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デミひろのブログ一覧

2015年05月26日 イイね!

Less is more は本当なのか? ~新型ロードスター試乗記~

ここ最近、特に時間が過ぎるのが早く感じます。
暑くなってきたなぁ・・・とか思ってたらもう5月も末。
天気の良くなかった先月に比べると今月は結構天気の良い日が多かったような気がしています。どうも、デミひろです。

さて、先週木曜日(5月21日)にいよいよ正式発売となったマツダの新型ロードスター(コードネーム:ND型)。
実は先々週の末に近所のマツダディーラー(昔デミオを買ったお店)を通りかかった時に、転じ車が配備されているのを見て、思わず入店して実車を見せて貰っていました。
その時、対応してくださった営業マンさんから「次の週末(つまり先週)には試乗車が配備されます。良かったら乗りに来てください。」ってお話をもらっていたので、お言葉に甘えて日曜日に再びディーラーへ行ってきました。



すると・・・・・

置いてありました。



今回試乗したのは、S-スペシャルパッケージの6段M/T車、ボディカラーはジェットブラックマイカ。
今回の新型ロードスターで最量販グレードになると思われる中間グレードです。
装備は、ライン装着品以外はほとんどオプションも無しという「素」の状態。
走行距離は、ODOメーター上で200kmと少々ということで、まだまだド新車な感じはありますが、そこはそれ、ということで(笑)

【エクステリア】
半年以上前からティーザー画像や、オフィシャルフォトがリークされていたおかげで、実を言うと最初の印象はそれほど新鮮味を感じなかったというのが本音です。
とは言え、旧型のNC型に比べると明らかに低く、小さく見えます。
※でも実際に諸元を比べてみるとさほどサイズは変わっていないという事実・・・デザインの妙というやつでしょうか。

今回のエクステリアデザイン、実を言うとちょっとムシっぽい感じがして、写真上ではいまいち飲み込めていませんでした。
ですが、人の感情とはいい加減なものです、実車を見た瞬間「恰好いいじゃん!」と思わせてしまうのですから。キャビンが後車軸寄りに配されたと事で、必然的にノーズが伸び、スリークな印象。
意図的なのかもしれませんが、これまでのロードスターっぽさから一転、ロータスエランやBMWのZ4っぽい古典的なFR風なエクステリアになっています。

あと、今回のロードスター個人的には濃色のボディーカラーがより恰好よく見える気がします。
今日乗ったブラックも、マイカ入りで綺麗なうえに、ある意味で華奢にも見えるアピアランスが、そこここに配されたプレスラインやデザインアイコンによって時に筋肉質な雰囲気にも見せてくれます。

【インテリア】
内装に関しては、現在のマツダのデザインアイコンを汲んでいるものです。マツダコネクトが主軸となって構成されているのも、アクセラ以降の流れそのもの。
ファームウェアのメーカーを変更するまでの変貌を遂げたナビ機能については、今回の試乗では試せておりませんので言及は控えますが、多分今までよりは
良くなっているだろう・・・と信じています。

運転環境については、必要にして十分なタイト感。個人的には、NC型のAピラーが角度が寝ているうえに太めな構造で前方の見切りはお世辞にも良いとは思えませんでした。
しかし、今回のND型では、ピラーの角度が幾分か立っているように感じ、太さもさほどでも無いように感じました。これと、フロントフェンダーに作られた峰のおかげで、この種のクルマにしては、望外に前方の見切りは良かったです。

シートも、これ最高!って言えるほどではないものの、必要にして十分なホールド性と乗降性は兼ね備えていましたので、普段使いするならそういう意味でもS660より快適かと思います。

インテリア全体の質感については、言わずもがななので割愛致します。(^_^;)

あと、インテリアと言っていいか微妙ですが、幌の操作性は今まで乗ったオープンカー(といっても数えるほどしかないけど)の中でも断トツトップの良さだと思います。
標準的な体形の男性であれば難なく片手操作3アクションで幌の開閉ができます。この辺もショートデッキ風スタイルになったが故の恩恵かも知れません。

