
今日の鉄道模型ネタはちょっと重たすぎるかな、、、(汗)
近年のメーカー組立完成品では、かなり精密な製品ばかりになりましたが、実のところ肝心の走行性能まで考えて作っているのでしょうかね?
最近では「安価」で話題を拐った某16番の機関車が脱輪騒ぎとか、
ちょっと前には床板がレールに着地して走れないN中華製品とか、
同一製産ロットでも動力が協調出来ず、重連が売りなのに片方がトレーラー仕様の重連セットとか、
価格が青天井に跳ね騰がっても走行部は20年以上前の製品と同一仕様のままの16番高級完成車両とか、、、
模型誌は見た目のディテールアップを推奨しても走行面の改良点は相変わらず記事にしませんね、、、
動力部から自作された一品物やハイディテールのカスタムビルド車両の記事を大袈裟に書き並べてあっても、
市販品の動力部や走行部品を模型誌側で改良して記事にしたり、自己改良を投稿された記事が掲載される事はまずありません。
それを書いたら製造メーカーに「喧嘩を売ってるのか?」と言われるのでしょうか?
そこは「メーカー製品の改善点」と取れない模型誌側とメーカー間だけの問題であって、記事にならないから知識を持てないユーザーは沢山いると思っています。
読者や常連の投稿記事にもその様な批判的記事が見当たらないのも如何なものかと。
寧ろインターネット上でのユーザー間の情報交換が活発になっており、模型誌側が置いてかれている様な気すらします。
模型誌でたまに走行性能の改善策の記事があってもサードパーティーのケミカル品の試用程度ですからね、、、
もっと根本的な部分を記事にしない&出来ないのでは一般ユーザーが知る訳もありませんね。
いつも行く貸しレイアウト屋さんでN&16番の国産品が異音を上げながら走る姿を良く見ている私としては、
「せめて車軸にグリス打とうよ、、、ギアに油を差してやろうよ、、、」
と思う事も多々あります。
編成が重くて牽ききれずにモーターが焼けるのは、走行部分に手を入れないユーザー側の問題であって、そこまでの責任を持たないのが日本で鉄道模型と名が付く製品を製造しているメーカーです。
また、見た目のディテールばかりに拘って、走行面やメンテナンスに関しての記事やアドバイスのノウハウを持っていない、若しくは知っていても書かない模型誌にも問題がありますかね。
「近年のメーカー組立完成品は高価な製品だから良く走るのが当たり前」
と言った方がいましたが、いやいやWW 昔から高級品ほどメカ部の進化は遅いんですよWW むしろ昔の製品の方が手を入れる必要があるだけに五月蝿くても良く走りましたから。
16番のトレーラー台車なんか構造が50年以上変わってませんからWW
駆動部分に画期的?な構造が採用されていても完全にメンテフリーになっているメーカー完成品など見たことがないんですがWW
クルマやパソコン等の工業製品はメンテしなけりゃいつかは壊れますよね? それは鉄道模型だって一緒なんです。
いくら端から見たら「電車のオモチャ」でも工業製品ですよ? 完全メンテフリーの動力車両なんて、あのメルクリンだって無理な話ですから。
鉄道模型も回転部、摺動部のメンテは大事なんですよと声を大にして言いたいですね。
前置きが長くなりましたが、何時までも快調に走らせたいのであれば、駆動部と台車部分の整備は絶対に必要です。
軸受にはグリスを打ってやれば走行抵抗がてきめんに減ります。長編成の列車を走らせるならば絶対にグリス打ちが必要です。
因みにピボット軸でもグリスの効果はあります。
点接触のピボット部分だってグリスを打ったら回転が悪くなるのは当たり前です。
グリスによって接触面積を増やす代わりに点部分の摩耗を減らすのですから。
走行時は問題なく回転していますし、無給油の時よりもスムーズに回転すると思います。
集電機構が付いているならば通電グリスを使いましょう、これも大事です。
動力台車のギアには注油が必要です。個人的にはグリスよりも粘性の低いシリコン系油を使用しています。
因みに旧来のミシン油は油切れが早いのとプラスチックに対し強度劣化を引き起こす可能性を持っています。
「分解して壊すのが恐い、直せずにメーカーに頼むと修理代がかかる、、、」
そんな言葉を返す方ほど結構無茶な運転をするんですよね、、、(汗)
じゃ、壊して不動車にしちゃって下さい。
メーカーに直して貰って高い修理代を払って下さいませ。
私は「メーカーがやらない」&「模型誌が書かない」部分の加工をして、ようやく安定した走行が出来るようになった車両を沢山見ているので、本日のネタにしました。
異論は認める。けど私の考えは変わりません。
ここまでやらないと、我が家の中量貨物列車の様な運転は出来ませんでした。
「動力機関車重連で、披牽引車40数両(全長6m以上)の貨物列車でスケールスピード60mph(約100km/h)の連続運転」
え? 自慢かって? えぇ、自慢しますよ。
だって日本型Nゲージじゃこんな楽しみ出来ませんでしたからWW