9月14日(土)午前8時15分。
私は1泊ツーリングのため、かみのやま温泉ICに来ていた。
行き先は・・・茨城県方面、ホンダミュージアム?としか聞いていない。
あとは宿代が11000円ぐらいかかるとだけ。
午前8時25分
南陽PAで独りコーヒーをしばく。
確かここで8時30分集合ということになっているので、もう暫くすればやってくるだろう。
・・・と、そうしていたらLINEで「出発が遅れるので午前9時頃になるかも」と連絡が。早速待ちぼうけを食らったか。まぁ大人しくベンチに座って待つとしよう。
それにしても、この南陽PAは、東北中央道が徐々に開通していくにつれ設置されたPAなんだが、正直、トイレと自販機と喫煙所しかない。にしても、結構な人が立ち寄る、何とも不思議な場所である。
そうやっているうちに今回ツーリングに誘ってくれた一団が到着する。
別地点で集合してここまで来たようだが、遅れたのは誰だろう・・・?
ともあれ、ここから東北中央道→東北道を南下し、矢板ICまで向かうようだ。
午前10時?分 安達太良SA。
あだちふとよし、ではなくあだたら。
クルマ仲間の伊良氏が「安達君のモノは太くてとても良い」とよく下ネタ混じりに言う場所である。まぁどうでもいいが。
ここは東北道南部のSAの中でも比較的集客量が多い場所で、連休はとにかく混雑する場所なので、私は個人的には立ち寄らないようにしている。今回も例に漏れず非常に混雑していたが、我々は給油と最小限の休憩を取ったのみで早々に出発した。
午前11時?分 矢板IC下車直後
ここから下道で行く模様で、そろそろ昼飯の時間のようだ。
基本的に最近の高速料金は、年末年始、GW、お盆のほか、SWも土日祝日割引が適用外となることがアナウンスされている。しかしながら、今回の我々は速旅HPから登録することで、二輪車独自の37.5%割引をゲットしている。
ふはははは、我々、実にお得感!
正午 栃木県内某所
ここの近くでもう一人随行者が増える(右端のR25)。
まぁ、楽しく行きましょうか。
丁度昼なので、ここで飯にしようということに。
うっかりしていたのは、何を食べたかの写真を一切撮っていなかったこと。
午後2時?分 ホンダミュージアム
茂木市にある、モータースポーツ関連の施設は?と聞くと、少しでも囓ったことのある人なら「ツインリンクもてぎ」と出てくる場所。その敷地内にある施設。
ツインリンクもてぎの敷地内に入るだけで大人料金1900円のほか、二輪料金500円がかかるが、ぶっちゃけこのミュージアムを見に来るだけでもその程度ならいいだろうと思う金額である。
中はその、何というか、ホンダ党でなくとも、モータースポーツ及びその歴史好きな人なら概ね好感触な場所であると思う。
今回はやや駆け足気味な見学であったが、時間があったらもっとゆっくりと巡ってみるのも良いかと思う場所であった。
午後3時?分
その後、同じ敷地内にあるレーシングカートの体験走行に行ってみようということになり、自前のヘルメットとグローブ(ここまでバイク乗るのに使ったもの)を持って受付に向かう。ここに来た8名のうち3名はカート体験走行自体を遠慮し、残りで体験走行を、そして私を含む4名がその後のタイムアタックにも挑むこととなった。体験走行とタイムアタックで、ここで追加の4100円・・・まぁ、そんなものか。
インストラクターの話によると、タイムアップの秘訣はアクセルかブレーキかどちらかを踏んでいる時間を作り、パーシャルの時間をなるべくゼロに持っていくことと、ターンイン直前の減速とステアは最低限にして、コーナーリング中のステアはほぼ皆無となるのが上手いコーナーリングとのこと。
左が約5分の体験走行(ブレーキあまり使っていない)、右がブレーキも積極的に使ったタイムアタックの結果。かなり違うでしょ?
