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　バイク乗りにとって切っても切れない関係にある、ドライブチェーン。
ある程度チェーンを調べた方ならもうお分かりのように、現在主流のシールチェーンでは、必要とされる摩耗部分にグリス (オイル) が封入されており、ゴム製のシールでそれが漏れないような構造になっています。

　しかし巷に溢れるメンテ法はチェーンの洗浄及びオイル補充。そして多くの人の認識がチェーンに油を塗ると摩耗が減ってスムーズに回るというもの。これはシールチェーンに関してはナンセンスである事をこの動画では力説していますが、世の中の常識はまた別。ノンシール・チェーン時代の名残りなのか、オイルメーカーの既得権によるものなのか、そうした誤った常識は健在です。

　ここで私の方法を振り返って考えてみますと、一応シールチェーンの構造は分かっているつもりなので、シール材のゴムを傷めるプレートの錆びを防ぐためにグリスを塗っています。しかし、油脂分はゴミをくっつける要素があり、早めにチェーンが汚れるという弊害があります。そのゴミが原因でシールの損傷も考えられます。

　そこで考えられたのがプレート、ピン等に強力なメッキを施し、錆びを防ぎ、結果オイル、グリス塗布不要になり、油脂分によるごみ付着を無くした理想に近いメンテナンスフリーともいえるチェーンが存在します。動画主ANDY氏はこれを勧めています。値段が張るチェーンなので交換に勇気が要りますがメーカーの謳い文句通りなら損はないかもしれません。

　でも私のような小心者は良いと知りつつも、換える勇気がないので普及品をなだめすかして使うしかなさそうです。でも構造を分かって使うならそれなりに、知恵も湧こうと言うものです。


チェーンメンテ不要論【前半】チェンシコ文化の崩壊　　続きもあります(後半)