エンジンマウントメンバー低重心化細工

左上に写っている、2本の14mmボルトを抜くために、ガレージジャッキで落ちてこないように支えます。
持ち上げる必要はこの時点ではありません。

写真のように、ボルトを完全に外します。
左右2箇所づつですが、片側2本同時抜きでも、
ガレージジャッキ等で支えている分には、問題ありません。
２本とも抜き取ります。

そうすると、メンバーの下にぶら下がるように付いていたマウントと、ボルトが2組取り外せます。
このブッシュは、後に取り外す薄い方と位置を差し替えます。

ボルトを抜いた後、ガレージジャッキをゆっくり降ろすと、もう一個の挟まっている薄い方のブッシュが取れてきます。
くれぐれも、落とし過ぎないように。
写真右上のパイプ付のブッシュが、加工前は上側、写真左中ほどにある分厚い方はメンバーの下側にあり、薄い方のパイプに刺さるように止まっています。

ブッシュをメンバー上には分厚い方のブッシュを挿入後、エンジンメンバーを支えているガレージジャッキで少し持ち上げて、ボルトを締めていきます。

前後均等に締め込んでいき、規定トルクを調べ忘れたので、ひとまず70N・m で締めておきました。
これを左右すると、見事にエンジンの搭載位置が変わります。

※スズキディーラーで調べていただいたところ、55N・mが規定トルクとの事です😅
ですので、１本づつ一度緩めて規定トルクにて締め直しました😊

写真では伝えにくいのですが、あからさまにエンジンが下に降りています。
相対的に長さは変わらないので、ボルトのかかりも変化は無く、分厚いブッシュと薄いブッシュの差分が下に押し下げられるイメージで、エンジンが下に降りてきます。
コーナリングも、マヂですか？？？という程、かなり性能向上しています。
こんなに低重心化が功を成すとは、かなりの驚きです！
ハンドリングも、程よく重みのある、しっかり安心感が出て、乗り心地も引き締まったようにも感じました。
エンジンの振動が増えるような事も、一切ありません。
今のところ実害はありませんので、諸先輩方のチューニングの恩恵を受けることが出来ました。

ゆっくりしても、所要時間は15分ほどで出来ました。

これ、いい意味でヤバイですよ😅
かけた手間のみで、費用はタダ！
費用対効果は、最強ですね！