2021年04月24日
日本でも使えるGPSトラッカー TKStar TK415-4GJ
以下、あくまでも自分の環境でのテストなので、他の方の環境で確実に動くのかは保証できません。当方が販売しているものではないため。
ただ、せっかくヒトバシラーをしたので事例として紹介します。
あと、何かと話題の中国製かつ広東省深センのメーカですので、その辺が気になる方は止めた方がいいかもしれません。
もし購入して使う場合も自己責任でどうぞ。
ハスラーに載せてる車載GPSトラッカーを4GのFDD LTE対応のものに更新してみました。世間は5Gとかが宣伝されてますが、FDD LTEもまだ10年は使われると思いいますし、何より5G対応は商品が少ないのと通信実績も稼働実績も少ないため、信頼性を考えると4Gかなと。
GNSS/GPSトラッカーはいくつかテスト中ですが、とりあえず一番簡単に動くやつを紹介します。サイズも本体サイズは77mm x 112mm x 27mmで、小型のスマホを分厚くした感じです。
あと、他にはパッケージの蓋部分にネオジム磁石が内蔵されていて金属板に張り付きますが、過信はしないで別途固定した方がいいでしょう。
Car GPS Tracker 4G GPS Locator TKSTAR TK915 7800mAh Easy install GPS Magnetico Car Tracker Waterproof Shake Fall Alarm Free APP
https://www.aliexpress.com/item/1005001869554805.html?spm=a2g0s.12269583.0.0.2e3176523TAizD
Japanese Versionは中も開けて技適取得済みのチップ(Quectel EC-25J)が使われていることも確認しています。
買う時は必ず Japanese Versionを指定してください。当方の場合、日本版の型番はTK415-4GJとなっていました。
内蔵電池は18650電池が並列接続(電圧から推定)で3本入っていて公称で7800mAhです。
一応、IP65防水防塵とは書いていますが、実際のつくりを見るとバイクなどであまざらしでそのまま使うのは不安があるので、ジップロックにいれるなど必ず防水はした方がいいと思います。
蓄電池は浸水してショートすると発火する可能性があるためです。
特にリチウムイオン電池は破損、ショートしたりするとよく燃えます。
最大限に安全方向に振りたい場合、場合によっては内蔵電池は外して、別途3.7V程度(未検証だが、18650電池の電圧から推定)または外部からマイクロUSB端子経由で5Vを供給するように改造も必要かもしれません。
当方もまだ購入してテストしたばかりで、内臓電池をはずして外部の5Vからのみの電源供給のみでうまく動くのかテストしていません。
使い方は簡単で、この端末の対応周波数(FDD-LTE B1/B3/B8/B18/B19/B26、 TDD-LTE B41、UMTS/WCDMA B1/B6/B8/B19)に対応しているキャリアのSMSが使えるMicroSIM(最近多いNano SIMではありません)を挿してSMSでAPNなどを初期設定し、位置情報サーバに接続するアプリ(付属マニュアルに記載。英語)をインストールして位置情報を確認するだけです。
メーカのサーバからだとSMSを経由しなくてもデータ通信経由で設定変更ができるようです。
初期設定が終わればSMSが使えないデータ通信SIMでも使えると思いますが、当方は現状未テストです。
楽天UnlimitedのSIMも使えましたが(B3は確実と思うが、auローミングのB18、B26はコロナで出かけられないので未テスト・・B3は受信できずB18またはB26しか受信できないような環境でないと確実に受信できてるかテストができないため)、楽天UnlimitedのSIMは理由は不明ですがIoT系の機器だとSMS送受信に難があり、うまくSMSを送受信できません。ただ、初期設定だけ他のSIMでやって、楽天UnlimitedのSIMにマイクロSIMサイズに変換するアダプターを付けて挿してみると普通に動きました(この場合、もちろんAPN、ユーザ、パスワードは楽天Unlimitedのもの。いろいろ試した結果、ユーザ、パスワードは半角カンマ「,」で空欄相当になる模様)。
他に試したのはIIJmioのドコモ回線で、こちらも問題なく動いているように見えました。
ちなみに、SMS付きSIMだけ挿してAPN等を設定しなければ、この状態でSMSは送受信できてもデータ通信はできないので、海外のサーバにデータを送るのが嫌な場合はSMSのみの運用も可能です(初期状態だとG123456#とSMSで送れば、その時点のG位置情報をグーグルマップのリンク付きでSMSで返してくれる)。
ただし、リアルタイムで次々に追跡していきたい場合はSMSのみの運用は向きません。
あと、SMS運用は当然ですけどTK415とのSMSのやり取りの往復で毎回、契約してるキャリアの料金設定によるSMS送信料金のお金かかります(設定の時もSMS料金はかかります)。
他に気づいた点として、この端末の自動車に車載する場合のネックは、アンテナが外部に出ていないことでその分、アンテナ端子が出ているGPSトラッカーより感度が落ちます。
子ども向けや徒歩向けのいまどこGPS的なものとの違いは、車載を想定して最短10秒単位で位置情報を送信できることです。高速道路を走行する場合、30秒単位だと飛び飛びになるかと思います。
電源が取れる車等に搭載するため、電源の心配がいらないためです。
メーカの位置情報管理サーバ上からだと更新時間は最短30秒まで設定可能。でも自分でSMSで直に設定するとメーカのサーバ上でも10秒単位で情報が更新されます。
あと、メーカのサーバのネックはなぜか北京時間[GMT+8]から変わらないです。
今のところですが。リアルタイムの位置を見る限りはあまり関係ないですが・・当方は自前のサーバで運用してるので、この辺はクリアしています。
あと、運用のコツとして車載かつ電源をつないでいる場合はスリープモードは解除した方がいいかもしれません。スリープモードが有効だと電池の消費は抑えられますが、GPSチップがコールドスタート、ウォームスタートになると起動して最初の1分未満程度はGPS衛星の情報ではなく、携帯回線につないだ時に取得できる携帯電話の基地局の位置情報(基地局測位情報、LBS基地局?)のみを送信してきますので、表示位置が基地局をベースにしてて精度が落ちます。
ただし、スリープモードを解除すると電池の持ちは当然大幅に悪くなります。その辺は精度とのトレードオフかと思います。
以上、乱雑かつ簡単ですが日本で使えるGPS,GNSSトラッカー TKStar TK415-4GJの紹介でした。
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Posted at
2021/04/24 15:45:05
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