【パワートレーン】
さて、そんなスタティックな状態での観察はこれくらいにしてクルマを走らせた状態での印象を書いてみます。
今回のロードスターに搭載されるエンジンは、アクセラにも搭載されるSKYACTIV-G1.5を出自とする直四1.5ℓ。
勿論、ロードスターへの搭載に向け、各部の最適化・ハイオク仕様化が行われています。
組み合わされるミッションは、6段のM/TとATですが、今回試乗したのは6段M/T仕様の方です。

エンジンを始動した直後はノーマルとしては真っ当な静かさ。
で、営業さんを横に乗せてお店を出た瞬間に感じたのが、本当に1.5のNAか?と思うほどの低回転の粘りでした。
軽く作った、と言えども1トン少々の車重、正直1.5NAじゃ低回転は役不足だろう・・・と高をくくっていましたが、ここは良い意味で大きく期待を裏切られました。
少し広めの幹線道路で交差点の先頭に立った為、営業さんの了承を得てダッシュを何度かしてみましたが、低回転の粘りのおかげでそれほどもたつく事も
無く、それでいてVTEC程感動的なフィールとまでは言えないものの高回転までしっかりと、それでいて爽快なフィールで回るエンジンは以前所有していた
デミオの1.5ℓエンジンを想起させ、それ以上に緻密に回るエンジンだな~という印象です。

ミッションに関しては、クラッチの踏力と合わせてチューニングされていると思われるのですが、良くも悪くも軽めのセッティングです。
ロードスターというクルマの立ち位置を考えれば、これくらいの軽さにしてライトな気持で誰でも乗れるスポーツカーという意味でちょうど良いセッティング
だと思います。
一方で、例えばS2000やRX-7(は非オープンですが)等、武闘派なクルマに乗っている人だと軽すぎる印象を持つかもしれません。(かく言う僕もこちら側でした。(^_^;)
でもまぁ、この辺のフィーリングについては時間が解決してくれるでしょうし、惚れ込んで乗る車という意味では特に大きな問題にはならないかもしれません。
ギアリングについては、街中では6速はまず使いません。5速までで十分です。(6速は恐らくクルージングギアかな・・・・)

【脚回り、フットワーク】
街中を20分ほどチョイ乗りしただけの試乗ですので、脚回りをどうこう言えるほどの走りはしていないというのが本音ですが、感じ取れたところを少々。
以前に乗ったS660、アルトターボRSに続いてのロードスターですが、今回もやはり「軽さ」が重要なファクターであることが確認できました。
一見細身で華奢に見えるステアリングも、走り出せば路面のコンタクトフィールを伝えてくれますし、それでいて重苦しさがほとんどありません。
ときどき当ブログに登場する某S2000に乗せて貰うと、ある意味でクルマと格闘しているのか?と思う時があるほどの重さを感じる時があります。
(※ただこれはこれで超正確なライントレース性と操舵フィールを味わわせてくれるので、男らしさは感じますが・・・僕は遠慮したいかなという感じです(笑))

エクステリアの印象から受けるほどサスペンションストロークは少なくない様子できちんと足が動いて路面を捉え、凹凸をいなしてくれます。
ひょっとすると、脚の動きの良さは、小さくなったタイヤ/ホイールのおかげなのかも知れません。


と、言うわけで新型ロードスターの試乗記でした。

今年に入り、オープンカーだけでもロードスターとホンダのS660。番外でスズキのアルトターボRSのように軽くて走って楽しいクルマが沢山出てきた事に改めて嬉しくなる今日この頃です。
そういう意味では、トヨタが撒いた86/BRZというスポーツカーの種がようやっと芽吹いてきたかな・・・・とも思います。
正直、今回のロードスターに関しては、改めて思い返してみても大きな不満点はありませんでした。
幌を閉めるとやっぱり狭いとか、実はこの時期でも屋根開けてると暑いとか、細かな点は無くもないですが、オープンカー買うのにそんな事気にしててもねぇ?
と笑い飛ばしたくなるくらい楽しかった!というのが今回の結論です。

