ステアリング交換 (スイッチ･エアバッグ移植)

サス、タイヤ、アライメントとハンドリングを好みに寄せていって最後はステアリング交換で一通りの締め。
ハンドルセンターの絡みもありステアリング交換後にアライメント取りたかったのですが諸事情で作業が前後しました。

まずはエアバッグの取り外し。整備書に従いバッテリーのマイナス端子を外し1分以上放置します。
その後ステアリングカバーの3箇所のサービスホールへ適当な棒を突っ込んでスプリングを開放。4mmのヘクスレンチを使いました。実際に押し込むのは1cm程、コツ次第です。
ホーンとロックコネクタを外してエアバッグ本体を分離。

センターの21mmロックナットを外します。インパクトがあると便利。無い場合はハンドルロックを利用しましょう。
初めてスプラインから引き抜く場合は素直にステアリングプーラーを使うことをお勧めします。自力だとそれなりの力と時間が掛かるようですので。
自分のは一度テレスコ移植時に外されてるので軽く揺するだけで抜けます。

移植のため元のステアリングからカバー・スイッチ類を外します。
外す順序はバックプレート→リングベゼル→サイドカバー。
裏側カバーはピンの位置確認しつつじわじわと力を掛けていってゆっくりと引き抜いていくのがポイント。
表側カバーはピンの位置へシリコンスプレーを噴き入れてヒートガンでベースを柔らかくした上で裏から押し出します。

カバー類とエアバッグのスプリングを忘れずに移植しハーネスのコネクタを繋いだらハンドルセンターが出るように祈りつつスプラインへセット(残念ながら左に3˚程ズレました)。グリス塗っておくと次外す時楽です。
センターのナイロンロックナットは本来使い捨てですが再利用。規定トルクは40～49N·m。

整備書の通りにエアバッグへコネクタを繋ぎ時計回りに180˚回転させて押し込みセットします。
バッテリーのマイナス端子を繋ぎイグニッションオン後にエアバッグ警告灯が消えるのを確認したら取り付けは完了。

ステアリングのセンター出しはタイロッド調整で行います。
折角先日アライメント取ってドンピシャなのを弄るのは気が引けますがここはノギス使ってタイロッド長0.05mm単位で気合入れて調整しました。
直進状態でステアリングが右に傾く場合は左輪をトーイン右輪をトーアウトに、左なら逆にします。左右で同じ量だけタイロッドを回さないと確実にトータルトーが狂いますので慎重に。