9月7日午前9時30分、道の駅田沢。
これから小生はカブ友のRenard氏と共に、会津坂下に向かう途中だった。
何の用向きかというと、ここ毎年9月第1週の土曜に開催されている「福島応援赤べこバイクミーティング」に参加するためである。
午前11時、喜多方市内。
ここに来るまで、道の駅喜多の郷に立ち寄りながら時間を調整し、昼飯を取るためにこの場所にやって来た。
・・・食堂はせ川、喜多方ラーメン界ではかなり知られた名店である。
実はここ、昨年もやって来たのだが、麺の旨さ(勿論スープと具も)に吸い寄せられるように、そして駐車場の広さ(とても重要)もあり、今年もお世話になることにした。
昨年はチャーシュー麺を頼んだのだが、今年は・・・さてどうしたものか、と券売機を見ると、つけ麺に目が止まった。ならば・・・
お腹が空いていたので、金額と詳細も見ずにポチポチと券売機を操作し、つけ麺大盛りとメンマトッピングをしたところ、こんなものが出てきた。
何か、すごい量なんですが・・・
壁の張り紙をよ~く見ると「つけ麺 大盛り:3玉」と書いてあるではないか。
しかも、大盛り値段は300円と結構する。
因みに先に着丼したRenard氏は、塩ラーメンを普通盛りで上手そうに平らげていた。くそう、来年は塩だな・・・
推定1玉200グラムのつけ麺を何とか平らげ(実に美味かったが、つけダレが塩っぱくて多い)目的地へと向かう。
午後0時20分、会津坂下地内某所
集合地点の野球場併設の駐車場にやや遅めに到着した我々。受付を行う前に先頭付近の赤いバイクが固まっている地点へ通される。
毎年この地点(ともう1箇所)からツーリングパレードを行うのだが、会津と言えば赤べこ、ということで、赤いバイクで特に希望した人は「赤バイク隊」としてパレードの先陣を切る役目を与えられる(それ以外は一般参加車で後続となる)。
でもちょっと待て・・・?受付前に何故我らが赤バイク隊だと判った・・・?
まぁ、いいか。
因みに赤バイク隊になると、こんなステッカーで赤べこっぽくなれる。キュートなお目々がチャームポイント。
でも、最初サイドに貼る丸模様(大小2つ)と目の区別がつかなかったりしたんだけど、僅かな模様の違いで多分これが目だと判別。
その後全体レクチャーを受け、ツーリングパレード出発。
午後1時30分、国道49号と国道252号の交差点から南へ数百メートルの地点
大きめの待避所があるこの場所で、途中信号等で分断された隊列をひとつにまとめ、パレード終点の道の駅会津柳津までひと塊で移動する。
なお、すぐ隣には只見線が通っており、列車が来るとひと目で分かるのだが・・・まさか1日4~5往復のローカル線がたまたま通りかかる訳がないよな。
と、Renard氏が「あれ見てあれ」と指さした先には・・・
なんとまさかの只見線、たまたま通りかかっていた会津若松行き。しかも皆気づいて手を振るのに応え、汽笛のファンサービスを行ってくれた運転士、素晴らしい・・・
午後2時 道の駅会津柳津
途中道路側に出て手を振ってくれる人たち(結構多い)に応えながら、ツーリングパレードは粛々と進み、終着の道の駅へ。こうやって見るとかなり壮観。
この後、柳津副町長の挨拶を皮切りに、プロレーサーのデモンストレーションやトークイベント等が繰り広げられる。
そして、今回は柳津名物の粟まんじゅうと、チョコクッキーが各自に配付された。
粟まんじゅう、これが美味いんだ・・・でもクッキーは?と食べてみるとこれまた美味い。もし売っていたら帰りにお土産として買おう。
外ではイベントが進められる中、我々は道の駅内部で粟ソフトクリームを食べ、管内に新しくできたスペースにあった、只見線前面展望体験ブース(生憎撮影禁止)に終始釘付けとなっていた。
・・・一体何しに来たんだか・・・(仕方ないだろ鉄分補給は大切だ)
午後6時 会津若松市内某所
イベントに進行している会場を午後4時前に辞し、会津若松市内のビジホに投宿する。そしてひとっ風呂浴びてさっぱりしたら、本日のもうひとつの重要なイベントの始まり始まり・・・
やはり命の洗濯はとても重要だ。
旅先でないと味わうことができない酒と肴で、今日の疲れを癒やす我々。
ところで、会津坂下は馬刺しでも有名なところで、町内にあちこち馬刺しを取り扱っている肉屋が存在する。しかし、会津の馬刺しが他と違うのが「辛味噌」を使って食するところにある(↑参照)。
大抵はニンニク醤油、もしくはショウガ醤油で食するが、会津の人達にとって馬刺しは辛味噌で食べるものというのが当たり前で、馬刺しを頼むとこうやって辛味噌が添えられるのが当然である。
この辛味噌最初は戸惑うが、慣れるとこれはこれで美味で、味噌だけ付けて食べてもよし、醤油に味噌を溶いて食べてもよしと、なかなかどうして美味いものである。
それにしても、壁に貼られた地酒のラインナップが豊富すぎて、ちょっと困っちゃうな・・・写楽と飛露喜は外したくないが・・・ん?しぜんしゅめろん?何じゃそりゃ?頼んでみよう。
結局、メロンの香りがする芳醇な日本酒だった。でも味は辛口。
2日目。
呑んだ後に立ち寄ったLion Dor(リオンドール。要は地元のスーパーで、ライオン堂というのが元々の屋号)で買ったお茶の2Lペットボトルをひと晩で空けたおかげか、二日酔いにもならずに朝食を平らげる我々。
気になるのは天気で、よりにもよって秋雨前線が近くに停滞しやがるため、帰りに雨に降られるかどうかを気にしていた。
本当なら道の駅りょうぜんに足を伸ばしてみたいところだったのだが、太平洋側は午後降られるのが目に見えて明らかだったため、やむなく国道121号ルートで早めに帰還することでRenard氏と打ち合わせた。
そこでとりあえず、土産調達に立ち寄ったのが道の駅あいづ湯川・会津坂下。
(赤べこステッカー剥がしていない)
目当ての土産もゲットしたうえ、ジェラートに舌鼓。
それにしても、何故ライダーはこう、ソフトクリームの類が好きなんだろうね?
午後2時、米沢市内某所
道の駅喜多の郷から空模様を見るに、絶対これ降るだろうと想起させられる真っ黒な雲が行く手に立ちこめていたため、覚悟完了してレインウェアを着込んでいったのだが、結局降られた。
しかも、山越えの最中は結構な土砂降りで、結構傾斜のある道のはずなのに排水しきれない水があふれるという、滅多に見られないロードコンディションの中走り抜ける我々。
(赤べこステッカーまだ剥がしていない)
ようやく雲が薄くなったような気がしたため、ここでレインウェアを脱いで本格的に帰路についた。
このミーティングも今年で5年目だが、最初は数える程度しかいなかった赤バイク隊も、毎年増えていって今回は70台を超えたらしい。
また来年、来ることにしよう・・・
ところで、ノベルティの中にほったらかし温泉の無料券が入っているのは毎年恒例なんだが・・・山梨かぁ・・・遠いなぁ。
今回はこれまで。