環境が許せば手許においてみたい1台ではありますが、実際問題として乗り出し価格が今回乗った個体でも300万円チョイオーバーくらいの価格になることを考えると、
乗り換える・・・というところまでは決断できないのが正直なところ。

でも、マツダの開発陣が云う「誰もが乗って幸せになれるクルマ」というテーマはちゃんと体現できていると思いました。
そういう意味でも、この価格帯では貴重な車だし、買って損をする車ではないと思います。
S660が出たときにも言ったのですが、このロードスターも文句なしで買い!!!な1台だと思います。(^_^)



※後記※
結局今回も長々と書いてしまいました。(^_^;)
でも、やっぱりそれくらい楽しかったんですよね、たった20分の試乗でも。
既に購入された方、納車された方も出てきていてうらやましい限りではあります。

思えば、今年に入ってから軽くて楽しいクルマに何度も触れさせてもらう事が出来ました。
その中で、自分がクルマに求めるものが何なのか?を改めて考える良い機会にもなりました。

そんなことを漠然と考えるうちに、とある出会いがありました。
その世界は、今まで扉を叩きたいと思いつつも考えないようにしていた世界でもあります。

今いる世界も決して悪いものではありません。
むしろ、自分には贅沢すぎるくらいだと思います。

だからこそ、今一度原点に立ち返ってみよう。
そんな気がしている、5月末のとある夜なのでございました。
Posted at 2015/05/26 00:11:16 | コメント(1) | トラックバック(0) | 新車 | 日記
2014年11月17日 イイね!

新型デミオ試乗記:其の二 ~帯に短し襷に長し~

新型デミオ試乗記:其の二 ~帯に短し襷に長し~何シテルでも少し触れましたが、久々にPC自作してみることにしました。
どうも、デミひろです。

実は出戻りなので初めてではないものの、暫く離れていたこともあって、スペック的にも文字通り隔世の感がありましたが、色んな人からアドバイスも貰って、材料はそろったので週末の3連休にのんびりくみ上げようかと思います。(・∀・)


~閑話休題~

前回のエントリーで、新型デミオ(XD:6段M/T車)の試乗記を書いてみました。
で、その中でガソリンの方が良いんじゃ・・・なんて書いたところ思わぬ反響を頂いたので、とある筋にお願いをして、ガソリン車(13S:6AT)とディーゼル(XD:6AT)を追加試乗してみましたので、そのレポートです。

エクステリア、インテリアについては前回試乗したXD:6段M/T車とほぼ同様なので、今回はカットします。相変わらず、きれいに作り込まれたインテリアはインプレッサから見ても、上質です。

あ、そうそう、ガソリンの13Sにはマツダコネクトではなく、マツダスマートナビが装着されていました。
※マツダスマートナビ・・・・デミオで初めて用意されたマツダコネクトとは別の単体ナビシステム。
マツダコネクト用ディスプレーを流用しつつ、中身は某KenOooD製との噂。
ただ、現状ではスマートナビを装着する場合、光学ドライブが同時装着できず、コマンダーも非装着。
タッチパネルでの操作は慣れている人には良いものの、コマンダー利用を前提とした画面配置の所為か、タッチパネル操作は若干し辛い印象です。
光学ドライブについては、来年度にもディーラー架装オプション扱いでCD/DVDドライブが設定予定とどこかで読んだ気がしますので、この辺どうしてもマツダコネクトは・・・という方は待たれた方が吉かもしれません。

<パワートレーン比較>
-1)13S (6段AT)
前回の投稿で、実は本命はこっちなんじゃないか?と書いたガソリン車。
試乗したのは中間グレードの13S、6段ATを組み合わせたクルマでした。

結論からいうと、僕の予想は半分当たり、半分ハズレてしまったという印象です。
当たっていたと思ったのは、クルマの動きについて。
1.3ℓのNAですから、Bセグとは言え先代から若干重くなった新型を動かすのはちょっと心許ないか・・・・と思ったのですが、コレが以外とちゃんと頑張ってくれます。
で、やっぱりガソリンの方が鼻先が軽い為か、クルマの動き自体が軽く、かつ装着タイヤの所為もあるとは思いますが、乗り味も前回乗ったXDに比べるとマイルドで街乗りするならこれで十分すぎる程。

