マイクロロン投入
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) 初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
昨シーズンまでで12000キロ弱走った我がツーリングマシン。
今シーズンもオイルとフィルターを交換(ついでに後輪も減ったので交換)するところから始めます。
ここまではショップ任せで。
さて、今シーズンはちょっとオイル添加剤を使ってみましょう。
ちなみに、オイルはレベルゲージ通りに入れてください。
添加剤の溶媒が揮発してちょうどよくなりますので、事前に入れる量を差し引く必要はありません。
2
取り出しますはこれ。
皆さんご存知マイクロロン。
バイクの排気量とシリンダー数で何オンスが必要か取説に書いていますので、指示通りに16オンス缶をヤフオクで落札しておきました。
わからない場合はネットでググってから落札します。
ちなみにこれは正規輸入版ですが、並行輸入版(結構安い代わりに注入キットがついていない)でも中身は変わらないので、そっちを使っても構いません。
これは車に使ってもいいですが、バイクに使ってもいいという添加剤なのです。
しかも性能は折り紙つき。
ただし、これはテフロン系なため、モリブデン系とは相性最悪なので注意しましょう。
オイルにモリブデンが最初から添加されていたりするものもありますので、そういうオイルは選ばないようにすることが重要です。
3
箱を開けるとこんな注入キット一式が入っています。
事前に黒缶をしっかりと、それはもう親の仇の如く振りましょう。目安としては10分以上です。
並行輸入版だと缶に「Shake well vigorously」と書いてあります。
しぇーくうぇるう"ぃごらすりぃ!
つまり、しっかりきっちり振れ!というわけですね。
なお、シェークしながらエンジンを暖気しておきます。
4
16オンスはだいたい470ミリリットルです。
これを半分に分けて、今回はそのうち半分を投入します。
ここまで入れると250ミリリットル。
…は?計算おかしいって?
まぁ確かに半分だと235ミリリットルですねぇ。
そこはおいおい見てってください。
何で多めに取っているかわかりますので。
残りは後日また投入するので、ちゃんと蓋をして保管しておきましょう。
5
さ、水温が徐々にいい感じになってきました。
そろそろいい頃合いでしょうか。
6
MTは、エンジンをかけながらオイルフィラーキャップを外しても吹き返しがありませんので、外してアイドリングさせたまま少しずつ注入していきます。
目安としては、数分かけてこの量をちゅ~~~~っとするんですね。
注入してもエンジンは切らずにアイドリングさせておきます。
マイクロロンの主成分であるPTFE樹脂は、時間とともに沈殿してきますので、沈殿しないうちにオイルに混ぜてエンジン内部の各所にいきわたらせるのが重要なためです。
で、ここで10~15ミリリットルほど残します。
7
残った分は、ガソリンに混ぜて使うことができます。
4ストロークエンジンは余った分をこのようにして使い、燃料系もコーティングします。
※ちなみに2ストロークエンジンの場合は、オイルに混ぜずに、ガソリンにだけ規定量を混ぜて、ひと瓶使い切るまで投入し続けます。
8
あとは、すぐに10キロ以上走ります。できれば数十キロ走れれば問題ないでしょう。
このとき、いきなりレッドゾーンに叩き込むようなことは厳禁です。慣らし運転のときのような、優しい気持ちでゆったりと走りましょう。
残ったマイクロロンは、200キロほど走ってから、同じ手順でもう一回投入します。
こうやってコーティングすると、バイクの場合はほぼマシンの寿命がくるまで効果が持続されます。
…まさか10万キロ以上走るという強者がいれば、話は別ですが。その際は数万キロたってから、もう一度同じようにコーティングしてあげましょう。
ちなみに、最初クラッチが滑るような感覚がある場合があります(私の場合はなかった)が、しばらく走ると収まってくるみたいです。
では、今回はここまで!
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