ヤビツ峠

随分昔に山登りで通ったことはあるのですが、車で走りに来たことは、とんとありませんでした。
いつもの東京西部の色々な道から外れてちょっと行ってみようと、厳しい道だろうなと想像しながら来たのですが、それ以上。路面も道幅も、カーブの来かたも、林道のそれ。あ！これ見たことあると言うワインディングに、イニシャルDの峠道の一つだったことを思い出しました。この道でどういうバトルが成立するのか？厳しすぎて私の想像の及ぶところではありませんでした。

例によってまだ明けやらぬ早朝、誰もいず孤独です。途中、秦野の夜景が視界に入り綺麗に見えますが、峠に近づくにつれ、暗闇の深山となり、どこまで行くのか怖くなりました。宮ヶ瀬に降りる勇気もなく、いつか明るい時に取っておいて、峠のバス停で折り返しました。帰りはそれでも道のリズムに慣れて、少し気持ちよく走れました。

そんな朝を過ごし、お昼は車を置いて、少し眺めの良いところで食事。渋滞や駐車場の心配に縛られたくないので電車で移動したのですが、海岸沿いを幌を開けて走るNDを見るにつけ羨ましい限りでした。