ただ、ハズレたと思ったのは、ATのセッティングのせいなのか思ったほど回す気持ちよさは無さそうな事。
ATのシフトタイミングの関係か、出足はちょっとかったるさを感じるのも事実。スポーツモードスイッチを押してやれば、幾分か改善はしますが、併せてスロットルの開閉領域や開閉率を弄ってそうな印象で、ちょっと街乗りするにはスロットルだけが過敏になり過ぎるきらいがあるみたいです。

試乗はできませんでしたが、今回のデミオ、M/T仕様を買いたいという人がいらっしゃるならば、おススメは1.3NAの5段M/T車になると思います。

後で書きますが、ディーゼルとガソリンの棲み分け方をマツダがどういう風にしたのか?
ということを考えると、パワーはそこそこだけどちゃんとそれなりに回るエンジンである、ガソリンエンジン車をキッチリ使えるM/Tで乗ると、なかなか面白いんじゃないかな~と思います。

-2)XD Touring (6段AT)
タイミング的にちょうど良く、前回試乗したのと同じXD TouringのAT車の試乗車が配備されていたので、AT車にも比較対象として乗せて貰うことに。(;´∀`)
※T海マツダ様、買いもしない人間に試乗をさせて頂きありがとうございました。<(_ _)>

こちらも結論から。やっぱり、XDは買うなら6ATの一択だと思います。

前回の投稿でも書いたとおり、ディーゼルは特質上回せるエンジンではありません。
それを考えると、6段M/Tは忙しいだけじゃないの?と言うのが僕の前回の仮説でした。
で、今回6段AT車に乗ってみると、ディーゼルの極低速域でのトルクに助けられて、トルコンのスリップや変速タイミングのズレは殆ど感じないまま、常用域までスルスルと加速します。
また、シングルターボの筈ですが、2,500rpmあたりからもう一発トルクの山があり、ピークの4,000rpmあたりまで力強い加速をしてくれます。

ATのシフトタイミングも、常用域であればすぐシフトアップをして行く今時なセッティングで、とにかく低回転を狙ってシフトチェンジしてくれます。
因みに、ディーゼルにはガソリン車にあったような、スポーツモードはありませんが、ステアリング裏のパドルシフトを活用すれば、ディーゼルでも楽しく走れるような気がします。

足回りに関しては、ガソリンよりははっきりと固められている印象ですが、前回のM/T車に比べるとやり過ぎ感はあまり感じず、むしろATのセッティングも相まってロングドライブするにはディーゼルのATがベストだと感じました。

で、最後に2回に分かれて試乗記を書いてしまうことになったデミオ。
自分ならどれを買うか?と考えてみたのですが、僕個人としてはXD 6段AT仕様がベストだと感じました。装備面を考えるとTouringがベター、L-パケはお好みでどうぞ。

すこし、パフォーマンスは落ちてしまうかもですが、M/T車に乗りたいのなら、13S 5段M/T仕様。
M/Tで走ることの意味、クルマの動きを色々考えると、デミオのM/Tが欲しいならやっぱりガソリン車の方が、後々遊べる要素を持っている気がします。

これだけ、2回に分けてまで拙い文章を書けてしまうデミオって・・・・
と思うと同時に、ここまで選択肢を広げられる状況を作ってくれたマツダには改めて敬意を表したいと思います。
あとは、ガソリン車にも少しパワーアップしたバージョンなんか登場してくれないかな~とひそかに期待をしている自分がいるのでした・・・
Posted at 2014/11/18 00:56:54 | コメント(2) | トラックバック(0) | 新車 | 日記
2014年11月11日 イイね!

