまう…。
【31】関門橋

Nikon D750 & AF-S NIKKOR 24-85mm F3.5-4.5G ED VR
関門海峡のシンボル「関門橋」
昭和48年に開通、全長1,068m、海面からの高さ61m。
近くの関門トンネル人道を歩き門司へ行きました♪
【32】雨粒が落ちだした下関市街

Nikon D750 & AF-S NIKKOR 24-85mm F3.5-4.5G ED VR
【33】火の山展望台からの眺望

Nikon D750 & AF-S NIKKOR 24-85mm F3.5-4.5G ED VR
左が北九州市の門司、右が下関、繋ぐ橋は関門橋。
絶景であるが、激しくなり始めた雨で海は霞み夜景も濡れる…。
【34】下関市街

Nikon D750 & AF-S NIKKOR 24-85mm F3.5-4.5G ED VR
20年ぶりになった錦帯橋、秋芳洞・秋吉台を懐かしく想い、初めて訪れた萩では、偉人の町を散策し“花燃ゆ”の情景にも浸った。
そして海岸線を走り下関へ向け初走行したルートはとても走りやすく、晴れてさえいれば大きな夕陽が海に沈むシーンに出逢えたことは間違いない…。
悪天に向かう今回はそれが叶わなかったが、それは「またここへ来い」というメッセージであると受け取ることにした。
<タイトル画像>角島大橋で迎えた朝
Coming Soon
瀬戸内trip【愛媛編】