シフトポジションセンサー点検

この時期にたまになる症状。
コールドスタートで走り出すと1速の時にだけ何故かシフトポジションが表示されなくなる。
暖まれば症状は無くなるのですがやはり気になるので点検。


※写真は撮影の為に意図的にシフトポジションを表示させない様にしていますが、実際はエンジンがかかった状態で表示がこうなります。

本丸は車体左側にあります。

まずは左ステップのロッドが邪魔になるので外します。
そしてこのカバー。
六角穴ボルト3本でとまっているので外します。

赤丸部分がシフトポジションセンサーです。

チェーンのガイドを手前に引き抜いて外してボルト2本を外して手前に引くだけ。
センサーをとめてるボルトはロック剤が塗ってあります。
更に中には少量のエンジンオイルによって潤滑されるようになっていますので、外した時に撒き散らさないように注意！

こちらがセンサー。
接点の引き摺り跡と位置からこの様な役割だと分かります。

目に見えての接点不良になる様な汚れはなさそうなので、さっとパーツクリーナーで清掃。

続いて車体側。
この金属がシフトと連動して回転するようになっており、シフトポジションが表示される仕組みです。
こちらの接点も引き摺っていますが致命的な欠損もなさそうなので清掃して組み込み。

テストの状態ではちゃんと1速の表示はされる様になりましたが、これでダメならセンサーの交換が必要になるかと思います。

ちなみにセンサーとOリングで4500円弱です。