新型デミオ試乗記 ~よ!四代目?!~

新型デミオ試乗記 ~よ!四代目?!~もう少しで、今日も終わってしまいますが、今日はポッキーとプリッツの日だそうで・・
そう言えば、今日呑みに行ったお店で聞いた話だと、韓国には「ペペロデー」なる日だそうです。
どうも、デミひろです。

・・・・・・

・・・・・・

さて、本題。
少し前の話になってしまうのですが、新型デミオに試乗してきました。
もはやみん友さんでも試乗された方、更には購入された方もいらっしゃるようで、少し遅れ気味ではありますが、ちょっと思うところあり試乗記として残しておこうと・・・・

試乗したのは、XD Touringの6段M/T車。
因みに、試乗車の色はソウルレッドプレミアムメタリック。
新型デミオの中でも最量販グレードになりそうなXD Touringが今回の試乗車です。
なお、今回はM/T車のみの試乗、なおかつ試乗は市街地を15Min程しただけのインプレッションとなります。
1.3ℓガソリン車にもいずれ試乗はして見たいとは思いますが・・・・・

では、若干長めになると思いますが、参ります。

<エクステリア>
第一印象だけを言えば、現行アクセラ(BM/BY系)のフロントマスクと旧型デミオ(DE系)のリアをくっつけた感じ。写真だけを見ると、フロントの鼻先がのっぺりして若干重ったるい印象でした。歩行者衝突安全基準とか厳しくなってんだろうな~とか邪推してしまう訳ですが、実車を見てみると写真程の重さは感じず、最近のマツダ車のアイコンにもなっている鼓動デザインと相まってどっしりとした印象です。ただ、それに比べると、リアがほぼDE系そのままな感じがして若干アンバランスかも。

全体のサイズとしては、殆ど変っていないはずですが、フロントデザインがどっしりしたことで、ちょっとクラス違いのクルマに感じます。
ただ、そのどっしり感と引き換えに、先代DE系が持っていた良い意味での軽さ、ヒラリ感のような物は感じられなくなってしまった気がします。

<インテリア>
インテリアの印象は、以前に試乗したBM系アクセラとほぼ同じ感じ。
マツダコネクトは、BM系アクセラの時の勇み足を鑑みてか、グレードによっては搭載/非搭載を選べるようになったようですが、ユーザーがどう見るかは・・・・。

ただ、インテリアで一番印象に残ったのは、やっぱり質感の向上。
どうしても、以前に乗っていたDE型と比較してしまうのですが、インテリアに関しては悔しいを通り越して参りましたと言うほかないほど質感が向上してます。どうしちゃったの?マツダさん?って感じです。

<パワートレーン>
さて、スタティックな状態でのインプレはこの辺で終わりにして、走り出します。
今回試乗したのは、既に発表前から話題だったSKYACTIV-Dの第2弾、1.5ℓターボディーゼルです。
上でも書いたとおり、今回の試乗車に組み合わされるミッションは、6段M/T。M/T以外にも、もちろん6段A/Tが選択できます。

残念ながら、試乗日は雨、なおかつ市街地を1周するような小さな試乗コースだったので、ディーゼルの恩恵を感じられるような状況じゃないというご指摘はあるかもしれませんが、それを承知で印象だけ。
正直に言えば、あまりディーゼルエンジンを積む事に明確なメリットを感じられませんでした。
確かに、普通のガソリンエンジンを積んだコンパクトカーに比べれば力強さは明白です。
ただ、よく本やネットで書かれているような「怒涛のトルク云々・・・・」という感じではない気がするのです。この点は、試乗するシチュエーションにとても左右されるところなので、違う道で走ればもっと違う印象になるかもしれません。

もうひとつ思った事はたぶん、M/Tは5段で十分と言うこと。
元々、ディーゼルエンジンは1000rpm程度からでも大きなトルクで引っ張る代わりに、エンジンの特質上、高回転化は難しい内燃機関。SKYACTIV-Dはレッド近辺までちゃんとトルクが付いてくるとは言え、それでもレッドゾーンは5000rpm程。

