エアコンコンプレッサーのシム調整って、どれくらいでするもの?
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
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新車時はアイドリング時でも冷えすぎるぐらいの冷気が出ていたような印象があります。
現在は、走れば良く冷えるのですが、アイドリング時はヌルい気がする。
ガスは昨年にクリーニングして補充したので、極端に減っていることは考えにくく、色々と調べてたら、コンプレッサーのシム調整をされてる諸先輩方の記事を見つけました。
5年10ヵ月、5万2千キロ走行車で、
年がら年中エアコンオンで乗っていたので、
どれくらい電磁クラッチが磨耗しているか、調べてみました。
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まずは、エンジンカバーを外して、作業し易くします。
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真上から覗いてみると、隙間から向こう側の光が見えますな。
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コンプレッサーのメーカーを確認すると、
Valeoとラベルシールが貼ってありました。
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全く同じモデルは見つからなかったのですが、ValeoさんのHPで似たモデルのサービスマニュアルを入手出来ました。
見てみると、クラッチクリアランスは、
0.3mm~0.6mmと載っていたので、
これに収まっているか計測してみます。
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シックネスゲージを準備して、
まずは0.3mmを突っ込んでみます。
私が持っているゲージには、0.3mmが無いので、0.2mmと0.1mmを重ねて使います。
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あはは、0.3mmはスコスコですわ。
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続いて0.4mm。
こちらもスコスコ😅
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続いて0.5mm。
う~ん、これもスコぐらい。
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次は0.6mm
うん、サクって感じで若干の抵抗を感じます。
羊羹を切る感覚でしたっけ。
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因みに、0.7mmは入りませんでした。
よって、0.6mm強だったと言うことですね。
規定範囲内ではあるけど、上限一杯って感じですね。
初期が0.3mmだったとすると、5万キロで0.3mm削れたってことかな?
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せっかくなんで、シム調整しときましょうか。
まずは、ネジやらワッシャーやらが落ちないように、タオルで養生。
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原付バイクのプーリーホルダーで押さえながら、10mmのボルトを緩めます。
ここは15Nm程度のトルクなので、簡単に緩みます。
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ボルトを落とさないように・・・
ワッシャーが挟まっていました。
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ドライブプレートをゆっくり抜きます。
固着はしていなかったので、コジること無く抜けました。
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シムワッシャーも、落とさないように抜き取ります。
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シムワッシャーは2枚入っていました。
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薄い方は0.15mm
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厚い方は1.0mmでした。
クリアランスを0.3mmにしたかったのですが、無理そうですな。
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シムワッシャーの外径は17mm
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内径は12.5mmです。
こんなの手に入るのかな~?
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とりあえず、0.15mmの方を抜いて、1.0mmのみを戻して組み付けておきました。
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トルクは、15Nmでコクンと締めておきます。
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シックネスゲージで再度計測すると、シム調整前に入っていた0.6mmが入らなくなり、0.5mmは抵抗あったが入りました。
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エンジン始動直後のアイドリング時から、しっかり冷気が出るようになりました。
今日は湿度が高めの曇り空だったのですが、アイドリングのみで、吹き出し口に結露が出来るほど・・・。
やっぱり、クラッチが滑っていたのかな?
とりあえずこれで、エンジンカバーを戻して様子見です。
次やる時はシムワッシャーを調達しないとね。
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