因みに、今回のカートは最高速度40キロに制限されており、ブレーキはリア2輪のみ制動という、なかなかエキセントリックな挙動を示すもので実に刺激的であった。
なお、私のカート体験は20年近く前に福島県内で1回だけ乗ったことがあるのみで、それ以外はほぼノーカウント(幼少の頃遊園地内の遊具程度)。
カート体験も終えて、どうせここに来たんだからと最後に向かったのがツインリンクもてぎのコース付近の道路。
グランツーリスモでは実にお馴染みのコースだが、こうやって現地に来ることができるのは滅多にない貴重な経験である。
・・・おや、偶然エコカーのレースをしているみたいだねぇ。
因みに本日宿泊したのがここであり、夕食、朝食共にビュッフェ型式(夜はアルコールも含む)で、好きなだけという実に有難い内容であった。
建物は古いが、比較的安価に宿泊できるということで伊藤園グループは結構評判であり、ここも例に漏れず駐車場は満車であった。
午後7時50分
夕食はこんな感じ。右側の湯飲みの中身は日本酒で、ゆっくりとビュッフェをアテに、日本酒やビールをグイグイと飲る。舞茸天を塩でいくのが結構乙であった・・・
勿論呑んでから風呂に行くのは危険なので、予め入浴は済ませておいた。
もとい、集客数の関係から、我々の夕食割り当て時間が遅めだったので、暇を持て余して風呂に行った挙げ句、部屋に戻って自販機で買ったビールで0次会を行っていた体たらくである。
2日目、午前7時30分
朝食はこんな感じ。まぁ前日の夕食もこんな程度で済むわけではなく、当然お代わりしたのだが、朝からガッチリ食べたい小生としてはありがたいスタイルである。
午前9時?分 袋田の滝周辺
ツーリングをするなら、いろんなところも見て回るのが我らのスタイルということで、名勝も見て回ろうということでやって来たのがこちら。
正直、この段階で小生は何を見に来たのか、さっぱり判っていなかったというオチ。それにしても、なかなか良い感じの場所である。
JAF会員割引で300円の所を250円で入場し、隧道を進んでいく。
で、所々で展望台が設けてあるため、そこで撮影を・・・
しかしまぁ、こうやって間近で瀑布を見るのはなかなか壮観である。そしてとても涼しくて実に善い。隧道の中も非常に涼しくて善い。
時折明らかに外国人と思しき人の姿も見られる程、インバウンド人気もあるようだ。
午前11時?分 茨城県大津港付近 五浦崎公園
その後ワインディングを結構走り(ついて回っただけなのでルートは全然判らん)、海岸沿いに出て休憩。
本当なら近くの定食屋で昼といきたかったところだが、かなり混んでいたことと、皆朝食が結構ハイパワーだったことから、昼をもっと遅めにして、海岸で船越英一郎ごっこと洒落込もうとしたようだ。
ここで非常に(小生の)残念なのが、この辺りから写真を撮っていなかったため、殆ど上げる事のできる内容が限られてしまったこと…
まぁ、この公園でのイメージは、やたらあちこちにでかい蜘蛛の巣があったというところかな?そのうちひとつぐらい、糸を数カ所外して巣を滅茶滅茶にしたけど…
この後、国道6号を北上しつつ、途中のラーメン屋で昼を済ませ、いわき付近から高速に乗って帰路につくことに。
午後2時?分 常磐道四倉PA
ここから北上すると、いずれ必ず雨雲とぶつかるので、ここでレインウェアを装着することに。
するとリーダーが、東北道で事故のため二本松付近で全面通行止めとなっており、そのため大渋滞が発生していることに気づく。
後日知ったことだが、この事故が二輪車によるもので、しかもライダーが亡くなっており、その方の出身地というのがたまたまリーダーの出身地であったとのこと。このため、後日クルマ仲間の伊良氏と飯を喰ったときにこの話題となり、本気で我々一行がこの事故に…?と心配したらしい。
幸い、我々は事故を回避すべくそのまま常磐道を北上し、相馬から東北中央道に乗って福島大笹生から米沢に戻るというプランを組んでいた。
だが、途中遮蔽物や鉄塔・電柱の類のない高速道路の切り通しを、雷雨の中突っ切ってくるのは命がいくつあっても足りないと思ったぞ…本気で…。
走っている間、近くに何度も落雷したし…あれは本当に肝が冷えた。
午後5時?分 南陽PA
何とか、落雷を免れここまで戻ってきた。既に雨雲を抜けたせいか、ほぼ雨は降っていない。
しかし、メンバーの中には更に北上する人もいるため、ここでレインウェアを脱いだのは私を含めもう1名。
ここで今回のツーリングを解散し、めいめいに帰路につく。
今回は大変お疲れ様でした。
午後6時?分 自宅納屋
ふぅ、やっと戻ってきた。
明日はこいつを車検に出すため、車検証や納税証明書などの書類を準備しておこう。
あとはあちこち汚れたので、拭いてチェーンにオイルを塗って、と。
それにしても、かなり長距離乗った(トリップ修正ミスったため燃費記録上げられず)にしては殆ど疲れず、Siriも痛くならないことが判った。
ただ、リアに搭載している純正ボックスについている取っ手(取り外したときに持ち運びするため)の作りが悪く、路面の凹凸でガタボコと喧しいのだけは何とかならないものだろうか…それだけ解決すれば、このマシンは非常に優秀なグランドツアラーなのだが…。
まず、今回は一部スリリングだったが、非常に有意義で楽しいツーリングであった。
今回はこれまで。