正直、このエンジンに対して6段もあるとただ変速が忙しいだけのような気がするのです。
また、6段あるとは言ってもエンジンの特性に合わせてか、特段クロスレシオ化している訳ではなさそうで、6速がクルージング用、2~5速のレシオは一般的なレシオという印象。ならば、5段でも良いんじゃ・・・・?というのが僕の思いです。

また、そう言う意味では、1.3ℓのガソリン車に設定されているM/Tが5段なのはなんで?と疑問を感じる訳で。
だって、ガソリンエンジンの方が、圧倒的に回転数は稼げるし、回してあげないとパワーは出てこない。
実際、DE系のMZR ZY-VE型(1.5ℓ)は決して高回転型では無いものの、下から上までちゃんと回るエンジンだったと記憶しています。
であるならば、今度のSKYACTIV-G(1.3)も同じ系統であると仮定すれば、ガソリンにも6段M/Tを採用すべきで、たとえ6速がクルージング用レシオだったとしても、5速/100㎞/hで3000rpmも回っていた先代を考えれば燃費的にもかなり稼げると思うんですけどね。

まぁ、ディーゼル用6段がアクセラとかと同じSKYACTIV-MT系のギアセット、ガソリン用5段はMZR系時代のギアセットを使っているとすると、逆にならなかった理由も何となく透けて見えるような、見えないような・・・・。(´・ω・`)

ガソリン車に乗っていない現状でこんなことを言うのは、尚早のような気もしますが、個人的にはディーゼルを買うならA/Tがベターと思った次第です。

<足回り等>
今回の試乗コースは雨の市街地。因みに試乗車が履いていたタイヤは16インチ。
一般道ではあるものの、継ぎ目や路面のうねりがあるような道を含むルートでしたが、走った印象は見た目の印象と符合してどっしりした感触。先代との比較で言えば、確実に先代よりは16インチタイヤを履きこなしていると言えると思います。

アクセラの時ほどではないですが、若干ながら鼻先の重さは残念ながら感じました。ただ、アクセラのときにはそれが重さとしか感じられなかった物を、デミオでは動きのしっかり感として消化できている点については、巧く作り込んだな~という印象です。
スタイリングのところでも書いた、ヒラリ感は走ってみてもやっぱりなりを潜めた感じで、DE型に設定されていたスポルトのような、機敏な印象は今回試乗したXDからは感じられませんでした。
この辺りも、1.3ℓガソリングレードでは違った印象になるのかもしれません。


と、言う訳で、新型デミオの試乗記でした。

少し前までデミオユーザーであったと言うこともあってかなり主観も入りつつ、ダラダラと書いてしまいました。
現状の結論としては、ガソリン車に乗ってみないと、このクルマの真価は分からないような気がしています。
少なくとも、今回試乗したXDのM/T車だけで判断するなら、デミオは価格面も含め違う世界に行ってしまったのだな・・・・と思ってしまう感じです。

決して悪いクルマでは無いです。むしろクルマとしての出来は凄く良いと思います。
ただ、僕の思い描くコンパクトカーって正直こんな立派じゃなくて良いんです。
静的にも動的にもクラスレスの質感を手に入れた新型デミオ、普通に考えればとても良いクルマだし多分売れるクルマなのですが、何か違う・・・と思う自分がそこにいる。

少し、もやもやとした後味は今も若干続いています。(´・ω・`)
Posted at 2014/11/12 00:46:02 | コメント(4) | トラックバック(0) | 新車 | 日記
2013年11月17日 イイね!

今年最大の残念賞(長文です。。)

今年最大の残念賞(長文です。。)ども、デミひろです。

突然ですが、クイズです。

←の写真のクルマはなんでしょうか?

A.インフィニティ Q50

B.日産 フーガ

C.日産 スカイライン

D.それ以外(笑)


まぁ、殆どの方はお気づきだと思いますが
答えは・・・・Cの日産スカイライン(V37型)です。


個人的にとても思い入れのある車なので、以下主観入りまくり、乱文乱筆の嵐になると思われます。
それでも良ければお進みください・・・・


 ==============================キリトリセン=========================


【外観】
 まだ、写真を見ただけの印象評価になってしまうのがなんですが

全体的なスタイリングは、現行(V36)に現行フーガを織り交ぜた感じで特に悪いとは思いません。

ただ、どうしても許せないのがインフィニティのエンブレムをグリルに付けている事。
先代のV35型が発売されたときから、北米に輸出されて彼の地ではインフィニティGシリーズとして販売されているのはご存知の通り。
今回のV37型も北米ではインフィニティQ50として既に販売されています。

そこまでは、特に驚かないしむしろグローバルに日本車が売れている事は喜ぶべきことだと思っています。
でも、なんで日本国内で売る「日産」「スカイライン」にインフィニティのエンブレムを付けなければいけないのか?と思う訳です。
 数年前のリーマンショックのお陰で、レクサスに続いてインフィニティを導入しようとして頓挫した事も一つの原因だと思います。
そのレクサスだって、決して順風満帆という訳でなく、むしろ日本独特の舶来物崇拝に何とか抗おうともがいてようやっとこなれてきたと言う現状を見れば、日産が今更インフィニティブランドを構築できないのは何となく分からないでは無いです。

だからって、国内で売るクルマにわざわざ輸出名のエンブレムだけ貼るなんて、あまりにも発想が幼稚過ぎるし、日産と言う会社そのものを疑わざるを得ないと言う感じです。

『インフィニティを立ち上げていない以上、インフィニティブランドを表だってPRはできないし、スカイラインのネームバリューは捨てたくない、それにインフィニティQ45の呪縛がちょっと忘れられない・・・・よし、スカイラインの名前はそのままにエンブレムだけインフィニティにしよう。ちょうど、日本国内でもエンブレムチューンでインフィニティマークを付けてる人もいるからUSDM好きにもウケるかも・・・・w』

あくまでも、上のカギカッコ内は僕の想像ですが、そうでもなければこんなちぐはぐな事にはならないと思ってしまいます。

海外で売って頂くのは大いに結構。
でも、日本車、ましてや60年近く続いている車名を汚す事だけはやってほしく無かったです・・・・。

【内装】
まぁ、それほどコメントも無いです。
いよいよ日産車にもコマンダーが付いたんですね~、良かった良かった。(棒読みw)

【パワートレーン】
基本的には、現行のフーガハイブリッドと同じ、3.5ℓV6+1モーターのHVのみ。
少し間を空けて、メルセデス製の2ℓ直4ターボ搭載される予定で、現状はV36型の2.5ℓ仕様を併売する方向だそうです。
ISが2.5直4+モーターのハイブリッドを載せてるって言うのに、いまどき3.5ℓって日本で売る気ないのが見え見えなんですよね。
後から2.0を出すって言ったところで遅いし、その間にISやもしかしたらアコードハイブリッドあたりにもユーザーを取られるんじゃないかと。

というか、日産ってそんなに開発リソース無いんですかと真剣に聞いてみたい。
なんなら現行のVQ2.5ℓベースでHVだって作れるだろうし、直4って言うならQR系ベースに作れるはずなのに、なんでそれをしないのか?・・・と思う訳で。
やっぱり、リーフの痛手はかなり大きかったのかなぁと邪推をしちゃう自分が居ます。


そんなわけで、このたびいよいよ「上陸」するスカイラインでした。
個人的には欲しいとも思わないし、というか高過ぎて買えないですから良いんですけど、自分のクルマ好きのきっかけとなったクルマというか車名がこうも事もあろうに日産社内でこんな扱いを受けてしまっているのがとても悲しいと言うのが本音です。

元をたどればプリンス自動車の最高級車。日産に組み入れらてからのGT・スポーツ路線。それを打破しようとグローバルに打って出たV35以降。どの時代も、「日産」のスカイラインだから買った人って多いと思うのです。

国内はセダン需要が無いから北米主体で考えるのは別に良いと思います。
でも、日本で、「日産 スカイライン」を売ると言う決断をするのなら、もっと真剣に考えるべきだと僕は思います。

GT-Rもスカイラインとは別次元となった今、本当に「スカイライン」と言う名前が必要なのか否か、もっと真剣に日産の中の人は考えて貰いたいと、若造ながら思った出来事なのでした・・・・。
 
Posted at 2013/11/17 20:34:31 | コメント(7) | トラックバック(0) | 新車 | 日記
2013年06月30日 イイね!

メートル原器とCセグの関係

メートル原器とCセグの関係そう言えば、あっという間に2013年も半分ですね。
さっきカレンダーをめくってはたと気づいてしまったデミひろです。

一応、出向期間も残り3カ月、色んな意味でラストスパートなこの頃ではあります。(`・ω・´)


つい先ごろ、発表されましたね新型アクセラ。

個人的には、嫌いじゃないと言うか割かし好きな部類のデザインだったりします。



遠縁のフォーカスや、V40に似たスタイルなのは気のせいなのか、否か・・・
と思ったりもしますが、写真での第一印象は、アテンザで顔を見なれたおかげか、すんなり受け入れられた感じ。
インテリアについては、マツダにしては(と言っては失礼か?)デザイン・質感的にも良さそうな感じですね。
ただ、センターのポップアップするディスプレイは某B社を意識してるのかな~・・・と。

まぁでも実物を見るまでは評価は控えたいと思います。
取りあえず、写真一発の見た目はマルということで。(・∀・)


アクセラも含めてですが、昨年末から最近にかけCセグメントが活気づいてますね。
昨年、Cセグのメートル原器ともいえるVW-ゴルフが7世代目にFMC。
先月国内発表されたものの、発売・デリバリー開始はつい先日。

ということで、元6代目ユーザー(まぁ、親のでしたが)としては7代目がどんな感じか気になるところ。
と言う訳で、実際に見てきました。

ディーラーでパシャパシャ写真を撮る勇気は無かったので、トップに乗せたカタログ画像で勘弁いただきたいのですが、第一印象は(ゴルフにしては)えらくスタイリッシュになったな~と。

5~6代目は割かし標準的なスタイリングで実用車ってこうじゃないと、と思う反面なんだか普通すぎてつまらない印象があったのも事実。
でも、7代目は少し伸びた全長と、低められた全高が相まってワイド&ローな印象が強いです。
強いて言えば、シロッコに近づいた感じ。

インテリアは、低められた全高も気にならなかったので、居住性は先代とあまり変わらない感じ。
でも、インパネのピアノブラックパネルは逆にちょっと安っぽく見えたかも。

展示してあったのはハイラインと言う(現在のところ)最上級グレード。
なので、エンジンは1.4LのTSi(シングルターボ)。
たぶん、以前に乗っていた6代目のCLと同じエンジンなので、特性的には同じ感じか?
でも、そこは最新世代、何かしらの伸び代は隠し持っているはず・・・・・

今回は、展示車を見ただけでしたが、それでもなかなか良さげなクルマなのでした。
Dの中の人曰く、GTiは年末~来年早々あたりか?という感じだそうです。


実は、ゴルフを見る前にちょっと所用で寄ったMyディーラーにて、XV-ハイブリッドが置いてあったので観察してみたのですが、ゴルフと比べてしまうとなんだかハイブリッドと言う機械自体がなんだかおもちゃっぽく感じてしまった次第で・・・。

内燃機関も後先がそれほど長くないのはわかってはいるつもりですが、まだまだ伸び代有るんじゃないの?
と、スバルにもエールと言うか何と言うか、こんな言葉を贈りたくなる程、やっぱりゴルフはCセグのメートル原器出あり続けているのだなぁ・・・とコレを書きながらしみじみと思うのでした。

あぁ、また長くなってしまった・・・・・
Posted at 2013/06/30 22:36:54 | コメント(1) | トラックバック(0) | 新車 | 日記

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「何年振りかな、と言うくらい久しぶりにラックへ。」
何シテル?   04/27 16:15
名古屋市の端っこに住むクルマ好きです。 つい最近、小さなオープンカーを購入しました。 マメな人間ではないので更新頻度は高くないかもしれませんが、のんびり...

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マツダ ロードスター マツダ ロードスター
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